むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

物腰

2010年05月15日 02時10分00秒 | Weblog
再びタイの首都バンコクが大混乱に陥っている。
その前にイランに戻っただけに、なんだか複雑な気分……。


滞在中、観光客の姿がまばらで、活気が消えていたものの、それでもやっぱりアジアは居心地がいい。

「サワディー、カ~」

微笑みの国タイでは、男女問わず、だれもが物腰が柔らか。
全く文化の違う中東から来ると、それだけで感激してしまう。
目の敵にされる赤シャツの人たちも、強面の人は少ない。

それでも、バンコク通の人に言わせると、タイ人は表面上はソフトだけれど、本当の意味でなかなか心を開いてくれないのだとか。
意外に面従腹背??





物腰といえば……。

帰りの飛行機では、歌手の大塚愛似の日本人キャビンアテンダントが乗っていた。
笑顔をたやさず、まさに物腰が柔らか。

すると予想通り。
そこら中のイラン人男性(おっさん)が声をかけ始めた。


テヘランを降りる際にも「ユー、きれい!」とか変な日本語を連発。
それをそばで笑っていると、「お前は日本人か?中国人かと思った。それなら、モッチャケラム(ありがとう)、マムヌーナム(感謝してる)は日本語で何て言うんだ」とか一方的に話しかけられ、瞬間的に通訳をさせられた。

最後には「今度会う機会があったら、またコミュニケーションしよう!」とまで言っていた。(オイオイ、あるわけないだろ!)



楽天的というか、単純というか。

イラン人の男は、実にわかりやすい。
決して物腰柔らかではないけれど……。