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「股関節重心」と「お灸セルフケア」でコリ・痛みの無い身体に

コリと痛みの無い身体へと自身の身体を変えていくプロセスの記録とお灸セルフケアについて

スローモーション的動きでの施術で培われるもの(2)〜『武道空手學 概論』に学ぶ(4)〜

2016-11-12 00:40:29 | 覚え書
例えば、指圧をスローモーション的に、通常ならば1秒で押し終えるところを10秒位かけて押すとどうなるか?

コリのある部位に対して、1秒位で押すと患者のコリのある部位のどの深さでコリがあるのか、も、どの様にして解れていっているのか、も、自身の指圧の技がどうなのか、どうなった時に解れているのか、も、全てをしっかりと分かる、味うことなく、患者のコリは解れていってしまっている。という現実がある。

それに対して、同じコリを10秒位かけて押すと、まず何よりも自身の技の全体を、足には力が入っているか、腰には力が入っているか、胸は張れているか、体重はしっかり乗せられているか、手の形は、力、意識が先端にこもっているか等々を、チェック出来ての、しっかりと分かっての指圧であり、同時に、患者のコリがどの深さで、どんな硬さ感触で、どの様に解れていくのか、いかないのか、が自身の技との関連で分かる、それゆえに、この様なコリはこのような形で指圧した時に解れていく、あるいは解れていかない、ということがしっかりと分かって、の施術となる。

以上が、自身の指圧の実践で分かる、スローモーション的動きでの施術で培われることである。が、同様の修錬を鍼灸の学びにおいても、為していくことが必要なのだ、と思える。

例えば鍼を打つのに、鍼の切れ味?のままに打てば1秒で打ち終えてしまう。が、そこを10秒位かけて打つことを行うことが、指圧と同じレベルの内容の学び、と為していくことを可能とするのでは、と思う。後は、実践あるのみ、と思う。

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