久しぶりの更新です

2月は公私ともに忙しく、しかも授業もない期間ですので、放置していましたが、久しぶりに更新。

まずは、ご承知のとおり、民法改正の要綱が発表されました。
法務省のホームページで確認できますので、ぜひ…
仮案では「置いてきぼり」にされた約款規制も入っています。
来年度は総則2(代理、時効、行為能力など)と契約法、金融取引と民法と、改正の影響をもろに受ける分野ばかりを担当しますので(まぁ、今回、民法で改正の影響を受けない分野というと、物権系か家族法系しかないんですけどね)、どうしたものかと思案中です。

それから、ゼミの時間割、来年度も今年と同じく、4年ゼミは水1、3年ゼミは水2、2年ゼミは月2です。
2年連続で申し訳ありません。時間割は、私が決めるわけではありませんので、ご理解ください。
ま、2年間、この時間割で我慢したので、再来年度は…と期待しているのですが(そうなっても、17期生には何のメリットもありませんね)。

2月前半は、4泊5日で名古屋へ行っていました。
入試監督です。何人か今出川で再会できたら、うれしいですね。
名古屋から戻ってからは学部の仕事が目白押し…
我が家の受験生の受験準備もありまして(最後の監護教育義務の履行??)、目の前の仕事をこなしているうちに、あっという間に、今日はもう25日です。

そんなドタバタの中、うれしいこともチラホラ…
15期生の居残り組、Aくんが、内定の報告＆挨拶に訪ねてくれました。
8期生のゼミ生夫婦が愛娘のMちゃんを連れて、訪ねてくれました。

さて、今日も会議三昧です。

16期生のゼミ論、明日入稿

16期生のゼミ論、「締切に遅れたけど、出します」という連絡のあった3人分が先ほどようやくそろいましたので、明日、入稿しようと思います。
約1名、全く連絡がないのですが（悪天候で運休中か？？）、もし「出す！」というのであれば、連絡してください（・・・とLINEででも知らせてあげてください）。

ゼミ論集の体裁は、梶山に一任のようなので、これまで人気の高かった12期生仕様でいきます。

さて、恒例のゼミ論テーマですが・・・今年も、結構「個性的」です。

1 公法・私法二元論―最高裁昭和28年2月18日判決を題材にして　　　　　
2 賭博行為の違法性、合法性とは　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　
3 取得時効と登記における判例準則の再検討―近時の判例を題材として 　
4 契約締結前の説明義務の債務不履行的構成：平成23年4月22日判決をもとに 　　　　　　　　　　　　　　　　
5 契約交渉過程における説明義務違反―最高裁判所第二小法廷平成23年4月22日判決―　　　　　
6 数量指示売買における数量超過 ～現在に至る「数量超過ケースの売主側の代金増額請求権」の位置付け～ 　　　　　
7 携帯電話の解約金条項と平均的な損害について　　　　　　　　　　　
8 救命手当時に発生し得る法的問題と緊急事務管理　　　　　　　　　　　
9 転用物訴権について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　
10 不法原因給付と損益相殺　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
11 シンジケート・ローンのアレンジャーが負う情報提供義務の範囲と参加金融機関の過失 　　　　　　　　　
12 715条における外形標準説―事実的不法行為への適用の適否について
13 インターネット上のウェブサイトへの記事の掲載と名誉毀損の成否
14 近親婚禁止規定と家族を形成する権利　　　　　　　　　　　　　　　
15 親子関係不存在確認訴訟からの嫡出推定の検討　　　　　　　　　　　
16 現代における遺留分制度の意義と見直し　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「家族法多いねぇ」っていう声があったけど、こうしてみると、別に多くないですね（笑）
むしろ、説明義務系が多い・・・
不当利得・事務管理系も例年より多め？

製本されたものは、卒業式に、卒業証書とともにお渡しします。
残念ながら、卒業できなかった人には、また後日渡しますね。