男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

海外サッカー紀行総括!

2006年03月16日 06時05分41秒 | London Life
皆さんこんにちは。

Jリーグも序盤戦真っ只中。

東京も俄然盛り上がっている中、大変場違いなんですがここで私の海外サッカー観戦のまとめ的なことを書こうと思います。(ちょうど負けちゃったし)

誰のためというか、自分のために!
だってそろそろ書かないとマジで忘れてしまいそうで…。

でも今更長文のレビューを書く気力は既になくなってそうなので、ランキング形式で!

うん、これなら楽しく書けそうだ!

じゃあ、行きまーす!





【ベストゲーム】
1位
セルティックvsリビングストン

2位
アーセナルvsウィガン

3位
レディングvsウェストブロミッヂ


やっぱ1位はセルティックですね!
色々海外のサッカーを見て思ったんですが、サッカーの面白さはレベルよりも応援すべき対象がいるかいないかに随分左右されますね。

そして、その対象が活躍したりしたら、世界で一番レベルの高いサッカーよりも面白いゲームになると思う。

それを象徴するのがこのランキング。
スコットランドリーグ。
ヨーロッパといえどもレベルは酷いものがありました。
こないだJリーグを2試合ほど見ても、この試合においてはJリーグよりレベルが低かったという意見は変わりませんでした。

ただ、終了間際。俊輔が華麗な個人技で得点を決めて勝った。
これだけで余りに酷い内容のゲームも美化されてしまったのです。
これは私がただのミーハーでサッカーをよく知らないからかもしれませんが、少なくともこの試合は素晴らしい私にとって思い出になりました。
スコティッシュもいい人ばっかだったしね。


2位のアーセナルvsウィガンの試合は単純に面白かったです。
試合内容もとてもスピーディーで、ほんとレベルが高かった。
応援していたアーセナルは延長後半のロスタイムで失点を許し、負けてしまったわけですがアンリのゴール。
ファン・ベルシーの見事なフリーキックが見れて、昇格年だというのにアーセナルをやっつけ見事にカーリングカップ決勝に進んで喜び狂う遠方から遥々やってきたウィガンファンが見れたのでよかったです。

そして、今年でその歴史に幕を閉じるハイバリースタジアムに入れたこともいい思い出になりました。
来年から使用されるエミレーツスタジアムに足を運ぶことを忘れたことが唯一悔やむことですね。

3位はReadingを応援しつつ稲本も応援するという微妙な立場で観戦したFAカップの試合なんですが、2点をWBAが先制するもReadingがその後3点とって逆転し、チャンピオンシップのクラブがプレミアクラブを倒すという波乱(といってもプレミア下位vsチャンピオンシップ首位の試合なんで波乱とはいえないかも)が見れたので興奮しましたね。
逆転ゴールも丁度稲本が交代した後だったんで素直に喜べましたし。
何より一緒に見に行った地元Readingファンの人の喜び様が印象的です。

ちなみにReadingは次のFAカップ、完全に昇格を優先させる方針でほぼユースチームを主体で戦いバーミンガム相手に敗戦しました。



【ベストスタジアム】
1位
セルティックパーク

2位
ハイバリー

3位
ザ・バレー



またここでもセルティックが1位なんですが、ほんとセルティックパークは素晴らしいスタジアムでした。
スタジアムを見るためにまた来てもいいくらいに!

何より綺麗です。
スタジアム全体が緑と白で構成されて、ほんと美しい!
トイレの手を拭く紙まで緑色だった時はほんとびっくりしました。

埼玉スタジアムと同じ規模のスタジアムとは思えないほどコンパクトで、でも座席が狭いどころが実に座り心地のいい席でした。

傾斜も実に急で、私はゴール裏2回の後ろから2番目というほんと頂上からの観戦だったんですが、全く見づらくなかったです。
逆に興奮するスタジアムの全体が見れてよかったと思えるほどに。

あと、チケットオフィスの接客の良さも随一でしたね。
たぶん海外生活の中でのベスト・オブ・サービスだったと思います。
人によるとは思いますが。

一つ改善して欲しい点を上げるとしたらスタンドは禁煙にして欲しいくらいですね。(前の人が試合中ずっと吸ってて、傾斜が急だからもろに煙が顔に直撃!)


2位のハイバリーはほとんど独特な雰囲気票。
私が見たバックスタンド1階は、昔のスタジアムだから見易さというものが計算されてないのか傾斜が日産スタジアムの1階並に傾斜がなく見づらかったんですが、雰囲気はマジで最高でした。
歴史あるスタジアムというオーラがギンギンでしたし、サポーターの熱さも他のどのクラブにもないものを感じました。


3位のザ・バレーはチャールトンのスタジアム。
スタジアムの外観も内装もどこかカッコよく、2万人ちょいの規模なんですが凄く迫力がありました。
5万人規模のスタジアムもいいですが、Readingのスタジアムもそうですが雰囲気という面だけを考えれば2万人ちょいの規模で新しく観やすいスタジアムがサッカーを観るには一番適しているのではないかと思います。

特にこのスタジアムはアウェーゴール裏以外は2層式で、こんな小さなスタジアムの2階席はどれだけ観やすいんだろうと羨ましかったです。(私は残念ながら1階席観戦)
日本ももっとこんな感じの小規模のサッカースタジアムを作るべきだと思います。
そうすればもっと雰囲気がよく観やすいスタジアムになり、お客さんもたくさん来るっていう好循環が生まれるんじゃないでしょうか?
フクアリに続くスタジアムができることを期待します。


【オーラがあった選手賞】
1位
ティエリ・アンリ

2位
中村俊輔

3位
モウリーニョ


いつの間にか「賞」に変わってて「おめー何様だよ」って感じになってますが、続けさせていただきます。

私が一番好きな選手〝だった〟ロナウジーニョはなんと圏外。
1位は断然アンリです。
ん?〝だった〟?

そう。世界のロナウジーニョファンの方、ごめんなさい。
私の一番好きな選手変わってしまいました。
そう。ナマで見たアンリのオーラに私コロッとやられてしまいました!
前からアンリは凄く好きな選手の1人だったんですがまさかあれほどとは…。

いや、マジでアンリのあのオーラはやばかったですね。
なんというか、貫禄というか…。(おめーそれ同じ意味だよ)

でもアンリがボール持つだけでモアっと何か気がこう…。
ほんとボールないとこではテクテク歩いてるだけなんですが、一度彼の間合いに入れば一気にダッシュ!
あのしなやかな身体。まるで豹。

FWとして点も稼ぐ一方、守ってゲームメイクしてってほんと縦横無尽。
今ではアンリにぞっこんです!
この俺の浮気モノめ!


2位の俊輔は完全なJapanese票。
やっぱ国のスターですからね。オーラも感じますよ。
それにセルティックではほんとキングでしたから。

でもそういえばロイ・キーンが入ってからの試合は一度も見てないな。
最近どうなんでしょう。


3位はモウリーニョ。
「おめーそれ選手じゃねーよ」って感じですが、だってオーラ凄かったんだもん。

ベンチの前でいつものすまし顔で腕組んでただけなんですが、「俺モウリーニョだけど何か?」みたいな空気が出ててね。
できるならもっと近くで見たかった…。
やっぱカッコよさって顔よりも知性に比例するんだなと実感しました。


【熱かったサポーター賞】
1位
アーセナル

2位
セルティック

3位
マンチェスター・シティ&ニューカッスル


やっぱ一番熱かったのはアーセナルですね。
イギリスは行く前から聞いてはいたんですが、日本みたいに応援団的なものはなくてコールも自然にって感じで静かなチームはほんと静かなんですよ。
そんな中、アーセナルファンは異色でした。

これといって纏まって応援!ってものはやはり無かったんですが、一つ一つのプレーで「ウォー!」って感じでほんと熱狂的でした。


2位のセルティックも似た理由です。
部分部分で盛り上がってるんじゃなくてスタジアム全体から声が上がる感じで雰囲気最高。
私が見た試合はかなりの駄目試合だったので、熱狂というか怒って沸騰したって感じの盛り上がり方ですが…。

あと、セルティックのユルネバ聞いたんですが、全然東京のほうが声でかいです。
というか、ユルネバをバックで流してそれぞれが思い思いなことを叫んでる感じで、まとまった歌声という雰囲気は皆無。
本場リヴァプールのユルネバも聞いてみたかったんですが、プレミアチケット過ぎるので諦めました。


3位のシティとニューカッスルはアウェー票かもしれません。
やっぱ遠方から遥々来るサポーターは熱い男達揃いだからそう思ったのかも?
でもこの2チームの応援は纏まりがあって大挙として訪れてたので威圧感はアリアリでした。



さて、最後に現地に行ったからこそわかったことを箇条書きして「さようなら」とさせて頂きたいと思います。



【現地に行って分かったこと】

すっげー地元に愛されている。

中田、稲本なんてほとんど知られてない。

ヨーロッパの女の人は結構サッカー嫌い。
(たぶん男が没頭しすぎるから)

味スタは多分結構すでに世界で一番綺麗なスタジアム。

スタジアムに女性少ない。

応援は日本のほうが凄い。

というか、応援は「するべきもの」みたいな雰囲気はゼロ。

チケットの値段はイギリス人も相当高いと思ってる。

審判の質は高くても結局「クソレフェリー」と言われる。

ひどいときは墓場行けとかも言われてる。

スタジアムの入口はどこも狭すぎで、太りすぎてる人はスタジアムに入れなさそう。

スタジアム周辺では笑えるほどにダフ屋に声かけられる。

スタジアム周辺では気をつけないと馬のウンコ踏む。

サッカーはこっちでいうスカパーでしか放映してくれない。

サッカー番組では誤審や疑惑のプレーを徹底的に分析する。

特に酷い誤審の時はWho is he?として審判のプロフィールなどが紹介されていた。

本当に試合始まるギリギリまで席につかない。

イギリス人はとにかく待ち時間はコンコースでビール。

よってハーフタイムのコンコースの込み様は半端ない。初詣にも勝てる。

なのに何故かトイレは混まない。

カンプ・ノウでは上から色々降ってくる。

カンプ・ノウでは6万人近く観客がいたはずなのに最寄の駅はガラガラ(みんな歩いてかえるのかな?)

Fulhamでチケットを買うと何故かJapaneseFansと刻まれる。何のためかは不明。そしてさらにその人に敵チームを応援される。

ファングッズを身にまとっている人がほんとに少ない。特にユニフォームを着ている人は20に1人位。(冬だからか?)

帰るのが早い。勝ってても後半40分過ぎたあたりからガンガン帰る。

試合に車で来る人が多い。

Jリーグの方が楽しい。


ラスト1週間。

2006年02月11日 01時23分20秒 | London Life
みなさんこんにちは。
リニューアル(!?)してからの初更新です!

といっても、いきなり哀しい報告なんですけどね。
報告というか、初めから決まってたことなんですが。

来週の土曜日。
私はロンドンを離れなくてはなりません。
つまりタイムアップです。



3ヶ月。
これ、私がロンドンに滞在した期間なんですが、正直いってこんなんで1年の1/4を消化した気になんて到底なれません!

ほんとロンドンでの日々はステルス戦闘機のごとく人知れず過ぎ去ってしまいました。
いやまじで勘弁して欲しいっすよ。
時間経つの速すぎですって!

確かにそれなりに年齢を重ねていくうちに、時間の体感速度は音速化してきましたけど、これからもこのスピードで時間が流れていくとしたらゾッとします!

「露と落ち 露と消えゆく 我が身かな」

こんな辞世の句を詠んだ秀吉の心境を、暇人プー太郎の私ですら恐れながら少しだけ理解できたような気になりました。
きっと死ぬ時もこんな感じで、人生を一瞬のごとく感じるんだろうな、なんて。
私のイギリス生活が、わずか3日程度にしか感じられないのと同じようにね。


さて、いきなしインテリジェンスな哲学節で始まった今回の更新なんですが、今日はちょっと更新できなかった試合のレビューを書こうかなって思います。

私が行ってまだ報告してない試合は

『チェルシーvsチャールトン』

『アーセナルvsウィガン』

『フラムvsトッテナム』

です、たしか。


まず、チェルシー。
定価で10000円を余裕でオーバーという恐ろしいチケットを購入したわけですが、結果からいってその価値は少しはあったかなと。

というのも、今年のチェルシーの強さは意味分からんくらいで、この試合当時20(約)勝1分1敗。
しかもホームでは全勝だったんです。

ただ、この日はアフリカカップが開催されていたためドログバ不在、&ロッベンが出場停止。
これは少しショックだった。

そのためFWはクレスポだったんですが、ほんと最近のクレスポはほんとダメダメで、この試合だけで超決定的チャンスを2回くらい外してたりしてました。

結果は5バック4ボランチ1トップ(皮肉)のフォーメーションで有名なチャールトン相手に、ホーム初となるドロー。
1点先制するも、終盤追いつかれ終了。

決めたのはもちろんBENT。
チャールトンのBENT頼みの戦術は最初に見た時と変わってなかった。

ただチャールトン。
最近、新たなBENTを獲得してBENT2トップという、どっちが本物のBENTか惑わすというファニーな作戦を開発中でそこは注目だ。

この試合においては、チェルシーはそんなに強くはなかった。
でも、いつも平然と買ってるチェルシーの今期初のホームドローを拝めたことを考えると、これはこれでよかったかなとポジティブに考えることにしました。

あとスタンフォードブリッジ。
このスタジアム綺麗で新しいイメージがあったんですが結構古い。
しかもコンコースが激狭!
ハーフタイムにトイレにいこうものなら、おしくらまんじゅう×20位の根性が必要です。

あと、芝もヨーロッパで見た全てのスタジアムの中で一番汚かった。
ゴール前とか完全に土むき出しで、お金持ちクラブのわりに意外なイメージを持ちました。


さて、次に語るはアーセナルだ。

(時間がなくなってきたので簡単でごめんなさい)

ハイバリーは素晴らしいスタジアムだった。
古いなりにトイレは綺麗で、スタジアムも超独特の雰囲気!
そして何よりサポーターはどこよりも熱かった。

ちょっとした何でもないチャンスでワッっと立ち上がったり、まじで10秒単位で立って座ってを繰返すイメージ。
おかげで忙しない観戦になっちゃいましたが、雰囲気は段違いでよかった!

内容は前に書いたとおり、2ー0で迎えた延長終了間際。
ウィガンにゴールを許しアウェーゴールルール負け。
一緒に行った友人は、相当のアーセナルファンだったため結構凹んでました。


さて、アーセナル戦でイギリスのサッカー観戦は終了する予定だったんですが、最近知り合った韓国人の友人が、韓国人プレーヤーが見たい!と行ったのでパクチーを観るのは不可能なんで、トッテナムで最近がんばってるイ・ヨンピョという選手を見るため再びフラムへ。


ま、結果見事ヨンピョ出なかったんだな、これが。


これで友人が相当凹んでしまい、ぶっちゃけこの試合全然覚えてません!
ただロスタイムにフラムがゴールしてトッテナムが負けたと結果だけ覚えています。
あんまサッカー行き過ぎると麻痺しますね。



さて、残りのイギリスライフ。
楽しみます!

アンリが出た!

2006年01月26日 02時13分57秒 | London Life
次に加地についての更新するといっておいて、誠に恐縮なのですがこれだけ言わせて下さい。







アンリが出た!



カーリングカップにアンリが出たんですよ!
しかもピレスとか完全に主力できたんです!

くー!
ベンゲルナイス!




ただ、試合は延長残りラスト1分でウィガンに得点を許しアウェーゴールにより敗戦。。。

カーリングカップ決勝には今年プレミアに昇格したばかりのウィガンが行くことになりました。


でもウィガンは強かった。
カウンターサッカーじゃなく、ジェフみたいに走るサッカー。
おかげで試合は凄く見ごたえがありました。




さて、加地についての更新なんですが、ロンドンでの生活も残り限られたという事もありなかなか時間を作る事が出来なさそうです。


もちろん出来る限り早く更新したいと思ってはいるのですが、もしかしたら、日本に帰ってからになるかもしれません。
前振りだけしといて、ごめんなさいです。

やけくそWEEK

2006年01月19日 01時22分15秒 | London Life
こんにちは。
こないだは時間がなくて、簡単な更新しかできなくてすいませんでした。
あの発表の後、私はやけになってサッカー予定を組みまくり、ちょっとやりすぎちゃった感を感じています。

でも、自分の一番大好きな選手が移籍してしまったんです。
もうやけくそになるしかありません。
例えるならフラれた後のやけ食いですね。                   


とりあえず先週末、フラム対ニューカッスルを見に行きました。
人生初のゴール裏最前列!
オーウェンは見れませんでしたが、シアラー、ルケを間近でみることができ大興奮でした。

友人がニューカッスル好きということもあり、人気クラブであるニューカッスルのサポにまじって応援してました。
ニューカッスルは多分ロンドンから一番遠いクラブにもかかわらず、ファンが大挙として現れ、熱狂度でフラムファンを圧倒してました。
人気クラブは違うなぁ。

試合は1-0で負け。
というのも、現在ニューカッスルは主力が5、6人くらい怪我してるらしく、内容も滅茶苦茶でした。
それでも、最前列ということもありすごく楽しむことができました。

そして、今週の火曜日。
FAカップのREADING対WBAを見てきました。
FAカップは、初戦引き分けると延長突入ではなく再試合になるという、ただでさえハードな日程に首を絞めるようなレギュレーションです。

READING対WBAは先週、バーミンガムにてめでたく引き分けまして、一昨日READINGで再試合したというわけであります。
おかげで稲本を見るいい機会となりました。
といっても、一応READINGはイギリスで一番好きなチームですので、応援するのはREADINGなんですけどね!

稲本はここに来て、レギュラーに完全定着し、ドイツ行きへ猛アピール中です。
こっちのスポーツニュースでも、字幕だけですが「稲本が怪我から復帰する」みたいに報道されてました。
WBAの中心選手の証ですね。

そうそう。
ニュースといえば、小笠原がウエストハムにテスト受けに来てるってのも、同じ扱いで報道されてました。

さて、話は戻り、今ちゃんにドイツに行ってほしい私としては少し複雑ですが、やはりプレミアで唯一レギュラーに定着してる日本人選手ですので、やっぱ見ると応援したくなってきます。
事実、稲本がナイスプレーすると、READINGゾーンにもかかわらず「おし!」とか言ってしまったり…。

さて、試合ですがWBAが2点先行するも、後半にREADINGが2得点して追いつき、延長戦でREADINGが決勝点。
READINGを応援していた私としては最高に盛り上がった試合でした。

試合内容はWBAはほんとサンドバック。
チャンスも2回だけで、運良く両方モノにできただけで、前後半延長含めて終始READINGペースでした。
しかもREADINGはチャンピオンシップを優先する方針でレギュラー6人を温存。
そんな下部リーグの相手に、ほぼ主力で挑んだにもかかわらずボロボロに負けたプレミアWBA。
正直、今年降格の予感がしなくもありません。
頑張れ、稲本!

稲本のプレーに関してですが、このチームでは完全に守備の人。
本来攻撃が魅力なボランチであったはずが、コーナーでも上がらず、終始バランスをとるために汗をかいてました。
激しい運動量と、バランスをとるプレー。
少し加地と被るところを感じ、切なくなりました。


そんな訳で、2試合見てきたわけなのですが、私はまだまだ止まりません。
今週末、今現在世界で一番強いと思われるチェルシーを見てきます。
チケットはまじで高い。
安い席種でも余裕で定価10000円オーバーです。

くっそー。
絶対にもととってやる!
下手な試合しやがったら承知しないぞ。


で、さらにさらに来週の火曜日。
なんと、ゲットできましたよ、あのクラブのチケット!

そう。





アーセナル


といってもCARLINGカップなんで、アンリとか主力は出ないんでしょうけど。
それでも、今年で長い長い歴史に幕を下ろすハイバリーという名の歴史的スタジアムでサッカーが見れるんです。
チョー幸せです。
チケットも£20と超格安ですし!

でもCARLINGカップ。
実はこの試合すでに準決勝なんですよ。
これに勝てば決勝進出。
賞金だってそれなりに出るでしょう。

それなのにそれなのに。
主力は出さない。
チケットは売れない。(といっても既に完売)

ほんと、どんだけ価値が無い大会なんだよ!
と叫びたくなります。
でも、そのおかげでハイバリー行けるんだから、まいっか!





さて、海外の話はさておき、加地の話にもどりたいのですが、いつもながら時間が無くなってしまいました。

私がこれからの加地に対して、どういう立場をとっていくかは、また次回書かせていただきます。


それでは、御静聴ありがとうございました。
フォー。







(↑もう死語?)

スコットランド紀行

2006年01月02日 02時15分56秒 | London Life
みなさん、あけましておめでとうございます。
元旦からネットカフェでカチカチやってるkajistaです。


さて、今日は以前話していたように、スコットランド旅行について語ろうと思います。

と言っても、このスコットランド旅行。
バルセロナみたく波乱万丈だったわけではなく、何事もなく平和な旅行だったので前回のように長文になることはないと思うのでご安心ください。


さて、スコットランド。
2泊3日で、初日にグラスゴーでセルティック戦見て、翌日エディンバラ移動して観光というスケジュール。

先に言っちゃいますが、エディンバラはいたって普通に観光してました。
エディンバラはとても綺麗な町で、こっち来て色々なとこ観光に行きましたが街としては一番綺麗でしたね。
また行ってみたいです。


さて、私が語るべきは観光のことではありません。
オンリーアバウトセルティックです。

実はこのセルティック。
こんなこと言うとなんか嫌らしいですが、実は俊輔が移籍する前から「スタジアムに行ってみたいなぁ」と思っていたクラブなんです。
海外に疎い私の分際で!

というのも、このクラブのユニフォームがすごい好きで、サポーターが巻いてる緑と白の縞々のマフラーも可愛くて、スタジアムもすごいいい雰囲気だという印象を持っていたからです。

でも、緑と白のユニフォームが綺麗と言うものの、同じグラスゴーを本拠地とする超ライバルのレンジャースのチームカラーがであることを考えると、太陽が昇る方角にあるどこかの国の首都ダービーを彷彿としてしまい、多少後ろめたさを感じてしまいますが…。


さて、そろそろセルティック観戦レポートを始めよう。

セルティックのホームスタジアムであるセルティックパーク。
グラスゴー市街からバスで15分ほど離れた完全な郊外にあります。
こっちきて思うのが、いくらイギリスと言えど、都市のど真ん中にスタジアムなんてないんですよね。

そんな訳で、バスでセルティックパークへ向かったんですが、その車内で陽気なお爺ちゃんと出会い、「スタジアム着いたら教えてくれます?」と聞いたんですが、スコットランド訛りがまったく理解できず会話が成立しない…。
それでも、いい人で丁寧にスタジアムまで案内してもらいました。
といっても、バスからスタジアムが見えまくりましたので、行くのに迷う人はいないと思います。

で、最初に言ったのがやっぱりファンショップ。
私はこっちにきてから、子供心を思い出しお土産としてご当地のクラブのピンバッチを集めているからです。

で、ショップに入ったらびっくり。

俊輔!

クラブのカレンダーの表紙とか俊輔で、俊輔グッズに身をまとった熱血ファンがいたり、俊輔熱が高いことを実感。

そして、チケットはネットで事前予約していたので、チケットオフィスにもらいに行くと、すっげー丁寧な対応!

バルセロナでチケット買うときとか、すっげーやる気のないおっさんがポイっと投げる感じでチケットを受け取ったことを考えると、天と地の差です。
チケットとか、名前入りで封筒に入ってるし!
文句なくこっちに来てから、一番の対応でした。

やべーセルティック素晴らしいわ。
こんな感じで、早くもセルティックファンになりかけました。


さて、それでスタジアムに入ったわけなんですが、とても6万人入るとは思えないほどコンパクトなスタジアム!
私の席は2階席の最上段だったんですが、それでも全然見やすい!
それも、急な傾斜のおかげですね。
でも、無駄に急すぎることもなく、とてもカンフォタブルでした。

一番感動したのが、このスタジアム。
ありとあらゆるものが白と緑で構成されてるんです。
階段から壁から何まで緑と白。
極めつけは、トイレで手を洗ったあとに手を拭く紙まで緑色!
そこまでやるか…。

文句なく、今まで行ったスタジアムの中で一番いいスタジアムだと思います。
冗談抜きで、スタジアムを見るためだけにでも、もう一回行きたいです。


さて、肝心の試合なんですが、申し訳ない。
ここは正直に話させていただきます。

ほんと、ひどかったです。

セルティックも相手チームも、お互い敵にパスし合い、なんでもないパスをトラップミスしてラインを割ること幾度となく。
たまに掴んだチャンスも、制度の欠片もないクロスとシュートで自ら潰す感じです。

この試合、1失点したんですが、それもディフェンダーが最終ラインでボールを持って、相手がプレッシャーかけてきて、素直に味方にパスすればいいのに、無駄に足技見せてかわそうとしだしてカットされ失点…。

私が色眼鏡で見たと思われるかもしれませんが、本当に俊輔だけが光ってました。
実際、俊輔がボールを持つとひらりとかわし、スルーパス。
観客も俊輔がボールを持つだけでザワっとなったり、「ああ俊輔はここではキングなんだ」と実感しました。

この試合を見ての感想は、スコットランドリーグは多分Jリーグよりもレベルが低いかなぁ、と…恐れながら思ってしまいました。
でも、この日のセルティックファンの怒り様を見ると、多分この日だけが特別酷かったのかもしれませんが。
少なくともこの日は、首位のチームとは思えないサッカーしてました。

でも、こんな試合も最後の最後で俊輔が超個人技で鮮やかに勝ち越し点を決めてくれたことによってナイスゲームに生まれ変わりました。
ほんと、よかったなぁ。

その勝ち越し点の後は、俊輔がボールを触るたびに拍手喝采でした。
俊輔、万歳!
試合後、たくさんのスコティッシュに「サンキュー」といわれましたよ。
多分日本人だからでしょう。


でも、散々酷評して矛盾してるみたいですが、試合はとても誉められた内容じゃなかったですが、私がイギリスに来てから見た試合の中で一番いい試合でした。
その一番の要因は、スタジアムの雰囲気が他のどのクラブとも比較にならないほどいい雰囲気だったからでしょう。
5万7000人も入ってましたし。

この試合を見て思ったことは、やっぱサッカーの楽しさはレベル云々じゃなく、スタジアムの雰囲気。
そして、応援すべき対象がいて、その対象がいい結果を出したときに感じる爽快感。
これに尽きるのだなと感じました。



おしまい。