男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

いつかの加地特集。

2005年06月03日 04時13分46秒 | 加地総合
先週のスーパーサッカーで、見事に感動の勝利を軽んじられイラッとしたまま今週へ突入。
せっかくの勝利を収めたにもかかわらず、どこかすっきりしない気持ちでいました。
しかし、心配はいらない。
なんせ、火曜日にはかの有名な「サッカーマガジン」「サッカーダイジェスト」が発売される。

軟派な(?)テレビなんかじゃなく、伝統ある2誌が東京の10試合ぶりの勝利を事細かに伝えていてくれるに違いない!

そう確信していました。

そして、来たる火曜日。
さっそうと最寄のコンビニに訪れた私。
迷わずサッカーマガジンを手に取り、カゴの中へ入れる・・・と見せかけて立ち読みを始めました。

そこには、若干リーグよりはボリュームが落ち気味に感じられる内容ながら、東京vs大分のプレビュー記事がしっかりと書かれていました。

本当に、勝ったんだな・・・。

何度感動すれば気が済むのか、なんて馬鹿にされそうですが、しっかりとした戦評が書かれた記事を見て、東京の勝利を現実のものだと再確認できました。
やっぱり、第3者に評価されることで、喜びは倍増します。
ここからがスタートだ、とマガジンのおかげで柏戦に向けて英気を養うことができました。

そして、マガジンを閉じると次の獲物、「サッカーダイジェスト」に手が伸びる。

サッカー雑誌は「マガジン」と「ダイジェスト」で販売シェアを2分している状態にあります。
私はどっちかというと、ダイジェスト派なのです。
それは単純にダイジェストが好きだからというわけではなく、マガジンは去年東京がナビスコ制覇した時、翌週の表紙に何を血迷ってか無関係なジーコを起用しやがったので、よほどの内容差がない限りダイジェストを買うことにしています。
ささやかな抵抗です。
(もっとも、最近東京の調子が最悪だったので、双方ともしばらく買っていないですが・・・)

そんなわけで、ダイジェスト贔屓の私。
きっと素晴らしい言葉で、東京の久々の勝利を彩っていてくれることだろう。
高まる胸の鼓動を抑えきれず、さっさと最後のナビスコプレビューのページを開く。


すると、トップページにはあの「千葉5-1柏」の試合がでかでかと載っていた。

やはりね、柏の崩壊っぷりはやばいしね。
サポーター関係でまたトラブルがあったし、試合は派手だし、話題的にはもってこいの試合だよね。

内心、「ひょっとして、東京がトップ?」なんて浮ついていたので、少しショックでしたがまあしょうがない。
気を取り直し、ページをめくる。

後から現れるほかのグループの試合になんか目もくれず、東京の歓喜の写真を目印にどんどんめくる。













あれ?


ない・・・。





載ってないよ!



そう、初めから最後までめくっても東京の写真が見当たらないのだ。

「ははーん。さては、ページが引っ付いてるな」

と勘繰り、1ページ1ページ、力一杯中指と親指で剥がそうとするも、もともと1枚の紙が2枚に増えるわけもなく、結局指がヒリヒリしただけだった。

どうなってんだ!!

半ば困惑気味に、もう一度初めから「東京」という文字を目印に探すことにすると、トップページの左隅にあっさりとその文字を見つけることができた。


そこには一言だけ、こう書かれていた。







「その他の結果:大分0-2東京」







その他の結果・・・



エトセトラ扱いかよ!!


スパサカに続き、最愛のダイジェストにまで軽んじられた10試合ぶりの感動の勝利。
どうも、東京ってマスコミ運がないような・・・。
10試合ぶりの勝利だぞ!
もっと取り上げてほしかった・・・

こんな感じでへこんでいる時、ふと昔になんかのスポーツ雑誌にて、加地特集がされていたことを思い出した。

そこに書かれていた内容を記憶で再現するとこんな感じであったと思う。




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サッカーの魅力の大部分は、テクニカルなプレーだ。

子供達は、俊輔の華麗なフリーキックに恋をして、

ロナウジーニョの一本のパスに夢を見る。

しかし、それらのプレーは選ばれし者だけの特権であり、すべての人間にできることだとは限らない。


加地亮は、そういった男達とは対極にいる男だ。

彼の武器は走ることであり、その魅力を観客が感じることは難しい。

しかし、そういったプレーヤーがチームにとって欠かせない存在であることも、1つの事実なのである。

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昔のことなんで、かなり美化されてるかもしれませんが、確かにこんな内容だったと思います。
どうです?私はこれを呼んで嬉しくなっちゃいました。
加地なんて、雑誌で特集されることも珍しいので、これ読んだ時は感動したものです。
「そうそう、テクニックだけがサッカーの魅力じゃないんだよ!!」
クロスの精度とか、だけで加地を批判している人たちに読ませてあげたいです。
今思えばそれ、買っとけばよかったなー。(Numberとか、Footivalとか少々値のはる上級雑誌だったので・・・)

まあ、時にはこんな感じでベタボメされることもあるので、こういうこともあるさ、と今回のことには目をつむることにしたのでした。



さて、明日(今日?)はいよいよバーレーン戦だ。
小野が骨折なんて、レッズファンじゃなくても衝撃的なニュースが飛び込みましたが、大丈夫。
なぜなら、小野がいなくても日本代表には
加地がいる!
からです。



ただ、当たり前な話なんですが、骨折しただけで新聞の1面を飾れる小野ってやっぱ凄いですよね。
さすが、代表のエースは扱いが違いますね。
ちなみに、「加地が骨折したらどんくらいの扱いを受けるのだろう・・・」なんて縁起でもないことは、思っても口には出しませんので、そこんとこはご安心ください。