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N95マスクひっ迫の大きな要因

2020年02月03日 08時17分31秒 | 日記

日本ではN95マスクに接した人が少ないと思います。ひどい花粉症に悩んだ方、PM2.5を気にされる方、医療従事者が利用する特殊なマスクという位置づけです。

N95マスクは日本のマスク生産量55億枚の18%を占めるのですが、一般ドラグストアにも少量しか置いていないし、人気がありません。密閉感があり、息苦しいのでお年寄りも敬遠するマスクなのです。しかも、一般マスクより高価なのでほとんどの方は購入しないと思います。ところが、今回の新型コロナウィルス予防に効果があるという情報を基に一気に日本人の購買熱に拍車がかかっています。

ウィルス罹患予防に効果があるという情報は中国に起因すると思われます。中国医療従事者が装着しているマスクを見た患者、その家族がまず入手しようと動きます。続いてその購買層の動きをSNSが全国に拡散したのです。

日本に旅行に来た中国人観光客たちに、その家族、知人からN95マスクを購入してほしいという連絡があったのでしょう。あっという間に日本市場からN95マスクが消えてしまいましたね。

現在N95マスクは医療従事者、大病院向けに供給されており、ドラグストア向けには販売されていないのでは?と推測します。当然の動きですが、ないとなったら欲しくなるのが人間です。少量商品にプレミアがつくのは十分納得できます。アマゾン一部出品者は今後のウィルス感染状況が悪化すれば、ますます高価になると予想し、売り惜しみをしているとTVで話していました。

 「普通のマスクじゃダメだとネットのニュースでやっていたんだ。『N95』じゃないと防げない」と騒いでいた中国人の情報を知った日本人もN95マスクの効能を調べ始めています。

 それでは「N95」とは何でしょう?

 大手マスクメーカーによると「N95」マスクとは、粉塵やウイルスの吸入を防ぐマスク。名前の由来は、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の規格に合格した、つまり米国規格を満たしたマスクのことです。数字の「95」が使われるのは、直径0・3マイクロメートルの粒子を95%以上除去する効率がある、ということだそうです。0・3マイクロメートルというのは、すぎ花粉の数百分の1で、たばこの煙に含まれる粒子と同じです。

 中国のSNS上では「『N95』マスクでなければ意味がない」といったニュースが毎日拡散され、偽の高性能マスクが出回り消費者の混乱を招いているようです。

日本の一部医療評論家からサージカルマスクとN95マスクでも、この新型コロナウィルスに対する効果に差はないだろうとの説明がなされています。N95入手フィーバーを沈静させようとという動きもわかります。でも実際に新型コロナウィルスに対するマスク種類ごとの効果を学者が調査したわけではないのだから腑に落ちません。テストしようにも新型コロナウィルスを入手できていないのが現状だからです。やはり、医療従事者がウィルス罹患者を治療する際、装着使用しているのがN95マスクなわけですから、一般国民もN95マスクを欲しがるのは当然でしょう。

 

 


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