東京国立博物館の阿修羅展に行こうと思っていたので、阿修羅ファンクラブに入会しました。
決め手は
「バッジさえつけていれば、街でお会いしてもすぐに阿修羅の話ができます。失礼にあたりません!」
というみうら会長のお言葉です。
特典の特製会員バッジも楽しみです。
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昨日から腰痛が激しくなって、本日は休みました。昼間は安静にして、中上健次『枯木灘』を読書。あと少しだったので、最後まで読了しました。ヘビーな内容でなかなか読み進めなかったですが、読後感は充実しています。
読者を拒絶する雰囲気があり、作品の世界にすんなりと入り込めない感じですが、時折描かれる、土方をする秋幸が自然と一体化する部分の描写が気持ちよく、ちょうど、フリージャズで過酷なソロの合間にユニゾンで . . . 本文を読む
ヒストリーチャンネルでMartin Scorsese監督がエクゼクティブ・プロデューサーをやった「The Blues Movie Project」全7部作を放映していて、昨日6作品目がon airされました。それぞれ異なる人(Wim Wendersとか)が監督していて力作ぞろい。 6作目は「GODFATHERS AND SONS」というタイトルで、chessレコードとMuddy Waters「El . . . 本文を読む
日本映画専門チャンネルで、吉田喜重監督「エロス+虐殺」をやっていたので、録画して観ました。
大杉栄と伊藤野枝の死に至るまでのもつれ話を当時(1920年代)と現代(1969年)を交錯させながら描いた難解映画。伊藤野枝役の岡田 茉莉子は何となく藤原紀香に似ているのではと思いながら観てました。 . . . 本文を読む
八月十二日は中上健次の十七回忌だそうです。
魂の一行詩「河」誌の八月号で歌人・福島泰樹「蝉王健次の歌」の冒頭の一首
吹雪のハドソン川よわが愛しき青春よサックスよ、死ぬなよな中上健次
が心を撃ちました。
1970年11月25日、ピストルで頭を撃ちぬかれたアルバート・アイラーの死体がハドソン川で発見されました。
アルバート・アイラー、私は「フリージャズの極北」と思っています。彼の名曲「ゴースト」 . . . 本文を読む
先週はぎっくり腰で、ほとんど寝たきり生活。ぎっくり腰が治りかけた矢先、28日水曜日にアナフィラキシー(食物アレルギー)の重度のやつに襲われ、意識を失い自宅のテーブルに額を打ちつけ15針縫う怪我を負いました。
節制しても、災難は訪れるものですね。肉体的にがたが来ているあらわれか。 . . . 本文を読む
目つむりていても吾(あ)を統(す)ぶ五月の鷹 寺山修司
「五月の鷹」とはいったいなんでしょう。
角川春樹さんの一行詩集「晩夏のカクテル」に「五月の鷹」という章があって、その中に
五月の鷹俺の言葉はナイフである 春樹
という句があります。ナイフのように鋭い言葉で表現される抒情のようなものなのでしょうか。 . . . 本文を読む
ケーブルTVの日本映画専門チャンネルでATGアーカイブという番組をやっており、60年代~80年代のATG映画をやっています。先日は若松孝二監督の「天使の恍惚」を放送しておりました。この作品、学生時代に観ましたが、70年代初頭の公開当時は過激派の武力闘争が盛んな時代の空気もあり、物議をかもした(上映禁止?)ように記憶しております。
内容としては、十月をリーダーとするグループが米軍から兵器を盗むが、そ . . . 本文を読む
5月5日、東京国立博物館・平成館に「平城遷都1300年記念国宝薬師寺展」を観にいってまいりました。お目当ては前のブログでも書いた日光菩薩、月光菩薩です。
連休中ということもあり、えらく込んでおり、延々と列が続き、入場まで1時間弱かかりました。行列に並びながら、光背を取り除いた日光・月光の背中を思い浮かべておりました。
今回展示された仏像は3体。聖観音菩薩立像と日光菩薩立像、月光菩薩立像です。 . . . 本文を読む