中学1年の終わりごろに、
学校で「出会い」というタイトルで作文を書かされたことがありました。
まだ人生13年しか生きていない時に
「出会い」と言われても書ける出会いなどなくて苦労した思い出が残っています。
しかし、これがもし今だったら
私は間違いなく「ゲロ猫との出会い」について書くでしょう。
ただ読まれる前に申しあげておきますが
記事タイトルからご想像されるように今回はたいへん汚い話です。
お食事中の方、汚い話が苦手な方は読まれないほうがよろしいかと思います。
また、決して猫をイジメたりする内容ではありませんが
極端な猫好きの方も読まれることは止めておかれたほうがいいかもしれません。
猫というのはゲロを吐く動物です。
毛づくろいをするときに毛を飲み込むので
飲み込んだ毛が胃に溜まり、定期的に吐き出さなければならないからです。
そのためにペットショップでは猫用の草を売っています。
草を食べ胃の中をいっぱいにしてから草と一緒に毛を吐き出すからです。
草がない時はエサを大量に食べ、そして吐き出すこともあるようです。
ただ、今回のゲロ猫とは、ゲロを吐く猫ではありません。
私が初めてゲロ猫と出会ったのは1992年の1月のことです。
場所は東京の小岩駅裏の商店街の、そのまた店の裏の細道です。
時間は早朝でしたが、夜中に酔っ払いがゲロを吐いたのでしょう。
道端にゲロが吐かれていました。
スパゲティを食べた時のゲロです。
白い色なのでカルボナーラ等のクリーム系か
イタリアンかペペロンチーノでしょう。
それだけでは別に珍しい事ではないですが、
その後ろに野良と思われる猫がいてこちらを見ています。
近づいた私を警戒するようにチラチラと私を見ながら
何をしてるのかと思ったら
なんとそのゲロを食べているのです。
人間にとっては汚いゲロでも
猫にとってはご馳走だったのです。
私の人生の中で、その時ほど
人間と猫との違いを痛感したことはありません。
っつーか。
ゲロの内容を観察、推測した
シヤマちゃんがすごい
そういえば筒井康隆の短編に
吐しゃ物評論家というのがあった・・・。
私はスパゲティーのゲロを見ると観察したくなります。
でも猫ではないので食べません。