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勉強会の報告

2005年04月17日 | 活動日記

本日の14時から17時まで、市民交流プラザにてローカル・マニュフェストの検証に関する勉強会を開催いたしました。
内容については、以下のとおりです。(速報板)


主催:まちづくり本舗(地域通貨おうみ委員会)
参加者数:8名

協議内容

【マニフェストの検証について】

 50項目に渡る市民提案型のマニフェストを現市長から提出いただいたが、実際に評価を試みて分かったことは判断基準や指標どこに置くのかという設定が難しく、政策のプロにならないと正確な評価はできないということ。多くの人たちが協働で組織的にやらないと限界がある。正確な評価のためには、審議会等の答申や議会等での論議などもすべて掌握しておくことが必要だが、情報の入手が難しい場合もあり評価の元となる資料を集めるだけでも時間と労力がかかる。
 例えば、今年の3月議会で「草津市長の政治倫理に関する条例」が制定されたが、その原案や議論のプロセスを知ることが難しいため出てきた結果の評価だけに終わってしまう。これだと、意見を直接政策に反映させることが難しい。
 (市議会議員のHPには議会での議論の一部公開されているが、こうした試みがもっと拡がることを期待する。 ▲山本正行氏のHP▲
 
 多治見市では、マニフェスト作成の支援に関する要綱を制定しているが、こうした支援・協力も行政側で必要ではないか。また、多治見市では市長が積極的にローカル・マニュフェストを活用し、自らマニフェストの進行管理を行い公表している。 ▲多治見市長 西寺雅也氏のHP▲

 しかし、今回のような市民提案型マニフェストの場合は、市長自らがそれを活用するという方向を持つことができるかどうかが大きな課題。自ら積極的に活用していこうという姿勢に無い場合は、評価をしても直接的に政策に活かすことは難しい。
 
 また、評価の結果をどのように活用(公表)するのか、有効な方法を考えることも必要。
 さらに、国政選挙において出される政党レベルでのマニフェストとは違い、『ローカル』マニフェストの特性を活かすためにも、より身近な問題を取り上げて多くの方々が参加できるマニフェストとすべきではないか。

今後の活動について
 
 今後、より幅広い市民が参加できるマニフェストサイクルを作り出すために、今後は次の通り活動していくこととする。

1.アンケート等による公募で、身近な課題やその解決のための提案を募集し、マニフェストの項目に入れていく。
 
2.次回の市議会選挙や市長選挙において、こうした身近な政策課題をマニフェストとして組み入れることができるよう、そのマニフェストを公開し立候補者が自由に活用できるようにする。
 
3.現市長から提出いただいた50項目のマニフェストの評価については、まちづくり本舗の中だけで行うのではなく、広く市民の方々から意見をいただく形とする。
 
4.評価の基準は概念的なものではなく、例えばパブリックアクセスについては過去と現在での件数の比較によってどの程度活用が拡がったのかというように、より客観的な評価軸を定めていく。
 
5.市長との直接対話の機会を設けたり、ベンチマーキング ▲ベンチマーキング(三重県HP)▲ を活用した近隣市等との比較などを行う。



 
 今回の勉強会では、50項目のマニフェストのうち13項目について「今後の検証に向けての視点(案)」を元に議論しました。まだ、十分な内容とはなっていませんが、参考までに公開します。(青色の個所) ▲協議資料▲ 
 
 なお、マニフェストの評価は当まちづくり本舗だけが行うのではなく、広く市民が参加した評価としていきたいと考えますので、下記HP上で意見を募集しています。
 みなさま方からの投稿をお待ちしています。
 
 ▲マニフェスト討論会場▲