Kajitama News

同志社大学法学部梶山ゼミの連絡板です。

2007年もあとわずか・・・

2007-12-29 15:04:11 | カジタマニュース ~ゼミだより
2007年も残りあとわずかとなりました。
現役生の皆さんは、帰省や大聡怐Aあるいは、年末のバイトなどで忙しく過ごして
いると思います。
卒業生の皆さんは、御用納めも済み、休みに入っている人もいるでしょうか。
もっとも、大学院生や受験生には「休み」はありませんが・・・

私は、先週で講義が終わり、今週の水曜日(26日)で会議も終わりました。
あとは、せっせと来年度のシラバスを作ったり、試験問題を作ったり(どちらも
年明け早々に提出です)、原稿を書いたりしながら、息子の宿題をチェック
したり(!)、聡怩オたり、ウサギの面唐ゥたり・・・
で、明日は、大阪・梅田に出かけ、高校時代のクラブの同窓会に出席します。
私たちの年で「同窓会」なんていうと、堅い感じですが、何のことはない、
40代のおじさん・おばさんが集まって、飲み食いして、騒ぐだけのことです。
何しろ、落研ですからね・・・
最近は、店の人に「すみません。苦情が出てますので、静かにして下さい」
なんてことは言われなくなりましたが、まぁ、それなりに賑やかです。
もし、変な集団を見かけたら、そして、その中で私が騒いでいたら、見て見ぬ
ふりをして通りすぎてくださいね。

さて、今年度、2年ゼミ・4年ゼミは2回、3年ゼミは1回(1回は、合同ゼミの
振り替えで休みです)、講義は補講を含めて3回です。
(4年ゼミは、2回かけて、事例問題に取り組みます→忘れたころにメールが
 届く(!)とぼけたMLを使って回します。
 3年ゼミは、1回だけなので、譲渡担保に関する判例(最判平成18年10月20日
 民集60巻8号3098頁
)を検討します。2年どおりは予定どおりです)。
年が明けると、もう「締めくくり」モードに入りますね。
冬休みの間に、レメ[トを仕上げておくと、試験勉強に専念できます。
2年ゼミの人は、20日に紹介した本(小粥太郎『民法の世界』(商事法務)の
「背信的悪意者」(81頁以下))などを参考に、レメ[トを仕上げて下さい。
3年ゼミは、共同研究7グループ中、3グループ(いじめによる損害賠償・
抵当権に基づく妨害排除・精神病離婚)は、ディスクールへの掲載が決まり
ました。1グループ(公信力と94条2項)は、懸賞論文にエントリーしました。
残りの班も、報告の段階ですでにかなり構想が固まっているものが多く、
今年はわりと安心して見ています。
心配なのは、4年ゼミです。もうすっかり、「論文書かなくてもよい」モード
になっていますが、そんなことは誰も言っていませんので、ご注意を!
ただし、合同シンモフ原稿に加筆・修正してもらってOKですよ、とは伝えて
います。もちろん、他のテーマでもかまいません。

暗くなる話題ばかりもいけませんので・・・
年明け早々の9日、3年ゼミは、新年会を企画しています。
場所は、resort style DINING&BAR 3rd floor
    http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000025338.html
時間は、19時から21時です。
同じ日、4年ゼミは「男ばっかりの新年会」を企画しているようです。
「男同士、もっと仲良くなろう」という企画らしいです。今さら、何を、
という気もしますが(笑)、まぁ、今からでも「仲良く」なって欲しいです。
4年ゼミでは、さらに、2月13日~14日にゼミ旅行を計画しています。
幹事のWくんと梶山の希望がぴったり合って、「温泉とカニ!」がテーマです。

来年も、遊びも勉強も仕事も(!)目いっぱい楽しみながら、ぼちぼち
やっていきましょう。では、皆さん、どうぞよいお年を・・・

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合同ゼミの様子

2007-12-23 22:48:16 | 10期生(2009年3月卒)
合同ゼミの様子です。

契約1

原告側 野々村ゼミAチーム
     「本件契約は、譲渡担保契約ではなく、売買契約の趣獅ワむ契約である。
      そうであれば、XのYに対する目的物引渡し請求は認められる。
      たとえ、譲渡担保契約であったとしても、XはYに対して譲渡担保権
      に基づく私的実行を行うことができる」


被告側 佐藤ゼミ 
    「本件において、最高裁の判断を支持し、本件契約1の法的性質を譲渡担保
     契約と解し、後順位譲渡担保権者であるXには私的実行は認められない
     とする結論を維持する」


司会者 佐藤ゼミのF川さんとG藤さん。タイムキーパーのO槻くん(野々村ゼミ)。
    指揮権、釈明権などをフルに行使していました。
    マイク係のOさんも写っていますね。


  佐藤ゼミからは、「売買契約なら、買戻しなどの特約がついている
  のは何故か、既存債権との相殺が予定されているのは不自然ではないか」
  野々村ゼミからは、「譲渡担保につき担保的構成をとりながら、その実現の
  方法を用意しないのはおかしい」との指摘がなされました。
  果たして、譲渡担保における「私的実行」とは何を意味するのでしょう。
  野々村ゼミは、先順位譲渡担保権者の権利は、第三者異議を用いれば
  保護される、としていましたが、先順位譲渡担保権者なら、誰でも、
  第三者異議の訴えを提起できるのでしょうか。勝訴したあとは、どうなる
  のでしょう。佐藤ゼミの主張のように、「処分して、配分する」という
  ならば、譲渡担保は「処分清算」が原則となるのでしょうか!?
 

契約2

原告側 野々村ゼミ
    「YはXの所有権に基づき本件物件を引き渡せ。Xは本件物件
     の所有権を確定的に取得している」


被告側 梶山ゼミ
    「XはYに対し本件物件の引渡しを求める物権的地位に無い。
     よってはXは本件物件の引渡しの請求は出来ない」
     梶山ゼミは、直前のメーリングリストで、全員、飲み物を
     サントリーのウーロン茶にそろえています。


司会役 N田さんと野々村ゼミのI西さん
    N田さんは、自分のゼミに有利な進行にならないよう、でも、内心は
    自分のゼミに勝って欲しいなぁと思いつつ・・・葛藤してました。


  梶山ゼミからは、「集合物に対する物権は、一物一権主義に反しており、
  特別法などの規定がない限り、考えられない。譲渡担保権者の利益を
  図らなければ、融資は得られず、営業活動も出来ないのであるから、
  取引の安全よりも、譲渡担保権者の利益が優先される」
  野々村ゼミからは、「流動集合動産譲渡担保では、目的物の売却が
  予定されているのであり、『営業の範囲内』にあたる取引しか保護しない
  とすると、実際上、取引相手となる人はいなくなってしまう」との
  指摘がなされました。
  梶山ゼミでは、はまちの取引量に関するデータが持ち出され、本件取引が
  一般的ではないことが示されていました。面白い手法でしたね。
  議論を聞いていて最も気になったのは、やはり、「特定」「確定」の
  言葉の使い方・・・途中で、ズレを修正する発言があったのは、さすが 
  でした。債権的な意味での譲渡担保契約と何らかの物権(的権利)を設定
  する意味での譲渡担保契約、物権が成立するとしたら、いつ?そして、
  その対象は何なのか???実務では需要の多い、流動集合動産譲渡担保
  ですが、理論的なところは、まだまだ詰められていないのです。

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民法系3ゼミ 合同ゼミナール

2007-12-23 21:18:20 | カジタマニュース ~ゼミだより
12月22日(土)、民法系3ゼミ 合同ゼミナールが開催されました。
参加ゼミは、佐藤義彦ゼミ、野々村ゼミ、梶山ゼミ・・・いずれも3年次ゼミです。
課題は、最判平成18年7月20日民集60巻6号2499頁という、事案も争点も非常に
複雑な判決です。選んだのは、梶山ということになっていますが、実は、
野々村先生に頼まれて、「担保法で、これまでの判例や学説をきちんと読み込んで、
整理して、理解していくのに適した判決」ということで、いくつか選んだ候補から
最も難解なものを「野々村先生が選んだ」のです。
ま、どっちでもいいですが、そのくらい、ややこしい判決で、本当に学部3年生が
読み込んで、議論することができるのか、少し不安でした。
案の定、判例を手にした学生さんからは「何の話だか、さっぱり掴めない!」の
声があがりましたしね。

事案の内容は、簡単にいうと・・・
複数の債権者の譲渡担保に供されていた「生簀の魚」について、Y(被告)が
X(原告)に「売却する」契約を結んだので、Xが、魚の引渡しを求めた、
というものです。「生簀の魚」は、譲渡担保に供された後も、Xとの契約の
後も、Yの漁場にとどめられています(「占有改定」による引渡し)。
このYとXの契約は2種類あって、そもそも本当に売却されたのか、債権担保
目的の譲渡担保なのかも分からない・・・
ということで・・・
契約1については、その性質(譲渡担保契約なのか、真正の売買契約なのか)
から、仮に、譲渡担保契約だったとしたら、「私的実行」はどうやって行う
のか(「私的実行」と称して、後順位の譲渡担保権者が引き渡しを求めて
よいのか)、を佐藤ゼミと野々村ゼミAチームが原告と被告に分かれて
争いました。
契約2については、売買契約であることは争わず、そのうえで、譲渡担保契約
の目的物が第三者に売却された場合の効力について、梶山ゼミと野々村ゼミ
Bチームが原告と被告に分かれて争いました。

当日の参加者は、佐藤ゼミ27名、野々村ゼミAチーム15名、梶山ゼミ14名、
野々村ゼミBチーム18名・・・全部で74名です。
審査員は、佐藤先生、野々村先生、梶山までは当たり前なんですが、これに
神谷先生が加わって下さいました(実は、前日「行ったほうがいい?」という
メールをいただき、「年末の週末なので、とても申し訳ないけれど、もしも
来ていただけたら、学生が喜ぶし、何より、審査の公平性が担保できるので
うれしいです」と返事を出しました。そのせいで、あんな雨の中・・・!)。
それから、聴講として、8期生のM上くんとT田さん、11期生のS宮さん。
佐藤ゼミのTAさんと梶山ゼミのTAさんも・・・
さすがに、3ゼミの合同ゼミとなると、規模が違います。

さて、討論は・・・
最後の講評でも、野々村先生がおっしゃっていましたが、前半の契約1を
めぐる議論は、まさに「討論会」方式で展開されました。最初に議論の
主導権を握った佐藤ゼミが、終始、自分たちのペースで、野々村ゼミに
質問を浴びせ、結果として、野々村ゼミは、応戦に追われて、あまり
自分たちのいいたいことを十分にいえないまま、終わってしまったようでした。
これに対し、契約2をめぐる議論は、両者が「議論をかみ合わせよう」と意識
していたせいもあり、途中、何度か話がずれかけても、軌道修正を繰り返し、
議論を深めていきました。惜しむらくは、1人1人の発言時間が長くなりがちで、
時間切れになってしまったことでしょうか。それでも、後で、教員間では、
「あと一歩で、大学院レベルの議論に達していた」と評されていました。

当初は、討論の勝敗を出さないつもりでした。最高裁判決の上訴審ですしね、
少し上訴側にハンディがあります。ゼミで行うときは、傍聴人に予断のない
状態で、第1印象の判断をしてもらい、議論を聞いた後、もう一度、人数を
確認して、どちらがより支持者の人数を増やしたかを競っています。
しかし、今回は、討論に参加しない傍聴人も、争点は違っても同じ判決を
それこそ、穴のあくほど読み込んできていますから、第1印象の判断という
のが難しい・・・
でも、開催直前になって、やはり勝敗があったほうがモチベーションがあがる
ということになり、投票制度が導入されました。
その結果、契約1のほうでは、佐藤ゼミ、
     契約2のほうでは、野々村ゼミBチーム が勝ちました。
でもまぁ、契約2のほうは、「甲乙つけがたい」ところを無理に「つけた」
という感じがします。

「甲乙つけがたい」は、個人賞の選考にも現れていまして・・・
契約1のほうは、比較的あっさり、MVP T田さん(佐藤ゼミ)
                VP  N瀬くん(野々村ゼミ)
                    N田くん(野々村ゼミ)
が決まったのですが(N田くんは、発言回数が1回でしたので、学生投票では
評価が高くなかったのですが、その発言内容が評価されて、見事入賞!)、
契約2のほうは、そもそも3人にしぼることも難しく、さらに、そこから、
1人をMVPとするのも難しく、結局、  
                    S井くん(野々村ゼミ)
                    O田くん
                    W松さん
の3人が選ばれて、MVPは3人のじゃんけんで決めてもらうことになりました。
MVPの賞品を獲得したのは、我らがO田くんでした。おめでとう!

その後、コンパ会場へ移動!
レゲエのお店ということで、どんなところなのかと、内心ヒヤヒヤしましたが、
壁の絵が「壁画風」で、ちょっと???だったのと、トイレが男女共用だった
ことを除けば、普通のお店でした。野々村ゼミ主導のゲームでは、梶山ゼミ生が
大活躍、3ゲームとも優勝しそうな勢いでした(「うまい棒」早食いだけ、優勝を
逃しましたが、M本さん、O田くん、すごくがんばりましたね)。見事、
トイレットペーパー早巻きで、O野さん、W木くんコンビが、「あま~いセリフ」
では、W松さん、M部くん、T佐くんの「最強お笑いトリオ」が賞品ゲット!
法律論はともかく(!)、余興にはべらぼうに強い梶山ゼミです。

とにかく濃い一日でした。
コンパ会場へ向かうタクシーの中で、「事前準備にがんばった人、がんばらなかった
人がいるだろうけれど、がんばらなかった人のうち、何人かは、今きっと、猛烈に、
『もっとがんばればよかった』と後悔してるはず。それが大事、次につながる」
「こういう合同ゼミでは、思いがけない人が、思いがけない活躍をする。それが
面白い」などという話題が出ていました。
「来年も、この企画やりましょうね。神谷ゼミも加えて」と野々村先生。
そうですよ、もちろん、上田ゼミ、川和ゼミにも参加してもらって、この企画、
恒例行事にしていきましょう、ね、11期生の皆さん!


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雨降って地固まる・・・

2007-12-19 16:28:05 | 10期生(2009年3月卒)
一時期は、「参加するかしないか」という状況にまで追い詰められた(?)
3年次ゼミの合同ゼミ・・・「雨降って地固まる」で、連日、準備作業が
熱心に進められています。

さて・・・
本日のゼミで進捗状況を見た感想:「野々村ゼミの立論に振り回されすぎやで」!
流動集合譲渡担保の議論は、法的構成でどの立場をとるかによって、出てくる
論点が微妙に異なりますし、その意味づけも異なります。
いわゆる立ち位置、土俵が違うと、取り組みが成り立ちませんから、譲り合いが
必要となってきます。要するに、「仮に、あなたの立場に立ったとして・・・」
と相互に歩み寄った議論です。そのうえで、「あなたの立場に立ったとしても、
こういうふうに考えられるのではないか」と自分のほうへ引き寄せるか、
あるいは、「あなたの立場に立つと、こういう場合に問題が生じるので、そもそも
あなたの立場には問題があるのだ」と土俵をつぶして、こちらの土俵に連れてくる
か、はたまた、「あなたの考えにも説得力がある、しかし、自分の立場からすれば
こういう問題点があるので、そこを克服しようとすると、こういうことになるの
ではないか」と新しい土俵を作るのか・・・
とにかく、「あっちの土俵は長い時間かけて作ったものだし、ちょっとやそっとで
動いてくれそうにないから、あっちの土俵で勝負しよう」とだけ考えるのは、
初めから、「勝負あった!」状態です。

個々の論点ごとに準備を進めたようですから、今後は、それをスコ~ンと貫く
一本の柱を立てて、論理矛盾のないように、仕上げてください。
22日、どんな議論が展開されるのか、今から楽しみにしています。

で、その22日の予定ですが・・・

13時~ 至誠館32番教室で準備

14時~ 合同ゼミ開始
    Ⅰ はじめに(開会宣言。10分)

14時10分~ Ⅱ 論点①討論(75分) 佐藤ゼミと野々村ゼミA
        契約書1をめぐって
         契約の認定基準・譲渡担保の私的実行の可否
        1.原告側主張(5分)
        2.被告側主張(5分)
        3.討論(50分)
        4.陪審席の質疑(10分)
        5.学生による投票(5分)

15時25分~ 休憩

15時45分~ Ⅲ 論点②討論(75分) 梶山ゼミと野々村ゼミB
        契約書2をめぐって
         譲渡担保目的物の承継取得の可否
        1.原告側主張(5分)
        2.被告側主張(5分)
        3.討論(50分)
        4.陪審席の質疑(10分)
        5.学生による投票(5分)

17時~ 片付け(教員は評議。20分)

17時20分~ Ⅳ総括(20分)

17時40分~ 片付け及び移動

19時~   レゲエの居酒屋ラスタ
       http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000024884.html?vos=nhppalsa000023
       21時までに撤収!  
      

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風邪が治らない…

2007-12-16 16:06:07 | Kajitamaの近況・つぶやき
梶山の講義を受けている人はお気づきかと思いますが…
ここ数週間、全く風邪が治りません。鼻風邪になったり、咳風邪になったり、
時々、熱風邪になったり…これは別の風邪をひいているのか、主症状が変化して
いっているのか、よく分からないのですが、会った人から、「風邪ですか?」
と聞かれる状態が続いています。

特に、「しゃべる」仕事ですし、対人的な仕事も多いですから、咳は困ります。
のど飴を持ち歩いて、間断なく口に放り込むほか、定期的に「咳止め薬」を飲んで
いるのですが、一度、ゲホッとくると、もう、あとは悲惨でして…
それを回避しようと、市販の液体咳止め薬をチビチビ飲み続けていたら、いつの間
にか、完飲間近!
さすがに、これはまずいなぁ、と思っていたら、ある日のこと…
労働法のU先生が「風邪?私も風邪、治れへんわ」と声をかけてきました。
U先生、キャンパスを闊歩する姿は、とても同い年とは思えない元気さなんです
が、しんどそうです。いや、相変わらず、口調は勢いがよいというか、キレが
いいのですけどね。
「うん、治れへん。咳止め薬一本空けそうやでぇ」と私が言うと、
「うん、私も、抗生物質を1ヶ月のんでるけど、あかん」
…ウワテがいるもんです。あかんよ、抗生物質1ヶ月なんて!

咳は困りますが、鼻水も困りますね。ズーズーすすりあげるのも、タラーッと
垂らすのも、みっともないですからね。
そういえば、私法学会で個別報告したとき、ストレスからか、直前まで結膜炎に
なったり、皮膚炎になったり、ジンマシンが出たりしていたのですが、当日は、
何と鼻風邪になりました(体調管理の悪さゆえなんですが、まだ息子が1才半で、
パートナーは単身赴任中。自分の体調管理まで気がまわらなかったのです)。
で…
あろうことか、報告中に、タラーッと鼻水が出てきて…一瞬、どうせ鼻水なんて
聴衆には見えないのだから、流れ出るままに放置し、素知らぬ顔で報告を続けるか、
「ちょっとすみません」と中断して、ティッシュを取り出し、壇上で何らかの
措置をとるか(ドイツ人なら、間違いなく、男女問わず、ブワンと音をたてて
鼻をかむでしょう)、まさに「犬井ひろし」状態になりました。
小心者の私は前者を選びましたが、話しているうちに、上唇あたりまで鼻水が
流れてきて(汚い話ですみません)、「うわ、どうしよう」と気になり、以後、
報告にも質疑応答にも、全く集中できませんでした。
鼻風邪を侮ってはいけないのです!?

毎週、水曜日から木曜日にかけて風邪が悪化し、金曜日はボロボロで、週末に
回復し…というサイクルで、一進一退を繰り返してきましたが、このところ、
週末に仕事が入るので、どうも回復が中途半端です。
大きなイベントを終えた今朝、体の調子から、風邪はようやく「治る方向」にある
ことを実感した矢先、隣でゲホゲホゲホッと咳が…
息子でした。息子の風邪もおさまったり、ひどくなったりの繰り返しでして…
そう、子どものいる家庭はこういう悪循環に陥るのです。
今日は、寒梅館での公演(3年生のW木くん)のチケットをもらったので、息子と
聴きにいくつもりだったのですが、この調子じゃあ、ちょっと無理かなぁ…
そういうと、息子が「いやや、絶対行く!御所でカワセミの写真とるねん」!?
そっちですか…
風邪ひき母子が寒空、野鳥観察してる場合じゃないので、今日は外出中止にします。

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