東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「病機」「内湿」「内燥」等等〜前期末テストのための東洋医学概論のまとめ〜

2016-08-02 06:26:35 | 日記
「病機」 病の生長化収蔵の構造。病因、病位、病性の把握と臓腑・生理物質の相互関係から、その伝変と波及の法則性の理解が必要である。 「内湿」 痰湿が生じ、浮腫、下痢などの起こる病態。水液の過多や停滞が原因であり、長期化すると湿熱となる。 「内燥」 陰液不足で組織が潤いを失くし、皮膚、口、目の乾燥や乾いた咳嗽などが起こる病態。陰液の過度の流出や陰液の熱による損傷が原因。熱証の程度は強く無い。 「 . . . 本文を読む

東洋医学の原点の理解について〜古代中国という時代の人類の認識のレベルを分かることの大事性〜

2016-08-01 17:18:32 | 覚え書
東洋医学の原点について、時代性の無視がその理解を妨げているのではと思う。例えば陰陽論について、あたかも本質論の如くに捉えられている。 しかしながらこれは誤謬であると思う。古代中国という時代性から、人類の認識はそのような本質論のレベルにある筈は無く、せいぜいが現象論以下のレベルである筈。 これは、『武道哲学講義(第三巻)』(現代社)で南郷先生が、有名な「万物は流転する」(ヘラクレイトス)という言 . . . 本文を読む