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同志社大学法学部梶山ゼミの連絡板です。

ゼミって「生き物」だから…

2023-12-24 18:02:00 | Kajitamaの近況・つぶやき

2024年度から、同志社大学では、オンデマンドと対面授業を組みあわせた、新たな学年暦に変わります。

 

2024年度からの学年暦

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コロナ禍での経験を活かした、画期的な取り組みではあります。

ただ、多様な授業形態を広く認める、というよりは、対面13週+オンデマンド2週を基本形として、それ以外の授業形態で実施するには「届→学部等による承認」が必要となっていますので、たとえば、これまで通り、15回全て対面で行う、とか、オンデマンドを3回以上使いたい、ということなら、「事前に」理由や計画を添えてその旨を届け出て、学部等の承認を得なければなりません。
どのくらい「事前」かというと…今月20日が申請締め切りでした。
仕方なく、次年度担当科目のうち、
オンデマンドに馴染まないゼミと教育実習指導・教職実践演習は、オンデマンドをしない申請、
民法概論は、オンデマンド3回の申請をしました。
ちなみに、大学院生だけが受講する(つまり、学部生に公開されていない)大学院科目は、開講形態にかかわらず申請・承認は不要ですが、やはり、オンデマンドに馴染まない科目です。
 
さて、上記科目につき、オンデマンドをしない申請が認められたとしても、悩ましいのは実はここからで、
次年度から、対面授業期間は13週分しかないので、あと2週分をどこで、どのような形で行うかを考えなければなりません。

大学院科目は、試験が実施されないことが多いから、「期末試験期間」に実施するのが、余計な調整も必要なく(教室予約は要りますが)、現実的かもしれません。
教育実習指導はもともと2時間連続の集中開講ですし、今年度と同じスケジュールにすれば、これまた問題なく開講できます。教職実践演習も同様です。
 
問題はゼミ。
3年次演習の秋学期は、合同ゼミがありますから、これを、オンデマンド2回分に充てればよいですが、これも、毎年「出るか出ないか」からゼミ生で決めているので、事前には決められません。
それ以外、つまり、2年次演習(秋学期)、3年次演習の春学期、4年次演習の春学期と秋学期については、2回のオンデマンド分をどこで賄うか…
縦ゼミをする?合宿をする?法廷傍聴を入れる?
いずれにせよ、シラバス執筆時に「事前に決めろ」と言われても…
 
そういえば、今年のシラバスから、ゼミや大学院演習についても「報告・討論」だけではなく(それ自体がナンセンスであることに異論はありませんが)、具体的な課題を書くように、との指示が出ています。
いや、ゼミで何を扱うかなんて、事前に決められないよ、だって、
ゼミって「生き物」やから…
どんなメンバーが受講するか、
社会でどんなことが起こるか、
分からないから、ゼミなんじゃないか…
 
そんなふうに思うのは、もう時代遅れなんですかね。
あぁ、もう憂鬱で仕方ない…
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