まだ御所山古墳にいる。一旦街道に出て古墳の正式な入口に向う。

鳶やカラスに睨まれてしまったかと思っていると、軽自動車が目の前に止まった。60代後半くらいだろうか、体格のいいおばさんが車から降りてきて荷台から川に何かを放り投げた。途端、鳶は急降下、カラスが周りを取り囲んで隙を窺っている。
何を投げたのか。魚の残さいである。鳶やカラスが群がるのは当たり前である。
おばさんに聞いた。もう20年以上もこうしているとのことだ。群がってくる連中も時間を知っているのか、車を知っているのか、面白いものを見せてもらった。