最近、夫が（超多忙）で
恐れ入ります
と仕事部屋に乱入し
これとこれを ああやって
こうしてほしいんだけど
と依頼し
末尾に
それ、あなたに、できる）？
と言ってしまうので、
夫が逆上して
謝れ と言う
ごめん ごめん 悪かったと思っている
ごめんと言っているように／聞こえない
大体昔からこの人は、週７日働いていて
当家には、日曜日がない
娘と二人で 勝手に日曜日を創り
勝手に休ませてもらっている
（ああ、おれは、日曜日が嫌いだ）
夫は言い張る
日曜日は、夫に負けずに、毎週やってくる
驕る平家は久しからず
日曜日が
復讐に
やってくる日は、近い
はずだ
R3.6.5
急に
飽きる、
これほど恐ろしいことはない
仕事に飽きる
恋に飽きる
詩作に飽きる
息するのにも飽きる
いとまがない
急に
冷める
零下 十度
沸点は 百度です
たまってもいいのだが
これは
たまらないので
ひまは、ある（！）ことに気付く
よって
毎日が のっぺらぼう
これではいけない
と立ち上がろうとするが
つまずく
つまずくが
くしゃくしゃに笑って
停まって
やり過ごす
何を探しているのだろうと
問えば
それは ナンセンス
愛でしょう 形状記憶
と誰かがいう
そうか
だから どうぞ、
あたゝかい
コーヒーを
もう一杯 下さい
R3.3.18
付記
昨日、買った筈のムンクのカタログが見つからないので
超多忙な夫に、古本の入札依頼をしたら「夕方」
という返事。５時になり、どれにするかちょろちょろ
口を出したら「今 ／やっているところだろう！」と
大喝し、その直後に
「これが、ムンクの魂の【叫び】だっ！！！」と
更に声を上げ、あまりの面白さに笑ってしまった。
