

古墳の集中の度合いが判ると言うものだが、番号の振られていない古墳が相当数あるので凄いという言葉では言い表せないのである。
読者諸氏もご存知であろう「鬼の窟古墳」は。その横の円墳である。
掛木、鬼の窟、笹塚をご覧になられて共通点が多いことに気がつかれたことであろう。大型円墳、巨石石室、石棺(造りが異なるものもあるが)それに三室構造、そして特筆すべきは大きな板石を使用した石屋形であろう。
以前も記したことがあるけれども、我輩が気にかけていた戸山原古墳でも古墳築造のプロ集団の存在が知られることになったが、ここ壱岐でも島外の技術集団が関与したとみていいだろう。あの金剛組を髣髴させるというものではないか。