破戒僧 黒蓮 人情釣り道楽

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回顧録 ボロン竿

2024年05月08日 15時58分56秒 | 日記

まぁ今日もまたおかしな天気でねぇ 午前中から小雨や強雨がザーッと降ったかと思えばピタッと止んで
またすぐに強雨が落ちてきたりして繰り返していたのだがぁ やっぱり上空は不安定な状況になっているのだろうなぁ
体調が良ければ明後日は釣行に行く予定だが 天気の方はまずまず心配はなさそうだな・・

ところで皆さんは、随分と昔に発売されていた「ボロン」という素材のロッドをご存じだろうか?
カーボンよりも軽くやや硬くて頑丈な素材だったけど・・主に石鯛ロッドに使用されていたのだけど
価格的にカーボン素材よりも若干、高価ではあった。
しかしこのボロン素材の石鯛ロッドは反発力が少々強すぎて九州地方の釣り方(南方宙釣り)には不向きだったようだ
穂先の反発力が強すぎて喰いが悪い時は、警戒してなかなか喰いこまないことが多々あったようだ
私は、バカな新しい物好きな人間だったので発売になった時にすぐに買い求めた
降り出し竿と継竿を買ったのだけど・・あまり釣果に優れなかったために途中で使用するのを止めた。
実際に釣ってみて 確かに軽いのは軽いのだが穂先のバランスがピーンとはね返る力が強すぎてねぇ
「もっと大人しくしとかんかい」って穂先に向かって怒鳴ったこともあるよ~ん(笑)
そういうことで、買ってから5回ほど石鯛釣りに行った時に使用しただけで後からはもっぱらぶり込みで底物釣りに
使用していた まぁ主にフエフキダイやシブダイ その他の魚狙いでねえ・・
夜釣りでクエを狙う時に 邪魔にならないところに一本投げ込んでいたりしてねえ(;^_^A
一度は男女群島の女島の平瀬で夜釣りをしていた時だった クエ狙いの仕掛けをぶり込んでいたんだけど
それにはウツボばかり喰いついて・・ボロンロッドで離れたところに投げ込んでいた小さなイカの切り身餌に
クエのジャスト10kgというのが喰らってきた。 この時にボロン素材の意外な力を知った
10kgのクエをものともせずグイグイと寄せてきて 「ヨイショッ」っと磯の上にぶり上げたのであった
その時にまったく竿鳴りもせずに何の無理も感じなかった 確かこの時は降り出し竿だったと記憶している

また同じく男女群島の女島のハリコ(針子)という瀬では同じようにクエ狙いで死にアジを付けて投げ込んでいた
その時も同じように邪魔にならないようなところに普通の底物仕掛けでアジを三枚おろしにして
ひらひらさせて投げ込んでいたら あろうことかとんでもない奴が喰ってきた(;^_^A
渾身の力を込めながら格闘すること何十分要しただろうかまったくわからなかったが
獲物が瀬際でプカプカと浮いてジッと動かなくなったのを感じてヘッドライトで照らしてみたら
まぁ何とも20kgはゆうに超えている「エイ」であった おそらく30kg程度はあったと思うがぁ(--;)
姿を見た瞬間に やっぱり此奴かぁ 何だかファイトの仕方が異常に沖へ沖へと向かって走っていたので
クエではないと思ってたんだ・・サメかエイだろうとは思っていたが・・
もう磯の上に引き上げる気力も無くして なくなく仕掛けをぶち切った(T0T)
「エイ」を持って帰ってもどうしようもないのだぁ^^;
そしてその夜は、もう疲れきってしまって動くのも嫌になってしまったのでグッタリと寝てしまった
その時も例のボロンロッドの石鯛竿に喰ってきたのであった いやぁ恐るべしボロンだなぁと感心したが
発売されてから短期間で廃盤となった ほんの短い期間の製造であった・・人気がなかったのだろうなぁ

同じ頃に「ウォント」という石鯛竿が発売になった。こちらはまぁまぁ人気があったけど・・
ウォント素材の石鯛竿は私は使用したことないけど やはりどこかに著しい欠点があったのあろうなぁ
誰もが短期間のうちに次々にカーボン素材の石鯛竿に戻ったようだ
話によれば穂先が弱すぎたらしいんだが使用した事が無いので事実はわからないんだけどねぇ^^;
まぁ結局、素材はカーボンが一番だなぁという結果に落ち着いたところかぁ( ´艸`)

うわーっ!なんちゅうことだぁ イキナリ激しい雨が落ちてきたぞぉ 今日はなんというキチガイ天気なんだかぁ>_<
こんな日に外へ出る用事がなかった事が助かったのだぁ(;^_^A 雨で前も見えないがぁ^^;

さてそれでは、過去に私が見たクエ釣りの外道を思い出してみよう
男女群島のギザギザと言う瀬で大阪の若者二人組が夜釣りをしていたのだが アタリがあって巻き上げきれずに
穴に潜られたらしい 朝の船の見回り時まで仕掛けをきらずに待っていて船の舳先にラインを結んで
船の動力で穴から引き出しに成功したのだが なんとぉ上がってきたのは「トウヘイ」であった
いうに30kgはあっただろうと私は見て思った こんな化け物がいたのかぁ>_<
とんでもない迷惑な奴であった 海の中へポイッとして若者たちはボーゼンとしてた( ´艸`)

吐噶喇列島の中之島では 真昼間のクエとカッポレ両刀狙いでぶり込んでいたところ 生きたイズスミに
なんとぉ4m近いと思われる「ウツボ(キダコ)」が喰いついてきた 私と友人はクエの大物が来たと思って
二人掛で必死に釣りあげたら海面に浮かんだ奴の姿を見て無念で打ちひしがれた・・
ギャフを打ち二人で引き上げて瀬上に横たえたときは大人の太腿よりも大きい胴回りを見て恐怖を感じたので
そのままギャフで押しやって海中へドボン・・疲れただけだった(T0T)

その他、奄美大島では「ネコザメ」に喰われちゃって これも疲れただけで涙も枯れるほどだった
この時は活きたムロアジを餌にさしていたんだけどねぇ まさかネコザメだったなんてぇ
まぁネコザメだったのでとんでもなく大きくはなかったので少々疲れただけでしたけどねぇ

友人は、私と一緒に奄美に行った時に別々の瀬に乗ったのだけど 夜釣りのクエ釣りの仕掛けに
死に餌をつけてぶり込んでいたら「伊勢海老」のとんでもなく大きいのがぶら下がってきたことがる
少しばかり普通の伊勢海老と模様と色が違っていたけど形は全く同じみたいだった
外道と言うよりも豪華なお土産と言った素晴らしい外道なのだ^^;

因みに奄美大島の釣具店にはクエの90kgという実物の冷凍があった。しかしこれは船釣りで釣れたものだったので
正式に磯釣りの記録には残らなかったらしい・・
同様に鹿児島県中甑島の鹿島水道の近くの無名瀬で二人組で上礁してた人達が夜釣りのクエ仕掛けをぶり込んでいたところ
アタリがあったが穴に入られた為に朝の船の見回りの時までそのまま待っていて船から上げたクエは106kgだったいう
こんな化け物が甑島にいたのかとみんな驚いたそうだが これも船から釣りあげたのであまりニュースになることもなく
磯釣りの記録にもならなかったらしい 気の毒になぁ(--;)

この「クエ」という奴には私も私の長男も何度も煮え湯を飲まされてきた>_<
竿に手を触れて合わせた瞬間に完全に主導権は相手だとわかり恐怖さえ感じたこともある
とんでもない奴が喰ってきたとわかる時が一番嬉しいけど一番怖い・・とんでもない奴は全く太刀打ちが出来ないのである
まぁ竿尻をアンカーボルトで固定してればいいんだけどね・・私達はすべて人の手だけで釣るようにしてたので・・

私の長男も吐噶喇列島の悪石島では何度もやられている 100号のナイロン道糸を使用していたことを今でもかなり
後悔しているようだ いとも簡単にぶっちぎっていく奴がいたので頭に来ていた( ´艸`)

さて今日は、昼間に何もやる事が無く 外は雨なので昼間にblogを書いてしまったけど・・・
アップするのは夜にアップしようかなっと^^

それでは皆さん 失礼しますねぇ 明日も関東地方は天気が厳しいのかなぁ?
お仕事頑張ってくださいねぇ ^-^/

「ネコザメ」此奴は食用にもなるんだが・・
味のほどは、まったく知りません( ´艸`) 稀に市場に出てるけどね・・
此奴がクエ釣りの外道で喰ってきた時は驚いたよ~ん(;^_^A


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