
目の前の枝が鬱陶しいだろうな。

宇佐使いとして心の正しい者でなければならなかった。称徳女帝のそばに仕えていた広虫(尼僧法均 謹直で心優しいことで知られていた)に相談したから良かったのである。その弟も姉に負けず劣らずの心の持ち主だったのであろう。「無道の人はよろしく早く掃き除くべし」と言う神託が女帝に伝わった。この劇的でもある一句が日本を守ったと言えるのではないだろうか。このことが宇佐八幡の神名を今の時代にまで名をとどろかせているのである。
もうご存じもおられよう。湯川という地名があるが、ここで公の足の傷を癒し、足が立ったから足立山と名を変えたと。