TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

プレステージ

2007-06-10 23:58:51 | 映画
ミュータント vs ガン=カタ
公式サイト


「メメント」の監督クリストファー・ノーラン
「X-MEN」でウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマン
「リベリオン」で映画界の至宝「ガン=カタ」を体現したクリスチャン・ベイル

本作はこのクセの強そうな面々が放つ、意外と珍しい「マジック」の映画です。
最初に「結末は誰にも話さないで下さい」と出てくる通り、この映画は最後にどんでん返しが待ってますので、ネタバレのない程度に書きます。

えー話の大筋は派手系と緻密系の2人の手品師による復讐合戦。
派手系・アンジャー(ヒュー)の奥さんがマジックの最中に亡くなり、その原因であろう緻密系・ボーデン(ベイル)に復讐。
「やられたらやり返せ」のハムラビ法典に忠実な2人は、以後延々とマジックの最中にやってやられてを繰り返します。
途中ボーデンの奥さんやアンジャーの女助手による愛と憎悪のアレソレも絡みつつ、とうとう行き着くところまでイって取り返しのつかないことが…

と、ここで「マジック」という話の根幹までもが行き着くところまでイってしまいます。
つまり、マジック対決のハズの映画にトンデモ科学が割り込んできちゃいます。

そこに至るまでは「トンデモ」要素が入る雰囲気を全く見せなかっただけに、いざそれが出てきても受け入れていいのか惑うこと必死。
果たしてこのトンデモは本当にトンデモなのかトンデモに見せかけるマジックなのか、観ている方はSF部屋と現実部屋に半分ずつ身をおいた感じでムズムズしながら観ることになります。

これを作ったという設定のニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ!)は、なんとエジソンと肩を並べる実在の科学者。
事前にコレを知ってるだけで作品の見方が変わりそうです。我は全然知らなかったよorz

そんなムズムズ感を抱きつつ、話は先述のどんでん返しへ。
ココは詳しくは書きませんが、作中でも語られるマジックの3構成をうまく使っていてなかなかGood。
反則だろという気持ちもなくはないですが、まぁ騙される快感は得られました。

正直中盤はダルいんですが、中盤の内容を覚えてないとラストの面白みが半減するというジレンマのある作品。
このジレンマと、あのトンデモを受け入れられるかどうか、
そこが本作を楽しめるか否かの境目になると思います。


あ、ちなみにオイラ別にバットマンビギンズが嫌いなわけじゃないですよ?


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2 コメント

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TB・コメントどうもです! (mezzotint)
2007-07-07 10:59:24
克晴さん
こんにちは
“アブラカダブラ”と呟く
クリスチャン・ベイルの顔とセリフ
がまだ耳にこびりついています。
あれだけで、気持ちがする
くらい重い気持ちに・・・・。
しかしあそこまでやるかって
感じですね。
返信する
ようこそ! ()
2007-07-09 00:34:39
あのシーンはボーデン(ベイル)の
人生の集大成ですからね~
敗北と同時にある種の勝利宣言でも
あるということで、
意味に気付いた途端に
本当に脳裏から離れなくなりますね。
返信する

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