男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

加地カル・ダービー

2005年06月21日 07時10分31秒 | 日本代表の加地
先日、欧州王者ギリシャを倒してしまった衝撃ジャパン。
まさか、あれほどまでこてんぱんにやっつけてしまうとは、誰が思っただろうか。
点差は1-0でしたが、FWが獲るとこ獲れば4点差くらいつけられたと言っても言いすぎじゃないくらいの試合でした。
加地もメキシコ戦と同じ、いや、それ以上の動きを見せ、まさに「不動の右サイド」という肩書きを完全に我が物にしたかのようなプレー振り。
もうこれからは「ギリシャ戦の加地はよかった」なんて言えません。

だって、あれが加地のフツーなんですから。
スタンダード・オブ・カジです。
だから、前半20分のコンコルド級のミドルシュートを見たってビビリません。
「え、何?これが加地のフツーだよ」なんて、さらりと言い放ってみせます。

一瞬ゴールかと錯覚し、思わず絶叫し、一時的に脈拍倍速・血圧上昇なんて状態に陥るはずがありません。

ましてや、思わず友人に「どうだ見たか!加地スゲーだろ!」なんてメール、送るわけがありません。



まあ、ギリシャが調子悪すぎたのが勝利の大きい理由ですが、ここはあえて
ユーラシア大陸王者・日本
と、でかでかと勘違いしてしまおう!

去年の欧州遠征で、チェコを破り、イングランドと分けたという波乱を演じた日本ですが、今回のは紛れもなく公式戦でやっつけちゃったんだから申し分ない。
欧州諸国も少しはアジアの力を見直したことでしょう。

さて、次の相手は世界王者ブラジル
なんと、メキシコに負けてしまい、次の試合の勝者が決勝トーナメントに進出するという大一番となってしまった。
日本にとっては勝たなくてはならない試合。
引き分けでもダメ。

舞台は整った・・・。

私としては、ガチンコの戦いが見れて幸せこの上ない。
もし、メキシコにブラジルが勝って、先に予選突破を決めてしまったら、日本戦は消化試合。
仮にブラジルを倒しても、「相手は本気じゃない」なんて心底喜べない状態に陥ります。
しかし、世界王者ブラジルが、いくら過密日程が嫌だとはいえ予選敗退なんて屈辱を甘んじて受けるわけがない。
まさに、日本対ブラジルはかつてないほどの真剣勝負を繰り広げようとしているのだ。
さあ、ユーラシア大陸王者日本として、ブラジルを倒し、見事になんちゃって世界王者になってしまおう!


そんなわけで、今日はブラジル戦の見所を紹介したいと思います。



なんといっても日本国民誰もが楽しみにしてるのがブラジル戦。
あいにくロナウドはわがままで徴収されなかったが、相変わらずのスター軍団。
思わず目移りしそうになってしまうが、落ち着いて考えればこの試合の見所は1つ。
迷い箸する必要はないのです。

では、この試合の見所はなんなのか。
答えは簡単。
まず挙げられるのが、コンフェデで覚醒し、巷の評判を見事にひっくり返した加地が、世界王者相手にどこまで通用するのか。
これに尽きます。

え?
加地ならいつも、見ている?

ええ、もちろん加地だけを見ろとは言ってません。
加地がこの試合マッチアップするべき相手こそに、この試合の最大の見所が隠れているのです。

日本代表右サイドの対面は、ブラジルの左サイド。
日本代表の右サイドは、熱血勇者加地亮。
そして、ブラジルの左サイドは・・・










ロベルト・カルロス
そう、ロケット砲を左足に装備した小さな巨人、通称ロベカルである。


確かに、加地対ロベカルと聞いただけで胸がワクワクした気持ちになるが、みなさんはこのロベカルが加地にとって因縁の相手であることをご存知だろうか。




それは、2年前まで遡る・・・


ロベカルは日本の「ampm」と契約し、子供達にサッカーを教えるというイベントを契約していた。
なんといっても、相手は世界のロベカルである。
子供達はその日を心底楽しみにしていたことだろう。
まだ汚れも知らない純粋な子供達。
前日なんて、「ああ、明日はロベカルにサッカー教えてもらえるんだ」と夜も眠れない姿が想像つきます。



だがしかし







そのイベント前日、イベント関係者は恐ろしい言葉を耳にする・・・。








「予定の飛行機にロベカルが乗ってません!」





そう、こともあろうかドタキャンしたのだ。

しかも、無連絡で。

理由はなんだか「子供が病気」だとか、言い訳臭かったことだけは覚えてます。
いや、仮に事実だったとしても、連絡くらい入れるのが大人の常識でしょう。



しかし、日本の企業はお人よし。
その翌年。
つまり、去年も懲りずに同じイベントを企画したのだ。

日本でもいい人で通っているロベカル。
まさか二度もキャンセルなんてしないだろう。
きっとそう思ったのだろう。
そして子供達も、「今度こそロベカルに会える」と楽しみにしまくったしてたはずです。






だがしかし PART2・・・




イベント前日、ロベカル代理人から恐ろしい電話が入った・・・。











「行けなくなったからよろしく」






再度のドタキャン・・・



この男、もうダメです・・・。


大人ならともかく、相手は子供。
裏切るとか、そんな言葉も知る前の純粋な未来の卵たちです。
そんな子供達に、「約束を破る」なんて行為2度も続けるとは・・・。
理解できません。
保護者からも、「子供の夢を簡単に壊すな」と非難ボーボー。


しかし、イベント関係者。
もう開催は明日となっているので今更中止になんてできない・・・。



と、そこで呼び出されたのが、「ampm」とスポンサー契約を結ぶFC東京の石川と加地なのである!



だがしかし、世界のロベカルに教えてもらえると嬉々として行ってみたら、相手が石川と加地だったらさすがのファンである私が考えても、絶対子供がっかりしますって。
で、しかもこの騒動。
被害者は子供達だけではありません。
いや、むしろ子供以上に被害者なのは石川と加地。
練習だったか、オフだったかは分かりませんが、貴重な時間を犠牲にしてまで来たのです。
それもわざわざ、がっかりされるために・・・。
そう、彼ら2人はロベカルにピエロにされたのだ。



だがしかし。
代役という、プロとして最大の屈辱を受けた加地は、少しも嫌な顔をせずに子供達に優しくこう語りかけたといいます。




「ロベカルじゃなくて、ごめんな」



・・・いい人加地。
こんないい人をピエロにしたロベカルを私は許せません!
そして正義の味方兼子供の味方である加地も、ロベカルを決して許してないはず。(決めつけ)
そう、この試合、日本の右サイドの攻防が熱い・・・。


思えば私、ロベカルは大好きな選手だったんですよ。
というよりも、むしろ初めて好きになった選手がロベカルだったんです。
まだ、サッカーのサの字も知らない頃、その爆裂キックに魅せられ、すぐさま某サッカーゲームでロベカル1トップなんて、今思えばありえなさ過ぎるフォーメーションを組んだこともありました。

しかし2度の裏切り事件以来、完全に嫌いな選手の筆頭です。
いいんです。
ロベカルがいなくても、東京にはノリカルがいますから。


とにかく!
この試合の右サイドは私にとっても、加地にとっても、裏切られた子供達にとっても、究極のダービーマッチ。

加地カル・ダービーなのです!


さあみなさん。
ブラジル戦、加地に精一杯の声援を送りましょう。
悪代官ロベカルを退治してくれ、加地亮!
ブラジル戦の右サイドから、目が離せそうにありません。































ふう、今日も素晴らしいネタを書いてしまった、と意気揚々な私。

「さてっと、ブラジル戦のメンバーでも確認すっかな」と、カチカチッとスポーツナビにアクセス。


そこでブラジルメンバー表を見た私。











!??!!??!!??!!?!?!




このときの私の表情に免じて、今日のところはお許しください・・・。


【今日の格言】
更新は計画的に(涙)







注:ロベカルはコンフェデ招集されてません。(知らなかったのは私だけ?)