憲法九条やまとの会

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 ・・・平和を望み、維持したい・・・

戦後の国体の終焉―白井 聡(京都精華大学教員)

2021年07月25日 | 私たちのイベント情報

2021年7月17日 久しぶり講演会を開催しました。

白井聡「戦後の国体の終焉(しゅうえん)

思想史家。政治学者。京都精華大学教員。1977年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学) 『永続敗戦論 戦後日本の核心』(太田出版)により、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞などを受賞。その他の著書に『未完のレーニン』(講談社)、『国体論 菊と星条旗』(集英社新書)、『武器としての「資本論」』(東洋経済新報社)などがある。

―この講演は、昨年の予定が、新型コロナで延期せざるをえず、今年は会場がワクチン接種場所になってしまったので、狭い場所となりコロナ定員の100人となりました。ためにここには宣伝せず、それでも近づくともう無理ですとお断りする外なかったものでした。聞けなかった方々、申し訳ないです。

―下記をご参考までに。その他、後記の氏の本などどうぞ読んで下さいませ。 

2021.7.17 白井聡講演で耳に残った言葉要旨   ―文責 滝本太郎

1 日本はもう先進国ではないのに、誤解または知らない振りをする日本国民

2 五輪は醜聞の山

3 新型コロナでは国民一人当たり最高額のお金―そのお金はどこにいった。

4 2011.3.11 東日本大震災・福島第一原子力緊急事態宣言中

5 日本のエリート・権力者からは、ダメのオーラが全身から出ている。

6 オリンピック。平和と繁栄のまどろみを感じた1964年と同じはならない。

1940年、戦争間際で、中止された幻の東京オリンピック―その後に大日本帝国崩壊、

1980年、アフガン侵攻のボイコットで崩れたモスクワオリンピックー10年余でソ連は崩壊

7 パラリンピックを中止させる可能性―菅首相に決断力ありとするために。

8 今も支持率が30%ある異常さ―安倍さんが日本を腐らせたのではなく、腐った日本が安倍さん・菅さんを生んだ。

9 会社を理解できるが、社会を理解できない人たち。 利権は理解できるが、権利は理解できない人たち。

10 明治維新から77年で1945年、それから77年で2022年

11 「天皇は反日だあ」という発想は、ネトウヨだけか。

12 前天皇が辞めることを希望する「お言葉」は、明治維新後の近代天皇制と言う異様な経過を踏まえて、国と国民統合の象徴として今、天皇を必要としますか、という問いでもあろう。

13 政権の腐敗と横暴、そして新型コロナやオリンピックで露呈した無能さは、ソ連末期を彷彿とさせないか。

14 明治憲法での「天皇」という国体から、顕教たる日本国憲法と、密教たる日米安保でできた今の国体「アメリカ」だが、矛盾が解決しがたいほどに強くなってくる。

中国の生産力、政治力、軍事力の増大。その人口。国体「アメリカ」が維持されるはずはない。

日本の内側から新たな「国体」を作る力が出てくれば良いが、米中対立に巻き込まれ、その生贄(いけにえ)にされるのではないか、という心配。軍事的でなくても経済的に。

15 フランスは、未だもフランス革命について議論している。決して過去のことではない、この日本近代・現代史を、議論し続けるべき。

16 「自由からの逃走」は「社会からの逃走」だと、若い人、棄権をする人に伝えないと。主権者意識を。

氏の本 ①主権者のいない国 講談社   2021/3/29 「なぜ私たちは、私たちの政府はどうせロクでもないと思っているのか。その一方で、なぜ私たちは、決して主権者であろうとしないのか。この二つの現象は、相互補完的なものであるように思われる。私たちが決して主権者でないならば、政府がロクでもないものであっても、私たちには何の責任もない。あるいは逆に、政府はつねにロクでもないので、私たちに責任を持たせようとはしない。だが、責任とは何か。それは誰かに与えてもらうものなのか。そして、ここで言う責任とは誰に対するものなのか。それは究極的には自分の人生・生活・生命に対する責任である」  

氏の本 ②永続敗戦論 戦後日本の核心  (講談社+α文庫)2016/11/18  戦後米国に対する敗戦を骨の髄まで内面化する対米無限従属と、一方でアジアに対する敗戦否認。戦後から内在し、今日顕在化してきた現代日本のねじれた姿を「永続敗戦レジーム」と喝破し、各界に衝撃を与えた注目書、待望の文庫化。


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