TRIVIAL JUNK Blog

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DEATH NOTE 後編 the Last name

2006-11-15 23:54:51 | 映画
前編が案外面白かったので期待していた本作ですが、見事に期待に応えてくれました。
<公式サイト>

ネタバレになるので多くは語りませんが、原作のエピソードからうまく取捨選択してまとめあげた脚本は実に見事。
特にラストの構成は本当に秀逸で、宣伝の煽り文句「誰も知らない結末」というのも、あながちウソとは言えないなと。

まぁ前半はハッキリ言ってセットや演出がチャチで(前編もそういうトコありましたな)、さくらTV前のワンシーンなどは別の意味で手に汗握ってしまいましたが、後半の出来具合がそれを帳消しにしてくれます。それくらい満足。


キャラ面では、Lの変さに磨きがかかり、大学内の行動では場内に笑いが絶えず。このアクの強いキャラを完全にモノにしており、間違いなく松山ケンイチの代表作になるでしょう。
ちなみになぜか今回、食べてたのはほぼ全て和菓子でした。

前編で作品全体に強烈な筋弛緩効果をもたらしたミサは、演技力の面では未だ冷や汗かかす部分もありつつ、監禁シーンの体当たりっぷりなどでキャラ立て成功。「黒髪ミサもありだな…」と思わせました。
というか作中に出てくる女性の大半は景気良くナマ足を晒しており、監督は足フェチというどうでもいい要素が浮き彫りに。…本当にどうでもいいな。

月は前編とあまり変わらず。冷酷な「新世界の神」としてはやや頼りなかった気もします。

後編で初登場のレム、お声はピーターこと池畑慎之介。リューク以上に違和感なくてお見事でした。
そういえばレムはメスだという設定は、映画版では出てきませんでしたね。


そんなわけで、「安易な続編は作らんぞ!」という決意も感じられる本作、興味のある人は是非観て下さい。
特に、原作の引き伸ばされっぷりに落胆した人には強くオススメいたします。


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