鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

今日から10分間施術〜その二重の意義〜

2020-03-06 08:20:00 | 鍼灸術・手技療法術
クリニックでの施術時間が10分間に制限された、自身の上達のチャンスと捉えて、と思う。昨日、院長より施術時間を10分間に、同じ患者の施術を一人でしない、との指示があった。端的な理由としては、患者数の減少歯止めのため、ということであった。問題はそこでは無い、とも思えるのだが......。とはいえ、これは自身の手技療法の上達に関わって二重の意義がある、と思える。一つは、「三分間指圧」(浪越徳次郎)の修得 . . . 本文を読む

弁証法修得のための「オマジナイ」〜入門書を書ける実力とは〜

2020-03-05 08:40:00 | 弁証術
『全集第三巻』で、弁証法修得のための「オマジナイ」を説いていただいている。道を極めると、このような事が可能になるのだと感心させられる。『全集第三巻』(正確には、『南郷継正 武道哲学 著作・講義全集 第三巻』)、当初は、数段難しくなってしまったなあ、との思いで読み進めていったのだが、読み進めていくと難しいけれどもそこから自身の実践の示唆をいただける、知りたかったこと、知るべきだったことを説いていただ . . . 本文を読む

気とは何か〜その現在・過去・未来〜

2020-03-04 09:35:00 | 覚え書(2)
随分のご無沙汰です。南郷先生の『全集第三巻』が届き読み進めていくと、「気」の問題をどう考えるべきかということが、ここに全て解かれている、説かれている、との思いとなっていった。同時に、認識論の必須性も痛感された。端的には、気の問題は形而上の問題として扱わねばならないのだと。現在、気とは機能である、と鍼灸学校では、要するに形而下の問題である、がそれはまだ解明されてはいない、と。また、昔々、古代中国とい . . . 本文を読む