病気や夏バテで多少食欲がないとしても、せめてこれぐらいはと食べる日本食の定番、それが「お茶漬け」です。 たぶん、これが嫌いという人はほとんどいないと思います。 基本的には「ご飯に番茶」がお茶漬け。 飯に水やお湯、あるいは汁をかけることは古くから行われており、平安時代には飯に水をかけて食べていたそうです。 ご飯に好みの魚菜をのせ、茶をかけて食べる食べ方、すなわち今のお茶漬けの風習が起こったのは江戸時代に入ってからと言われています。 ところで、現在市販されている「お茶漬け海苔」と言われるものには、あられが入っているものがあります。 これは一体何のために入っているのだろうか? 「お茶漬けのもと」が商品として登場したのは昭和20年代末で、当時、あられは香ばしさと歯ざわりのために入れられていたようですが、あられは海苔などの湿気を吸収してくれる乾燥剤の役目も果たしていたようです。 ちなみに、病気の時には、弱っている胃腸のためにも、面倒でも「おかゆ」を作って食べましょうね。