東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

治療すべきで無い病〜病の二重性あるいは慢性病の構造〜

2020-06-08 17:14:00 | 鍼灸術・手技療法術
 続けて三例の治療に失敗?した。病には治療すべきでないものがある。あるいは、治療すべき時がある、ということ痛感する。

 先日、知人の紹介で三人に対して、指圧、鍼灸、吸玉の治療行なった。

 治療自体は、それほどに間違ったとは思えないのだが、結果に於いて、現象的には、返って悪くなった、ということになってしまった。

 理由は、三人三様であるが、共通するのは、もともと悪くて古傷的なものがあるが、現在は、落ち着いている、それほど気になる症状が無い、ということである。

 結果として、一言でいえば、寝た子を起こす、ということになってしまった。
 
 本当は悪いけど今は気になる症状は無い、ということであれば、症状が出たら治療しましょうと、逃げるべきであったと思う。

 これは、要するに、病には、治療すべきでないもの、時がある、ということである。

 もちろん、慢性病の構造をしっかりと説いて、でも良いのだが......。

 



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