梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

初めての陶芸(5)湯呑みの削り

2007年05月13日 | 陶芸講座
湯呑みの削り作業です。抹茶茶碗などの高台の削りも同じです。
形の修正
 成形の不備で凹凸がる場合、形が極端に悪いもの、側面の厚いもの
  高台を削る前にカンナを使い、荒削りをして形を修正する。
 この時に腰の部分を荒削りすると作業が早くなる。
底の厚さを計る
 全体の高さを三角尺で計る、次に内側の底からの高さを計る。この差が底の厚さ。
内側の形を頭に記憶しておく。
 外形はこれに合わせて削る。
成形した湯飲みを逆さまにして、ロクロの上に置く
 中心を取るように置く
  ロクロに描かれた円と湯呑みの口に注目し、置く。
  ロクロをゆっくり回転させ、手の平や指先でずれを確認するとよい。
 ロクロを回転させた時に動かないように、粘土で側面を押さえる。
  湯呑みを手で上から軽く押さえ、粘土で側面を押さえた時に湯呑みが動かないようにする。
  今回は3点で押さえる。
針で高台の外円、内円を描く
 基本は高台の外円は内側の底辺の立ち上がり部分と同じにする
  好みで高台の大きさは色々ですが、余り狭くすると柔らかい時は底が垂れ下がるので注意
 内円は高台の幅を考え描く
高台の外側を削る
腰の部分を削る
高台の内側を削る
削った厚さを確認し、腰の部分を削る
 留めてある粘土を取り、削り具合を確認し、特に腰の所の厚い部分を削る
  湯呑みを軽く作るには腰の部分の削りが重要
側面が厚い場合は、好みの厚さに側面の厚さを調整する。
 口の部分は余り薄くしない。焼いた時に口が変形する原因になる。
成形の悪いところは削りで直す。
 初めは粘土を薄くした成形が出来ないので、削りで修正する事が必要。
最後の仕上げ
 全体の形を眺め、形の調整をする。
  横から、上から眺め、形のゆがみ、厚さの不均衡を調整する。表面を綺麗にする。
慣れてきたら、削りの作業で掛かった点を成形で作り込む事が、技術向上には重要。
薄く削りたい時は、余り硬くならない内に一度荒削りし、再度乾かし、少し乾かし気味にして、薄く削ると安心して薄く削れる。
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