千葉に行った帰りに池袋で餃子の王将に行った。
近所の王将が閉店したのでこんな時でないと行くことはない。
猛暑ということもあり出来るだけ地下街を通って王将に向かう。
王将に向かって行くと途中から店は消えてただの地下道になった。
地下道には店がないだけではなく広告まで剥がされている。
左のボードに貼られているのは「終日禁煙」の張り紙。
王将に向かって歩いていくと
広告を貼るボードもなくなりただの壁になっている。
蛍光灯も間引かれて薄暗くなっている。
池袋なので人通りはそれなりにあったが写真は人のいないタイミングを狙って撮った。
通路の最果ての王将近くに出る出口は、黄色い案内板もなくただビルの階段に通じている。
外に出るとはじめから分かっていたが池袋の繁華街で道も広い。
自分の勘で王将に向かって歩いたが王将はない。
未知の分岐に来てこれより先にはないだろうと思い引き返した。
ビルの出口通過し逆方向に行くとすぐに王将があった。
王将の前に席が空くのを待っているようなおっさんがいて中には人が大勢いる。
㈰だから混んでいるのかと思ったがカウンター席はほとんど空いている。
諦めることも視野に入れながら店に対し後ろ向きに数歩歩いて考えたが
カウンターに空きがあったから1人なら入れるかもしれない。
そう言えば近所の王将でも混んでいいる時は名前を書いて待っていた。
入口からガラス越しに見ると名前を書く紙がしっかり置かれている。
紙では私の前に名前は1人だけでその人も一人客。
私が名前を書き終わるとすぐに前の人が案内され、続いて私も案内されカウンターに座った。
王将では中華飯と餃子2人前。
餃子2人前以上で1人前無料のクーポンを使うため。
スタンプがあった時は1,000円以上にするため酒も頼んだが昨日は頼まなかった。
8月1日からはまたスタンプが始まるが、もはや近所に王将がないので餃子クラブのゴールドはもう無理だろう。
店内で立っていた人たちと外で立っていたおっさんは連れが食べ終わるのを待っていたのだろう。
ただ私が食べている間にまた人は増えてきて満席になって行列も出来た。
食べ終わるととっとと店を出た。
店を出ると日に当たりたくないのですぐに地下に潜った。
さっきの出口のあったビルには東京メトロの標識は出ていた。
出る時は何も書いてなかったのに。
地下と外とでは世界が違う。
地下道を進み駅まで行くとホームレスみたいな男が
白御影石すなわち花崗岩でできた柱にかがんで一眼レフカメラを近づけ写真を撮っている。
何の変哲もない柱。
撮り終わって背筋を伸ばしたら185㎝近くある若い男だった。
何で花崗岩の柱なんか撮ったのかと思ってよく見ると黄色いシールが貼られている。
これを撮りたかったのか。
本人の自作自演かたまたま見つけて撮ったのかは知らない。
もっとも今の私には書いてある内容には別に価値は感じない。
まして憎んだところで負け犬の遠吠えにすらならない。
とりあえず写真を2枚収めると先ほどの殺風景な地下道が気になり写真を撮りたくなった。
そして再び引き返し上の写真を撮った。
王将に行ったのは柱を撮ったより先だったが
実際にその近くの地下道の写真を撮ったのはそれよりあとのことでした。
へえーー。 その池袋地下街にそんな「シール」が張られているのですね…
私もそれは“場違い感”が強いですし、池袋って所詮そういう場では無かったような記憶もあります。??
それにしても、シヤマさんの詳細に渡る社会の観察力こそが素晴らしいですね!!
掃除だけはされてますけど。
「シール」は単なる落書きレベルですが
写真を撮っている兄ちゃんがいなければ気づかなかったです。
思想を同じくする人なのか、情報を嗅ぎつけて撮っているのか
たまたまなのかは分かりません。
シールの思想より池袋でありながら広告すらない通路のほうが気になりました。
シールを撮ったのだから地下通路はなおさら取らなければいけないと思いました。
新宿の伊勢丹に行くときも上を通っています。
都庁も地価の方が近いのですが足が遠のきます
都心で迷ったら地下に潜ってました。
地下だとどこに何があるか皆書いてあるからで
地上ではそうは行きません。
確かに津波や水害の時は地下は危ないですが
竜巻きには強いです。