光Ginjiの「後方ヨシ!」

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コイツも良かった

2006年04月14日 00時05分29秒 | 日記
こんにちは~。

前回の記事の XT250X に乗った日に、やはりヤマハのXJR1300の新車に乗って、「パイロン的な走行」をする機会がありました。いやぁ、この XJR1300 君も良かったです。トルクフルだけど角が無い、なめらかで熟成した感じ。初めて乗ってもすぐに馴染める素直さ。よく動くサス。うん。こりゃ良いわ。あらためて、現行のXJR1300に連なるこの空冷エンジンを積んだ名車、FJ1200 のことを思い返しました。

はるか15年ほど前、「排ガス規制で逆輸入のフルパワー車が無くなる」の危機感の声に乗せられて150万円超のローンを組んで ZZR1100C2 を無理やり買ったばかりに日常生活が貧困と辛酸のさなかにあったとき、バイク置き場が確保できない友人のFJ1200を預かって、自分の独身寮で管理していました。

「好きに乗っていいよ」の言葉どおり、自分の ZZR と同じくらいの頻度で FJ1200 を乗り回しました。大きくて、シートが長くて、カウルが大きくて、どこまで乗っても疲れない。実に模範的なツアラーでした。

その後、仕事の都合で渡米して、カリフォルニアでの生活に余裕ができたときに

そうだ、バイク買おう!」

と思い立ち、脳裏に浮かんだのはその FJ1200 でした。 (カリフォルニア~バイクと来れば、トム・クルーズのトップガンよろしく Ninja もいいかな、とは思いましたが在庫切れでした。)

結局、1993 年型の FJ1200ABS を買い、帰国まで1年余りあちこち乗り回したあとも手放し難く、「どうせなら」ってんで別送品として日本へ持ち帰り、YSP で日本の車検を通してもらいました。輸送費あわせて38万くらいかかりましたが、3ヶ月の船旅のあとに FJ 君に出会ったときはとても嬉しかったです。

そして、その年の末に砧のバイク講習会に出会い、講習会/ジムカーナに傾倒するようになるのですが、よくまあ、それ系には不向きな FJ1200ABS でのめりこんだものだ、と我ながら思います。それでも楽しかったですね。大きな巨体を狭いクランクやS字を通すには、他の人よりもライン取りはシビアになります。空冷リッターバイクでの低速バランスは熱との戦いであり、太ももに何度も低温やけどを作ったものでした。それでも FJ1200ABS は頑丈で、丈夫でしたね…。

なーんて回想してたら、この、僕にとっての原点回帰ともいえる空冷エンジン、何だかもういちど欲しくなってきました。風で冷やすシンプルなエンジン。FJ のころからはメッキシリンダーに進化したり、熱の問題もいろいろ改良された、と XJR 登場のころの雑誌で読んだ覚えがあります。

もし、コイツを買ったら、しなやかなオーリンズのサスを生かすため、まずは足回りをバラしてグリスアップしようかな…、エンジンオイルはやっぱり純正エフェロかモチュール300Vかなあ…ってな具合で、妄想だけは膨らませながら、このXJR1300 も、「欲しいなリスト」に加わりました、とさ。

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