晴朗無上

日々の出来事など

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2009-05-26 18:01:47 | Weblog
澁澤龍彦って

 いま「玩物草紙」を読んでいるんだけれど・・・
 
 澁澤氏は、かなりクセのある人なんだなという印象を持った。
 猫は虐待するし、(2番目の)奥さんの顔に
 たばこの火を押し付けたこともあるって告白するし・・・

 矢川さんも、澁澤氏にはいじめられたのだろうか?
 何度も堕胎を繰り返させられたというから、
 これ以上のいじめ、(いや、虐待といってもいいかもしれない)はないな。
 でも、矢川さんは澁澤氏から嫌われたくない一心で合意したというけど。

 なんだかずいぶん子どもっぽい人だ。
 矢川さんが「少年」というのも、うなずける。

 昭和53年初出のエッセイなんだけど、
 そのころ、レタスというのは、一般的ではなかったのかな?
 それとも、単に渋沢氏がレタスを知らなかった?
 子どもの頃からレタスはあたりまえにあった私としては、
 ちょっと不思議だ。

 それから「生まれてすぐ泣くのは、人間だけ」というのにも
 ちょっと?がついた。
 ときどき、ニュースなんかで変わった動物の生まれるところとか
 放送してるのを見ると、生まれてすぐ泣く動物なんて、
 たくさんいると思うんだけど・・・

 「朝日ジャーナル」に連載されていた文章なんだけど、
 出版社は、こういうの、チェックしないのだろうか。
 それとも、澁澤氏は人気があって、訂正なんて恐れ多いとか?