先ほど、確認テストが始まりました。
試験問題を作る時、誤字脱字はもちろん、ABCの登場人物が途中から入れ替わったりしてないか、何度も何度も確認するのですが、それでも、「あ!」が起こります。
対面試験なら、「ごめんなさい、誤りが見つかりました」となるわけですが、オンラインだと、そうはいかない、
そういう事態に備え、通知を見ておいてねって言っても、届かない人には届かない…
コロナ禍で一度苦い経験がありますので、一層慎重になるのですが、それでも見つからないミスはあります。
今朝も、8時ごろに2回、内容を見直し、
9時ぴったりに、アクセスできるかを確認して…とりあえず、ホッとしているところです。
無事に終わりますように…
さて、確認テスト。
昔に行われていた、教室での抜き打ちテストの代わりです。
抜き打ちテストには配点はなく、もっぱら、成績評価でAとBとか、DとFとか、そうした線引きの境界にいる人たちを掬い上げるために使っていました。ただ、DとFの境界の人が「掬い上げられる」ことはほとんどなく(抜き打ちテストを受けてないか、受けていても点数が低い)、あまり救済には役立っていませんでした。
2020年春学期、コロナ禍により期末試験をオンラインで行うことになったとき、その練習を兼ねて、配点も与えた小テストを行いました。
これが今の確認テストの始まりです。
2020年秋学期には、対面試験を復活させましたが、その際、オンラインの小テストは残しました。
期末試験の少し前に小テストを行えば、その時点までの内容を「真剣に」振り返る機会になるからです。
オンラインですから、テストといっても、レジュメや教科書参照可、「ちゃんと復習をした人に基礎点を与える」というものです。
ここでしっかり復習していれば、期末試験で0点なんてことはほぼありえないのですが、
一定数いるんですねぇ、
確認テストは満点近いのに、期末試験がボロボロでFになる人が…
「不正」があったのかどうかはともかく、少なくとも確認テストがあまり役に立っていないわけです。
確認テストは3日間、じっくり取り組むことができますが、このところ、毎学期、
アクセスから一定時間で答える方式に切り替えようかと悩んでいます。
過去の平均をみると、アクセスから1時間程度で提出されています。
20問だから1問3分…でも、これは、一度アクセスし、問題を確認して答えを調べたうえでの回答時間かなとも思いますので、そうすると、少し短い…2時間ぐらいが妥当でしょうか。
でも、さらに考えてみると、一部、不正をする人がいるとして、彼らにとって、そうした時間制限など何のダメージもないわけですよね。
むしろ、真面目に勉強している人のほうに制約が出てくる…ような気がして、今学期も、従来のやり方のままにしました。
そもそも、一部の不心得者のために、その対策としてルールを厳しくすると、
その結果として、不正など考える余裕もなく、真面目に生きてる人が不利益を被ることが多い…
そして、肝心の不心得者は別の抜け道を探し出してノーダメージだったりするわけです笑
税制度しかり、研究費の扱い然り、本学の「新学年暦」しかり(苦笑)、ですね。
やれやれ…