男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

祝・W杯出場決定だよ、加地亮!

2005年06月10日 07時48分16秒 | 日本代表の加地
●祝●
W杯出場決定!!

やったやった。
オマーン戦から始まった長かった道のりがようやく終わりました。

思えば魔の初戦・オマーン戦。
本気でドイツ行けるのか、不安になりました。
しかし、終わってみればあっさり本戦出場を決めてみせた。

さすがジャパン!!

しかも世界最速での突破。
もう、言うことないです。
そして、アジアから一気に4チームが突破を決めました。
日本・韓国・イラン・サウジアラビア。
終わってみればなんの波乱もなく、見事にアジアのベスト4が揃って本戦に出場することとなりました。

しかし、決して楽勝でドイツ行きを決めたわけではありません。
次のW杯予選こそが、日本にとって最大の試練となるでしょう!(気がはえー)
次のW杯予選は、いっそう中東諸国と強豪の実力差は縮まるとおもいますし、なにより欧州リーグに多くの選手を輩出するタレント軍団オーストラリアがアジア枠でW杯予選に参加するからです!!
つまり、日本・韓国・イラン・サウジアラビア・オーストラリアの5チームのうち、1チームはプレーオフに回ることになります!
こりゃ熾烈な争いが予想されますな。


さて、気が早すぎる来期W杯の話は置いといて、北朝鮮戦振り返ってみますか!!


無観客試合。

異様な雰囲気が想定された試合でしたが、思ってたほど違和感は感じなかったです。
たぶん、その最大の原因がタイまで押し寄せた
日本サポーターによる声援があったから!

テレビでもはっきりと聞き取れました。
しかも、ちゃんと試合内容に即した応援をしてたのにびっくりしました。
どんな方法で試合を見てたんでしょう?
気になります。
そんなサポーター達の力もあって、私としてはそんなに無観客という印象を受けませんでした。
雰囲気としてはアテネ五輪の方が違和感がありました。

あとタイの気候。
気温37℃で湿度70%!?
バーレーンより熱いじゃん!!

気温よりも、湿度70%なんて考えただけで汗がじっとりしてきます。
知ったかしてみますが、暑さって気温より湿度が重要ですよね。
選手達もどこかグタッてしてる印象を受けました。


試合の話をしてみましょう。

はっきり言えることは司令塔不在・・・。
なんか日本の攻撃、ボールが収まる場面が全然なく全く落ち着けないでいた印象を受けます。
満男は代表の司令塔になれる器じゃない!
うまいんだけど覇気がない。
やはり日本には、中田・小野・俊輔の誰から必要なんだと再確認しました。
だから前半はかなりイライラしましたね。

「点が入る気がしねー」

なんて、見てました。

特に中田浩の左サイド。
実はどんなもんだと少し期待してたんですが・・・なんじゃこりゃー
機能しないにも程がありました。
北朝鮮がサイド攻撃に弱いことを考えれば、左サイドに玉田なんて使ってみたら面白かったんじゃないかと素人感では思うんですけど。
右加地・左中田浩じゃ、ちょっと守備的過ぎた感じがしたんで。



それと嬉しかったのが大黒様!!
また決めてくれました!
最後の駄目押しゴールももちろんですが、それに至る動きも全てよかった。
ゴールへの姿勢。
他のFWにはないです。
ゴール前での落ち着きもワンダフル。
ユースケにこの落ち着きがあれば・・・

代表の試合終了後のインタビューで、

「Jリーグよりやりやすい」

「Jリーグの方がいいゴール決めてますよ」

などと、Jリーグの存在を無視するマスコミに、Jの存在をアピールする発言を繰り返す大黒。
このまま活躍して、Jリーグをアピールしまくってほしいです。
頑張れ、Jリーグ大使!!






ふふふ。

お待たせしました、加地コーナー
W杯出場を決めた大一番で加地の働きはどうだったのか!?


まず試合が始まってすぐに1ビックリ。

前半4分。
いきなり加地が右サイドを切り裂く!!
どーしちゃったの!?ってなくらいにテクニカルかつ鋭い切れ込み。
そして正確なクロス。
間違いなく最初の決定機を作り出した。

しかしここに居たのはジャパンが誇る師匠こと鈴木。
大一番だけには強い男のはずがトラップできずにチャンスを逃す・・・。

大黒なら・・・

鈴木好きな私ですが、加地が生み出した決定機だけに思わずそう思ってしまいました。
まあ結果はともかく、加地の覚醒ぶりにまさか加地ゴール!?なんて妄想が脳ミソの中を泳ぎだす。




そして前半10分。
加地のアーリークロスに2ビックリ。

今までは攻撃面では思い切りのよいプレーが少なかった加地が、ボールをもらいすぐさまクロス。
精度はなかったが、その思い切りの良さに今日の加地はいつもと違うと再確認。
更なる期待が胸に打ち寄せる。





そして迎えた前半12分・・・。
北朝鮮のミスから加地がエリアから少し離れた位置でボールをもらう。

誰にパスしようかな・・・

いつもの加地ならこう考えたはずだ。
だが、この日の加地は違った・・・




ボンッ!!


そう、加地は豪快にシュートを放ったのだ。


くらえ、キーパー!!
ボールもろとも吹っ飛べ!!

加地がシュートを放った瞬間そう思った。
ゴールへ向かって一直線に伸びる、鹿島戦・大分戦で見せたレーザー光線が頭の中で再現されたのだ。

しかし・・・









天空落し
炸裂・・・







その角度、実に空に向かって45°。

中村屋のラーメンを彷彿とさせるほどのシュートだった。





って、少しオフザケしちゃいましたが全然問題ないですよ!
「ここで重要なのはシュートを撃った後」ではなく、よりも「シュートを撃った」ことが重要なんです。
たまたまこのときは吹かしちゃいましたが、ここは素直に加地の積極性を評価したいです!
ここで撃っとけば次から相手は寄せてくる。
そうすれば裏のスペースが生まれて柳沢が活きるじゃないですか。

だから、いくらシュートが未来に向かって飛んでいったとしても、このシュートを見たとき
いいぞ加地!と心底思いました。
加地のハートに泣けました。
気持ちが大事なんですよ、気持ちが。










だがしかし








解説者の松木がとんでもないことを言い出した・・・





「無観客でよかったですね」












てんめー、どんだけ失礼なこと言ってんじゃ!!



いくらなんでもこの言い方はないでしょ。
はいはい、確かに加地はテクニックないですよ。
こないだのアツのミドルシュートの比べたら確かに見劣りしますとも。

でもね。
加地は真面目な頑張り屋なんですよ。
地味で目立たない存在かもしれませんが、試合中誰よりも一生懸命にプレーしてるんですよ。
そんな選手に対して「観客が居なくてよかった」ですって?
失礼にもほどがあるんじゃないですか?
一般のサポーターが言うなら納得しますよ。
でもあなたは解説者でしょ?
金もらってるんでしょ?
仕事してるんでしょ?
その仕事が選手をケナスことですか?




はぁはぁ。

すいません、取り乱しました。
あまりにもムカついた発言でしたので。



そして、その発言のせいか、加地のイケイケモードはその後なりを潜めてしまった・・・。


全体的に見れば、この日の加地も消極的な姿勢が目立った試合でした。
もちろん、今までと比べればかなり積極的だったんで、成長を感じられて素晴らしかったですけど!
でも私は、加地の今の代表でのポジションは、東京で求められてるプレーと違いすぎることを考えると、あんまり「勝負!勝負!」と求めすぎることは少し酷なんじゃないかと思います。
第一にディフェンダーなんですよ、彼。
まあ、ディフェンダーといってもサイドバックですから、勝負できることに越したことないですが、加地はドリブルで抜くタイプではなく、走って抜くタイプの選手なんで!
ドリブルは現在特訓中なんですよ!
加地は頑張り屋ですから、心配しなくともドイツまでには、加地がドリブルでガツガツ抜いてくれる姿が見れますとも!

それにしても、後半直後に加地が再びサイドを切り裂いた場面で堀池が言い放った、

「やればできる」

なんて、まるでそれまでの加地が何もできてなかったかのような、完全に加地を「駄目な子」扱いした発言といい、加地に対して冷たい人間が多すぎます!
確かに加地には足りない部分が、他の代表選手たちよりも多いことは事実です。
でも、加地には加地だけにしかない素晴らしい部分もあるんですから、そのへんをもっと褒めてあげてもいいんじゃないでしょうか?
なんて、加地ファンだからこその盲目的な意見ですが。

ただ、加地を周りがいくら非難しようとも、私はこれからも加地ファンであり続けますぞ!




最後に、北朝鮮について少し。

ほんと、間違っても北朝鮮がドイツに行けなくてよかった。
こんなに敗戦のストレスがすぐに暴力という行動に出るチームが本戦に出たら、アジアの恥さらしです、まったく。
北のヨン様2号(キム・ヨンス)の退場シーンなんて象徴的なもの。

キム。敗戦濃厚にイライラして田中誠にドロップキックタックルをかます。(←この時点で2枚目のイエロー。退場決定)

それにキレた誠。転び様にカウンターでキムの顔にバックキックかます→クリーンヒット!

ムカったキム。誠を踏んづける。

ここで福西。ヒットマンの座は譲らんとすぐさまキム・ヨンスを突き飛ばす!

審判レッドを突きつけ退場。


まあ、バックキックかました田中誠もアレですが、その前のドロップキックなんてまともに喰らったら大怪我ですよ。
怒って当然。

ただこのシーンで印象的だったのがリ・ハンジェ。
日本育ちの賜物か、冷静に早く北のヒットマン(キム・ヨンス)をコートから出すことに専念。
この辺が経験の差なんですかね。

はたして次のW杯に北朝鮮は出るのでしょうか?
また将軍様の意向でしばらく封印されちゃうのでしょうか。
経験さえ積めば、中国なんかより強いチームだと思うんで出て欲しいような、日本の立場から考えるとでて欲しくないような・・・。
ま、考えるのは後にしましょう。

そういえば今回私の大好きなアン・ヨンハッはどうしてでなかったのでしょう?
累積警告ですか?
私アン・ヨンハッは大好きなんで見れなくて残念でした。

まあ、なんにしろ勝ってよかった。
やはり観客がいない分、ドイツ行きが決まってもいまいち現実味に欠ける気分ですが、よかったです。

ただ、どこのテレビ局か知らないが
アップ多すぎ!
これだけは不満でした。
このせいで、問題の格闘シーンとか、加地の突破とかよく見えなかったじゃないですか!
よく日本でもアップ映像使われることがありますが、サッカー中継にアップは不要!!
あと、リプレイもハーフタイムと最後にやれば良いわけで試合中に多用するのは勘弁して欲しいです。


ともかく、この度の北朝鮮戦は嬉しい反面、加地に対する批判的解説に腹が立った次第です。
W杯出場は素直に超キモチイーでした。

しかしその一方で、私の殺すリストに「松木」「堀池」がプラスされた因縁の試合でもあります。





え?
誰に殺してもらうかですって?


そんなの、この試合でも活躍してくれたアノ男に決まってるじゃないですか。