晴朗無上

日々の出来事など

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2009-06-23 19:21:30 | Weblog
「物語の午後」

 会場でのメモから・・・

 野崎歓さんは、お話がうまい、というか、
 とても言葉が滑らかだ。
 辻原さんは、なんというか、年とった素朴な文学青年、というかんじ。
 でも、時間がたつにつれ饒舌に・・・このあたりがちょっとな・・・

 毎日新聞社の社食はなんと・・・麦飯!
 カッケにならなくてよいと、盛り上がる。

 野崎さんは、学生の頃、
 山田ジャク(漢字は、普通のパソコンじゃ出てこない)先生に習ったそうだ。
 ジャクさんは森茉莉さんの息子、鴎外の孫だ。
 授業のとき、山田先生の後ろに鴎外を見ようとしていたとか・・・
 山田先生はとてもシャイで、けして学生たちと目を合わせなかったとか。

 ローネットのリレー
 ボヴァリー婦人→アンナ・カレーニナ→子犬を連れた奥さん(!)→
 許されざる者、につながると思うと、小説は楽しい。

 会場は年配の人が多い。
 私が年をとったとき、雨の中、電車にのって、こういう会に参加しようという
 元気はあるだろうか?

 後半「赤と黒」登場

 スタンダールは小さい町がきらいだった!

 「ジュリヤン」のほうが「ジュリアン」よりフランス語の発音に近いらしい。

 ジュリヤンは野崎さんの心の中にずっといた人物。
 私なんかは、初めて読んだときは、
 ぜんぜんジュリヤンの姿形が想像できなかった。
 でも、野崎訳で、すっごく現実てきなジュリヤン像ができたのだ。
 見た目はかわいらしいんだけど、彼の内側はとても熱いものがたぎっている、
 えーっと、名前はわかるんだけど、漢字がでてこないので・・・省略。

 スタンダールは「ドンキホーテ」が好きだったので、
 ジュリヤンはドンキホーテなのでは?  野崎さんの意見。

 野崎さんの声とかしゃべり方はTBSの小笠原アナに似ている。


 と、まぁこんなことをたらたら書きながらのほぼ3時間。
 まとめると・・・小説はおもしろい!