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昨日は三の丸第2駐車場の中を散策して終わってしまった・・・。
いやぁー、これは長い長い散策になりそうです。でも地震後はじめての秋ですからね。ゆっくりじっくり歩きたいと思います。
(2016年11月中旬撮影)
三の丸第2駐車場から出て、市道京町1丁目宮内第1号線へ。
第1駐車場の入口を正面からじっくり見ると、よく料金所が壊れなかったと思います。
料金所が盾となり、これ以上先まで石が転がらないように頑張っています。
なんとか踏ん張った石垣も、あちこち傷ついています。
上部にチラッと控え柱も見えます。頑張っていますねー。
崩れた石垣も崩れなかった石垣も、そして中の栗石や控え柱など、すべてが頑張りました。そして今もしっかり耐えています。
この姿は私も見習わなくてはと思います。
二ノ丸御門はとても大きな門です。
新一丁目御門が跡形も残っていないので、よくここを昇り降りしながら、新一丁目御門を想像していました。
それがいまは・・・。地震で石垣は崩れたままです。崩れた箇所は雑草が生え、この場所に立つとなんとも言えなくなります。
熊本城は城内に街道が通っていました。
薩摩の人たちは新一丁目御門から入り、住江門を通り、この二ノ丸御門を抜けていきました。
参勤交代のときは薩摩のお殿様も気を使ったことでしょう。そして通すほうも・・・。
城下町に主要街道が通っているところは他にもありますが、熊本城のように主要な城内の一角を通るのは稀です。
肥後の人間だけでなく他国の人々も通ったこの二ノ丸御門。
今、空の上からこの状況を見て驚いていることでしょう。でも、声援を送ってくれていると思います。ここを一度でも通ったことがある人は、元に戻せ! 絶対に元に戻せるゾ! 頑張れ!と空からエールを送ってくれます。
二ノ丸御門から百間石垣は崩れに崩れましたが、その反対側の塀も倒壊。
刑部邸から続く塀は台風で倒れたこともありますが、今回は台風どころではありません。
上の写真を見るとわかると思いますが、控え柱も折れています。
百間石垣の崩れた石垣は撤去され、モルタルを拭きつけ、その上にさらにネットを被せています。
先日もちょっと触れましたが、錆びない! 軽い! 寿命が長い!ネットです。
金網を使うと錆びしてしまい、万が一錆びが石垣についたらとれないそうです。
あと、ネットを運ぶときに重機を使うと土台を傷めるおそれがあるので、人間が運べる軽量なネットが選ばれたそうです。
現段階はあくまでも応急措置です。復旧に向けての応急措置ですがネットひとつ使うにも細心の注意を払っています。
工事に関してまったくの素人なので何もわからない私ですが、応急措置を通してい改めて特別史跡の凄さを知るとともに、熊本城に関わるすべての人たちが真剣に熊本城の復旧にあたってるのがよくわかりました。
今日の散策はここまで。
明日はどこにしようかな? この調子だと天守閣に行くまで時間がかかりそうです(^^;;
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