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2005年04月23日 | コ ラ ム
 ウイルス対策ソフト不具合 トレンドマイクロが謝罪 (共同通信) - goo ニュース

 ITは、様々な問題を抱えながらもライフラインの一つとなっています。
 不正アクセス防止やウイルス・迷惑メール対策として、セキュリティソフトは無くてはならない存在ですが、今日の朝からこれが原因で新聞社やJR東日本などのパソコンが機能しなくなってしまいました。

 パソコンに対する悪意ある攻撃から守るためのソフトが、パソコンに決定的なダメージを与えてしまうという「あってはならないことが起こってしまう」という現象は、今の社会では様々な分野で日常化しているようです。
 
 リスクマネジメントを考える際にも、危機管理体制に対して危機管理を行うという2重3重の備えが必要のようです。でも、そうするとシステムや組織が複雑になってより大きなリスクを抱え込んいでしまうというのが今回のセキュリティソフトのバグ(?)の問題です。

 それだったら、一層のことややこしくてめんどくさくてお金も掛かるような努力はしないで、開き直って生きようというのがニート問題なのかなと思います。

 こじつけついでに、日中問題と郵政民営化の混乱と混迷問題に一言。

 タダでさえ不確定な世の中なのだから、これ以上ややこしくしないでほしいとの思いが常に否定されつづけるのが小泉政権が引き起こす問題。公約として靖国参拝を掲げ、共生社会に向けての動きに混乱と混迷を持ち込んだり、最重要問題ではない(年金問題の方が重要なので)郵政民営化問題での大混乱。これは、議院内閣制の下で政府の方針と与党の方針が抜本的に違うという政党政治や国家のガバナンスの根幹に関わるところでの混迷であり、こうした状況は世界中見渡しても類をみないのではないでしょうか。(疑似的な政権交代が成功している例も世界では数少ないと思います。)

 ITとグローバル時代において、また国際テロ問題も含めて不確実性だらけの微妙な状況において、本当の意味でのリスク(安全)とは何かを考えていく必要がありそうです。