★★★相馬弁研究所★★★

影武者所長による相馬弁講座や相馬地方の紹介…つうか、前代未聞・抱腹絶倒の方言エンターテイメント!!

緊急おでこ調査(解決編)

2005-12-13 21:16:26 | 調査・研究・考察・仮説
どれ、ほんじゃ、「でな」と「なずぎ」の話でもすっか。(いよいよ解決編だど)

皆さんの報告結果だけでは、ちょっと手がかりが少なかったもんだがら、オレはコンピュータを使って調べてみたど。
コンピュータっつっても、「困ったときの『goo辞書』だより」・・・ま、goo辞書で調べてみただげだげんちょな。(で、これが、前回言ってた「オレの推理の裏付け資料」になるんだげんちょ)

ナニを調べたか・・・っつうとだな、

なずき なづき 【▽脳/▽髄】
(1)脳・脳髄・脳蓋などの古称。
「独鈷(とつこ)をもて―をつきくだき/平家 8」
(2)(転じて)頭。
「百二十日の当たりは近年珍しいと、都人も―を下げぬ/浮世草子・新色五巻書」


なんと、「なずき(なづき)」は、れっきとした日本語(古語)だったんだ!

「古語」っちゅうぐれぇだがら、昔の人はみんな(かどうかはわかんねげんちょ)「頭」=「なずき」って言ってたんだべな。

で、おそらく「【で】かい」「【な】ずき」あるいは「【出】ている」「【な】ずき」を短く略した言葉として「【で】【な】」という言葉が生まれたんでね~べが。・・・ちょっと略し過ぎって気もすっけんちょな。

◆所長の結論◆
 「なづき」=「頭」の古語。いまだに「なずぎ」「なじぎ」という表現で、主に「ひたい」の意味で使っている地方がある。しかもお年寄りほど、使用率が高い。(なぜなら、もともと古語だから。)
「でな」=「出ている・なずき」「でかい・なずき」の略で、比較的、ひたい面積が大きい人の「ひたい」のこと。あるいはその状態。
例:あいづ、ずいぶん「でな」だした~(あの人、ずいぶん「おでこが広い」ですね)
ただ、現在は、相馬地方においては明確な区別はなく(むかしはちゃんと区別してたかもしんにぇな)、どちらも「ひたい」の意味で使われている。

ま、とりあえず以上がオレの仮説だ。

ほんじゃ!
コメント (4)
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緊急おでこ調査(集計・整理編)

2005-12-13 18:25:02 | 調査・研究・考察・仮説
どれ、ほんじゃ、みなさんからの報告をまとめてみっか。
(「おでこ」「ひたい」のことをなんと言うのか?)

北海道:「おでこ」「ひたい」・・・手がかりなしだな。
秋田:「なじぎ」
福島県県北地方:「でご」
福島県中通り:「おでこ」(年代により「でな」「なずき」もある)
新潟:「でこ」または「はち」(頭全体)
静岡:手がかりなし。
名古屋:ここも、手がかりなし。(ついでに福井も手がかりなし)

なんか、全体的にまとめっと、手がかりがあるような、ねぇような、微妙な感じ、・・・っちゅうよりも、はっきし言って、「手がかりなし!」だな。

さあ、どうすんだ所長!こんなんで、「でな」と「なずぎ」の違い(あるいは同一なのか?)を解明でぎんだが?・・・って心配する声が聞こえてくるようだげんちょ、

心配すっこどねー!
オレは、「でな」と「なずぎ」の違い、なんとなぐ、わがっちまったどハ~!(^_-)-☆
んで、オレの推理の裏付け資料、今、見つけてくっから、ちょごっと待ってろな。

詳しくは、次回「解決編」で・・・

ほんじゃ!
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