Kajitama News

同志社大学法学部梶山ゼミの連絡板です。

ゼミ修了式

2021-02-22 20:53:00 | 22期生(2021年3月卒)
卒業式が京田辺で開催されることになりましたので、法学部では、学位記を郵送することにしました。
いつもなら、卒業式後、ゼミごとに分かれて学位記等を渡すのですが、そのイベントがありません。もちろん、それでも、ゼミごとで集まればよいのですが、京田辺で?とか、それなら当日でなくてもよいんじゃない?とか…まぁ、そんなこんなで、うちのゼミでは、2月22日に集まることになりました。

さて、集まるのはいいんだけど、何する?!?…って思いまして…
だって、いつもなら、学位記渡して、絵本読み聞かせて…って流れがあるけど、学位記がないし、そもそもまだ卒業が決まってないし…
困ったなぁ、条件付き?とか、いろいろ考えたのですが、昨日、ゼミを修了するのだから、ゼミ修了式にしてしまえばよいだろうと思いつきました。

で、昨日、遅れていた採点を片付けて(これが最優先!)、こんなものを用意しました。

修了証書の裏には、私が1年間、ずっと心に留めていた詩を…苦しかった1年、「出口ならぬ、新しい入口」の創設を心がけてきました。「かくあるべき」も大事だけれど、それ自体を疑う姿勢も大事というメッセージを込めました。

今日は、残念ながら1名欠席ではありましたが、3年生で卒業したり、飛び入学で進学するために中退したりした学生さんも駆けつけてくれました(声をかけたと聞いていたので、その2人の分の修了証書も用意していました笑)。
このところ、袴姿で前撮りする人たちを見ていたので、てっきりそういう人いるのだと思い、一応「正装」でのぞんだのですが、部屋に入ると、全員フツーの服。前撮りの話をすると、「あ!そうすればよかった!!!」
「ゼミで集まる」だけのために、こんな時期に集まるなんて…ホント、うちのゼミらしいなと思いました。

せっかくだからと、クラーク記念館の教室をとりましたので、「じゃあ、クラークをバックに写真撮る?」って話になりましたが、なんせ、この時期だから、人が通らず、写真撮影を頼める人がいない…
ダメだ、これは…と私が商学部事務室(クラークに最も近い至誠館にあります)に頼もうとした時に、「先生、撮りますよ、写真」と声をかけてくれたのは、通りかかった法学部事務室の係長。
ありがとうございます!おかげで、クラーク記念館を背景にした、いかにも卒業写真らしいものが撮れました。 

欠席したUくん含めた「寄せ書き」と、私の肩鰍ッカバンに入るサイズのペンケース(名前入り)、
そして、花束をいただきました。
2つ…あるのは、去年退学したSくんが別に用意してくれたからです。
大幅に遅刻して入ってきて「先生、これ!」って、現役生より先に花束をくれました。
ありがとうね、Sくん、すごくうれしかったですよ。

みんな、元気でね!また、会いましょう、今度はマスクなしで。



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2月があと1週間なんて…

2021-02-21 23:47:00 | Kajitamaの近況・つぶやき
今朝、2月があと1週間だと気づいて、愕然としました。
いつも、入試だの、採点だのといってるうちに、さっと過ぎ去るんですよね、2月って。

そんなバタバタの中、先週、障がい学生セミナーその1が終わりました。
司会なのに直前の打ち合わせにも顔を出せず、講演の時に、講演の先生から「お久しぶりです」と言われる始末…でも、私が、ぜひに!とお願いして企画したセミナーで、思っていたとおりというか、思っていた以上におもしろいものになりました。
「大学は合理的配慮の提供をしなければなりません」なんていう、総論じゃない、けど、ただのノウハウ論でもない、
差別解消法の趣獅・まえた実践とでもいいましょうか…
そして、障がい種別にとらわれず、その人ごとの「困りごと」に寄り添う…大事なことだと思います。

また、長年、教育に携わっていると、いつのまにか、「私はこのやり方で…」という流儀ができてしまい、それ自体は悪いことではないのですが、どうも、融通が効かなくなることもしばしば…特に、その方法で一定の成果が上がっている時には、「他の方法」を受け入れる気にならないかもしれません。
けれど、これまでの方法をほんの少し見直すだけで、障がいのある学生さんが受講しやすくなる場合もあります。

今回のコロナ禍では、「講義の録画なんて」とか、「資料をWebに出すなんて」と、今まで障がい学生支援の文脈では「無理!」と言われることの多かった事項があっさり受け入れられる(受け入れざるを得ない)ことになりました。
コロナ明けには、障がい学生支援のバリエーションが増えている気がします。

明日はセミナーその2、ゼミ卒業式もあります。
楽しみです。



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親族法の試験も終了

2021-02-13 01:21:00 | Kajitamaの近況・つぶやき
今学期の親族法の講義はオンライン(オンデマンド)配信だったのですが、期末試験だけは、対面で行いました。

なんで?と不思議に思う人がいるかもしれませんが、親族法は、法曹養成プログラム(法曹コース)の必修科目の一つです。
法曹コースは、法科大学院で履修すべき法律基本科目を学部で履修するためのプログラムであり、法曹コース修了(見込み)者には一般入試とは別に、特別入試の受験が認められます。
「法科大学院のカリキュラムの一部を、学部で履修したことにする」「(場合によっては)論文試験なしで入学できる」という特別扱いですから、文科省との関係でも、連携協定先の法科大学院との関係でも、もし状況が許すならば、(設置申請や協定締結時に想定していた)「平常どおり」の授業や試験をするのが無難ではあります。
コロナ禍では、「平常通り」できませんけどね。

ただ、悩ましいのは、一定数、「対面で受験できない」事情(基礎疾患があったり、入国できていなかったり…)のある学生が存在することです。
どうしても、対面試験以外の成績評価を併用せざるを得ないので、それなら、全員をオンラインにしたほうが「公平」ではあります。少なくとも、対面とオンラインを、全く同じ条件では実施できません。

私の授業では、1月25日、予定どおり、対面試験を実施しました。
対面で受験できない事情のある学生と追試の学生はまとめて、別日のオンラインテストを受けてもらうことに…追試と同一日ですから2月10日でした。
対面試験は六法のみ持ち込み可ですが、オンラインテストは、六法のほか、教科書やレジュメの参照可としていますので、穴埋め問題などの救済、論点の誘導は一切なしの、シンプルな事例問題3問にしました。

オンラインテスト当日は試験開始前から、質問に備えて、e-class画面を開いたまま。
メールの着信音もセットして待機していましたが、何事もなく終わりました。
春学期のオンラインテストでは、問題文に誤りがあって開始早々に大騒ぎになりましたので、朝からピリピリしていたのですが…

さて、今学期、親族法にはいろいろと動きがありまして…
ちょうど生殖補助医療と親子関係の話をしようとしていたときに国会に法案が出されて、あっさり成立。
その後、夫婦別姓の訴訟が大法廷で審議されることが決まったり、
つい先日は、嫡出推定の見直しや待婚期間の廃止などについて法制審の中間試案が出たり。
今年度が親族法の2年目なので、いったん終わりなのですが、次回、親族法を担当するときには、内容がガラリと変わっているでしょうね。
(次年度、春は今年度からの継続で「総則2」ですが、秋は物権法、これまた、今、法改正が予定されていますので、ややこしい…)

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バリアフリープロジェクトのセミナー

2021-02-03 18:31:00 | お知らせ
同志社大学バリアフリープロジェクトでは、下記のセミナーを開催することになりました。
学生でも参加できます。
関心のある人は、ぜひ、ご参加ください。





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2月です

2021-02-01 23:50:00 | カジタマニュース ~ゼミだより
今日から2月です。

思えば、1年前の今日、ちょっと段差を踏み外し、よろけて転んだら、くるぶし骨折。
骨折1周年の、全くおめでたくない記念日です。
しかも、まだクリップみたいなのが入ったままだし(卒業式直前に抜く予定です)。

さて、今年度の卒業式は今のところ、京田辺のデイヴィス記念館で行われることになっています(この感染状況だと、どうなるか分からないですが)。
馴染みのない校地に学生がわざわざ行くのかは分からないし、
記念品一式を今出川から田辺に運んで、来なかった学生の分をまた持ち帰って、郵送とか、
急に中止になって全部郵送に切り替えとか、
去年の春の混乱ぶりを思い出すと、
これはもう最初からあっさり「送る」って決めてしまったほうがよいだろうと、法学部は、学位記と記念品を郵送することに決めました。

だから、卒業式の日は、ホントに式だけ…
式の日にゼミで集まるのは自由だけど、それなら、田辺でなくてもいいかも、いや、そもそも、別の日でもいいかも…ってことになりまして、
22期生は、2月22日15時半からクラーク記念館の教室に集まることに決まりました。
(去年も、卒業式が中止になるなら、こんなふうにしておけばよかった…)
22日に全員集まるのなら、多分、ゼミ論集、直接渡せる…けど、学位記と一緒に送ったほうがいいかな?

当日は、バリアフリープロジェクトの講演会(ZOOM)が予定されているので、15時半にはちょっと遅れるけど、駆けつけます。
ゼミでの卒業式、楽しみにしています。

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