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韓国企業ポスコが新日鉄からの製法特許不正入手を認める!(追記)

2015年09月14日 16時19分59秒 | 日記
2012年に新日鉄が製法特許を盗まれたと提訴していた案件が解決したようです。ずーっと気になっていたのですが新日鉄の訴えを認めてボスコは賠償金を支払うようです。でもこの企業は赤字会社ですから本当に支払われるか注視する必要がありますね。支払う前に倒産なんてことも考えられますよ。

新日鉄の訴え内容は下記の通りでした。(2012年4月25日)


今般、新日本製鐵株式会社(社長:宗岡正二、以下「当社」)は、方向性電磁鋼板(*)に係る当社技術に関連し、韓国の鉄鋼メーカーである株式會社ポスコ(以下「POSCO」)及びその日本法人POSCO JAPAN株式会社(以下、両社を総称して「POSCO等」)を被告として、当社の営業秘密を不正に取得し、これを使用している等として、不正競争防止法等に基づき、損害賠償及びPOSCO等による方向性電磁鋼板の製造・販売等の差止め等を求める民事訴訟を、東京地方裁判所に提起致しました。

同時に、当社は、上記のPOSCO等による営業秘密の不正取得・使用等に加担したことを理由に、当社元社員に対しても不正競争防止法等に基づく損害賠償等を求める民事訴訟を提起致しました。

なお、米国においては、POSCO及びその現地法人に対し、当社米国特許の侵害を理由とする損害賠償及び侵害の差止めを求める民事訴訟を提起しております。(完)


韓国のハンギョレ新聞は「ボスコ、新日鉄住金へ300億円支払いへ」というタイトルで下記の記事を掲載しました。

財界6位のポスコが日本の鉄鋼メーカー新日鉄住金(旧新日本製鉄)に方向性電磁鋼板の製造技術関連営業秘密および特許侵害に対する合意金名目で3000億ウォン(約300億円)を支払うことにした。また、電磁鋼板を輸出する際には技術使用料(ロイヤリティー)を支払い、地域別輸出物量も協議して決めることにした。その代わり新日鉄は、韓国、日本、米国でそれぞれ起こした関連訴訟をすべて取り下げることにした。国内外鉄鋼市場の不振、過去の経営不良に対する構造調整の遅延、検察捜査などで創社以来最大の危機を迎えているポスコの困難がさらに深まるものと見られる。


 13日、ポスコ内部の関係者の話を総合すると、ポスコは近く新日鉄とこの合意内容に最終署名し、秋夕(中秋節、9月27日)連休前後に関連事項を公示する予定だ。ポスコの合意金規模は5月にコーロンが合成繊維アラミドの営業秘密侵害で米化学企業デュポンに支払った2億7500万ドルより多く、国内企業が外国企業の営業秘密侵害と関連して支払った額では最高水準だ。方向性電磁鋼板は自動車、新再生エネルギー素材などに幅広く使われ、未来高付加価値鉄鋼素材に選ばれる製品だ
                    (完)

韓国企業は新日鉄や米国企業デュポンへ賠償金を支払うような特許侵害事件を数多く起こしているのです。盗人企業と言われる所業ですね。新日鉄が米国で訴訟を起こしたのは正解だったのです。韓国国内で提訴したらこのような結果にはならなかったと思います。さて泥棒企業の製品を購入使用している日本人はいないとは思いますが?

追記:9月15日現在、新日鉄住金とポスコ2社とも合意に達していないと発表しています。日本政府から新日鉄へ米国の裁判でシロクロつけるべきとの圧力がかかったのかもしれません。明確に裁判で制裁を加え、同様の特許盗難事件が発生したら多額の賠償金を課せられるという前例にしたいのかもしれませんね。勝訴すれば1000億円の罰金が課せられるようです。勝訴してもポスコ倒産も考えられます。賠償金が入金されなければ新日鉄も困ってしまうでしょうね。

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