男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

海外サッカー紀行総括!

2006年03月16日 06時05分41秒 | London Life
皆さんこんにちは。

Jリーグも序盤戦真っ只中。

東京も俄然盛り上がっている中、大変場違いなんですがここで私の海外サッカー観戦のまとめ的なことを書こうと思います。(ちょうど負けちゃったし)

誰のためというか、自分のために!
だってそろそろ書かないとマジで忘れてしまいそうで…。

でも今更長文のレビューを書く気力は既になくなってそうなので、ランキング形式で!

うん、これなら楽しく書けそうだ!

じゃあ、行きまーす!





【ベストゲーム】
1位
セルティックvsリビングストン

2位
アーセナルvsウィガン

3位
レディングvsウェストブロミッヂ


やっぱ1位はセルティックですね!
色々海外のサッカーを見て思ったんですが、サッカーの面白さはレベルよりも応援すべき対象がいるかいないかに随分左右されますね。

そして、その対象が活躍したりしたら、世界で一番レベルの高いサッカーよりも面白いゲームになると思う。

それを象徴するのがこのランキング。
スコットランドリーグ。
ヨーロッパといえどもレベルは酷いものがありました。
こないだJリーグを2試合ほど見ても、この試合においてはJリーグよりレベルが低かったという意見は変わりませんでした。

ただ、終了間際。俊輔が華麗な個人技で得点を決めて勝った。
これだけで余りに酷い内容のゲームも美化されてしまったのです。
これは私がただのミーハーでサッカーをよく知らないからかもしれませんが、少なくともこの試合は素晴らしい私にとって思い出になりました。
スコティッシュもいい人ばっかだったしね。


2位のアーセナルvsウィガンの試合は単純に面白かったです。
試合内容もとてもスピーディーで、ほんとレベルが高かった。
応援していたアーセナルは延長後半のロスタイムで失点を許し、負けてしまったわけですがアンリのゴール。
ファン・ベルシーの見事なフリーキックが見れて、昇格年だというのにアーセナルをやっつけ見事にカーリングカップ決勝に進んで喜び狂う遠方から遥々やってきたウィガンファンが見れたのでよかったです。

そして、今年でその歴史に幕を閉じるハイバリースタジアムに入れたこともいい思い出になりました。
来年から使用されるエミレーツスタジアムに足を運ぶことを忘れたことが唯一悔やむことですね。

3位はReadingを応援しつつ稲本も応援するという微妙な立場で観戦したFAカップの試合なんですが、2点をWBAが先制するもReadingがその後3点とって逆転し、チャンピオンシップのクラブがプレミアクラブを倒すという波乱(といってもプレミア下位vsチャンピオンシップ首位の試合なんで波乱とはいえないかも)が見れたので興奮しましたね。
逆転ゴールも丁度稲本が交代した後だったんで素直に喜べましたし。
何より一緒に見に行った地元Readingファンの人の喜び様が印象的です。

ちなみにReadingは次のFAカップ、完全に昇格を優先させる方針でほぼユースチームを主体で戦いバーミンガム相手に敗戦しました。



【ベストスタジアム】
1位
セルティックパーク

2位
ハイバリー

3位
ザ・バレー



またここでもセルティックが1位なんですが、ほんとセルティックパークは素晴らしいスタジアムでした。
スタジアムを見るためにまた来てもいいくらいに!

何より綺麗です。
スタジアム全体が緑と白で構成されて、ほんと美しい!
トイレの手を拭く紙まで緑色だった時はほんとびっくりしました。

埼玉スタジアムと同じ規模のスタジアムとは思えないほどコンパクトで、でも座席が狭いどころが実に座り心地のいい席でした。

傾斜も実に急で、私はゴール裏2回の後ろから2番目というほんと頂上からの観戦だったんですが、全く見づらくなかったです。
逆に興奮するスタジアムの全体が見れてよかったと思えるほどに。

あと、チケットオフィスの接客の良さも随一でしたね。
たぶん海外生活の中でのベスト・オブ・サービスだったと思います。
人によるとは思いますが。

一つ改善して欲しい点を上げるとしたらスタンドは禁煙にして欲しいくらいですね。(前の人が試合中ずっと吸ってて、傾斜が急だからもろに煙が顔に直撃!)


2位のハイバリーはほとんど独特な雰囲気票。
私が見たバックスタンド1階は、昔のスタジアムだから見易さというものが計算されてないのか傾斜が日産スタジアムの1階並に傾斜がなく見づらかったんですが、雰囲気はマジで最高でした。
歴史あるスタジアムというオーラがギンギンでしたし、サポーターの熱さも他のどのクラブにもないものを感じました。


3位のザ・バレーはチャールトンのスタジアム。
スタジアムの外観も内装もどこかカッコよく、2万人ちょいの規模なんですが凄く迫力がありました。
5万人規模のスタジアムもいいですが、Readingのスタジアムもそうですが雰囲気という面だけを考えれば2万人ちょいの規模で新しく観やすいスタジアムがサッカーを観るには一番適しているのではないかと思います。

特にこのスタジアムはアウェーゴール裏以外は2層式で、こんな小さなスタジアムの2階席はどれだけ観やすいんだろうと羨ましかったです。(私は残念ながら1階席観戦)
日本ももっとこんな感じの小規模のサッカースタジアムを作るべきだと思います。
そうすればもっと雰囲気がよく観やすいスタジアムになり、お客さんもたくさん来るっていう好循環が生まれるんじゃないでしょうか?
フクアリに続くスタジアムができることを期待します。


【オーラがあった選手賞】
1位
ティエリ・アンリ

2位
中村俊輔

3位
モウリーニョ


いつの間にか「賞」に変わってて「おめー何様だよ」って感じになってますが、続けさせていただきます。

私が一番好きな選手〝だった〟ロナウジーニョはなんと圏外。
1位は断然アンリです。
ん?〝だった〟?

そう。世界のロナウジーニョファンの方、ごめんなさい。
私の一番好きな選手変わってしまいました。
そう。ナマで見たアンリのオーラに私コロッとやられてしまいました!
前からアンリは凄く好きな選手の1人だったんですがまさかあれほどとは…。

いや、マジでアンリのあのオーラはやばかったですね。
なんというか、貫禄というか…。(おめーそれ同じ意味だよ)

でもアンリがボール持つだけでモアっと何か気がこう…。
ほんとボールないとこではテクテク歩いてるだけなんですが、一度彼の間合いに入れば一気にダッシュ!
あのしなやかな身体。まるで豹。

FWとして点も稼ぐ一方、守ってゲームメイクしてってほんと縦横無尽。
今ではアンリにぞっこんです!
この俺の浮気モノめ!


2位の俊輔は完全なJapanese票。
やっぱ国のスターですからね。オーラも感じますよ。
それにセルティックではほんとキングでしたから。

でもそういえばロイ・キーンが入ってからの試合は一度も見てないな。
最近どうなんでしょう。


3位はモウリーニョ。
「おめーそれ選手じゃねーよ」って感じですが、だってオーラ凄かったんだもん。

ベンチの前でいつものすまし顔で腕組んでただけなんですが、「俺モウリーニョだけど何か?」みたいな空気が出ててね。
できるならもっと近くで見たかった…。
やっぱカッコよさって顔よりも知性に比例するんだなと実感しました。


【熱かったサポーター賞】
1位
アーセナル

2位
セルティック

3位
マンチェスター・シティ&ニューカッスル


やっぱ一番熱かったのはアーセナルですね。
イギリスは行く前から聞いてはいたんですが、日本みたいに応援団的なものはなくてコールも自然にって感じで静かなチームはほんと静かなんですよ。
そんな中、アーセナルファンは異色でした。

これといって纏まって応援!ってものはやはり無かったんですが、一つ一つのプレーで「ウォー!」って感じでほんと熱狂的でした。


2位のセルティックも似た理由です。
部分部分で盛り上がってるんじゃなくてスタジアム全体から声が上がる感じで雰囲気最高。
私が見た試合はかなりの駄目試合だったので、熱狂というか怒って沸騰したって感じの盛り上がり方ですが…。

あと、セルティックのユルネバ聞いたんですが、全然東京のほうが声でかいです。
というか、ユルネバをバックで流してそれぞれが思い思いなことを叫んでる感じで、まとまった歌声という雰囲気は皆無。
本場リヴァプールのユルネバも聞いてみたかったんですが、プレミアチケット過ぎるので諦めました。


3位のシティとニューカッスルはアウェー票かもしれません。
やっぱ遠方から遥々来るサポーターは熱い男達揃いだからそう思ったのかも?
でもこの2チームの応援は纏まりがあって大挙として訪れてたので威圧感はアリアリでした。



さて、最後に現地に行ったからこそわかったことを箇条書きして「さようなら」とさせて頂きたいと思います。



【現地に行って分かったこと】

すっげー地元に愛されている。

中田、稲本なんてほとんど知られてない。

ヨーロッパの女の人は結構サッカー嫌い。
(たぶん男が没頭しすぎるから)

味スタは多分結構すでに世界で一番綺麗なスタジアム。

スタジアムに女性少ない。

応援は日本のほうが凄い。

というか、応援は「するべきもの」みたいな雰囲気はゼロ。

チケットの値段はイギリス人も相当高いと思ってる。

審判の質は高くても結局「クソレフェリー」と言われる。

ひどいときは墓場行けとかも言われてる。

スタジアムの入口はどこも狭すぎで、太りすぎてる人はスタジアムに入れなさそう。

スタジアム周辺では笑えるほどにダフ屋に声かけられる。

スタジアム周辺では気をつけないと馬のウンコ踏む。

サッカーはこっちでいうスカパーでしか放映してくれない。

サッカー番組では誤審や疑惑のプレーを徹底的に分析する。

特に酷い誤審の時はWho is he?として審判のプロフィールなどが紹介されていた。

本当に試合始まるギリギリまで席につかない。

イギリス人はとにかく待ち時間はコンコースでビール。

よってハーフタイムのコンコースの込み様は半端ない。初詣にも勝てる。

なのに何故かトイレは混まない。

カンプ・ノウでは上から色々降ってくる。

カンプ・ノウでは6万人近く観客がいたはずなのに最寄の駅はガラガラ(みんな歩いてかえるのかな?)

Fulhamでチケットを買うと何故かJapaneseFansと刻まれる。何のためかは不明。そしてさらにその人に敵チームを応援される。

ファングッズを身にまとっている人がほんとに少ない。特にユニフォームを着ている人は20に1人位。(冬だからか?)

帰るのが早い。勝ってても後半40分過ぎたあたりからガンガン帰る。

試合に車で来る人が多い。

Jリーグの方が楽しい。


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ym)
2006-05-26 02:04:23
Kajistaさん生きてますか~?

FC東京は今は迷走中ですね。とにかく中断期間中に去年の終盤のような粘り強いサッカーを取り戻して欲しいですね。

返信する

コメントを投稿