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DIARIO

流れていく日々

自分の会社をつくるということ 経沢香保子 著

2005-06-29 11:30:23 | books
この前本屋で、新刊として平積みになっていて手に取った本。

トレンダーズ、女性企業塾の代表の方が書いた本で、
社長の生い立ち系の起業本でなく、彼女の経験を元に実践的な話を、
女性らしいやわらかい口調で丁寧に語られている。

文章が全体的にやわらかくやさしい雰囲気を醸し出しているけれど、
そこで話されている内容は、ふわふわした女の子の夢語りでなく、とてもしっかりしたもの。
初めに全体のことをざっと話した後、会社を作っていく段階を追いながら語られるので、とてもついていきやすい。

最近、成功した起業家の本が多くでていて、やはり男性が多いのだけれど、
そういうのを読んで、ところどころなるほどと思うことはあっても、
「やっぱりわたしには絶対無理」と思うことのほうが圧倒的に多い。
何だかんだ言っても男社会の中、彼らは男性だからこそ、
彼らのやり方が認められたという部分も全く無いわけではないと思う。
何と言うか、全体的に「攻撃性」が強い印象を受ける。

それに対して、何も男性のようにガツガツ進んでいかずとも、
しっかりと着実に女性らしいやり方でやっていく方法もあるのだということを、
この本は教えてくれるたように感じた。
こういう起業系の本を読んだ後、優しい気持ちになったのは初めてだった。

この本の内容が、ぐぐっときた一番の理由は、彼氏の話にある。
この前、六本木ヒルズでディナーしたときの話、その前にした話、
どれも本の中に書いてあったことだった。
本の最初の方に書いてあることばかりに似通っていたのは、
彼氏との話は、まだ初期の段階にしかいないからだろう。

わたしが本を持っているのを見た彼氏が、「この人知ってるよ」って言った。
そういや、仕事柄か、名刺持ってたような気がする。
知ってる人だから話が似てたのかな????

愛と勇気

2005-05-24 11:13:41 | books
愛と勇気 野口美佳 著

彼氏からの宿題の1つとして、本屋さんで本を探していて、手に取った本。

著者は通販下着のピーチジョンの社長さん。
とにかく、元気もらえたっ!って感じだった。

女性が社会進出している今の時代とはいえ、何だかんだ言って男社会なのも現実。
だから、その中で張り合って対等にやってくとしたら、女捨てちゃうしかないみたいなとこがある気がしていた。

でも、そんな必要は全然ないんじゃないか、って読んでいて思った。
かわいくてキラキラ、ふわふわしたものが好きで、子供にいっぱい愛情を注いで、
女なんだから女をめいっぱい楽しんでなきゃもったいない!!ってパワーが溢れてる。

彼氏には、社長になれと一緒に、オレの子供3人産めって言われた。
両立なんか絶対無理なんじゃないのか?なんて思った。
でも、きっとそんなことはないって読んだあと思えた。

子育てに対する考え方と、社長である自分の考え方、女性ならではの仕事に対する考え方、
どれも参考になるものだった。
キラキラパワーだけでなく、具体的になるほどと思えて、得るものが多かった。

選挙に行きたくなーるー

2005-05-09 12:34:21 | books
ダイスをころがせ!上下 真保裕一 著

志を一つに、つっぱしる主人公と仲間の青春小説。
主人公たちは、30代前半と、「青春」からちょっと歳をとっているけれど、
まだまだ青春の熱さをもっている歳・・かな。

主人公健一郎の高校時代の友人達彦が、衆議院選挙に立候補を決めるが、無所属で新人、
選挙に素人、おまけに資金もない状態で、当選に向けてつっぱしる。
青春小説の題材が選挙で、エンターテイメント的小説として楽しめる・・・はずなんだけど、
読んでて、去年のこと思い出して、思いやったら、段々お腹痛くなってきちゃった。

あくまで小説であって、現実ではない、ってわかっていても、本当の選挙もこんななんだろうか、
いや、現実は現実でもっと厳しいのかと思ってしまったから・・・。
こんなの何年かおきとか、いつあるかわからないとかだったら、寿命縮まっちゃうなぁ。
・・・あ、でも実際何期も当選してる人はおじいちゃんが多いのはなんでだろ??

とりあえず、この小説を読んで、立候補しようなんて思わないまでも、
やっぱり投票には行かなきゃダメだな~って思いました。
彼氏がしつこく、「とにかく何でも投票に行け!!」って言って、
投票日には電話で行ったかどうか確認してきた気持ちが何だかわかった気がする。

今度選挙があるときは、ただ投票に行くだけじゃなくて、もうちょっと
ちゃんと考えて、人を選んで投票しようっと・・・。
一夜漬けで前日に新聞を読んで、選ぶんじゃ、何だか申し訳ないから、
もっと前から色々新聞やら読んでおこう・・・。

それにしても、エンターテイメント小説読んで、お腹痛くなってるんじゃどうしようもないや。

見えないものは見えない

2005-04-25 13:45:58 | books
となり町戦争 三崎亜記 著

新聞の広告で見て、気になってはいたけれど、手にとってみたりはしなかった本。
たまたま社長が買ってきて、読んでいたので貸してもらった。

本の帯には、絶賛されているようなコメントがのっていた(当たり前だけど)ので、
すごく期待してページをめくったのだけれど、何だかネタはいいのになってかんじだった。
出だしは、すごくいいのだけれど、あっというまにつまらなくなってしまった。

見えない戦争を描いたもので、主人公は見えない戦争に巻き込まれてはいるのだけれど、
実感が伴わず、終戦を迎えて彼なりに戦争をとらえ、見えないものを感じる、というような筋。
見えないものを見る力があなたにはないから、話に共感できないのですよ、なんて
感動しまくった読者には言われてしまいそうだけれど、
見えないものを見させる強力な力はこの本になかったと思う。

大して長い話でもないのに、途中で休み休みしながら読んだ。
これくらいの長さなら、一気読みで終わるのに、途中でもういいや~となりながら、
最後まで辿り着いた。出だしがよかったので、せめて最後には何か、
はっとできるものがあるのかもしれないと薄く、薄く、期待をしていたので・・・。
でも、何となくそのまま最後のページまできてしまい、尚且つ単行本なのであとがきなんかもない。
あとがきが少しあると、作者の意図なんかが窺い知れて意味を汲み取れたりすることもあるのだけれど、
これはなかったので、めちゃくちゃ尻切れトンボ的感覚が残った。

そういえば、そうだよね・・・

2005-04-22 16:30:44 | books
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 山田真哉 著

ベストセラー本を遅ればせながら読んでみた。
会計的視点を持って物事を見てみると、見えてくるものがある、という感じで、
身近なものを題材にわかりやすく会計を説明している。

さらっと読めた。こういう本は、本自体はさらっと短時間で読めるほうがいい。
時間はむしろ、読んだ後に考えることに使いたいから。
この本に書かれていることは、ちょっと考えてみたら、「当たり前」なことばかり。
あ、そういえばそうだよね、って感じで、「目からウロコ!!」ってほどのものではない。
日々の雑事で物事の表面だけを見がちで、考えることをしなくなっていたので、
意識を改める意味で、読んだ意味があった。

セレブになりたい?

2005-03-28 16:08:31 | books
せっかく天気がよかったのに、全体的にだるーい週末だったので、何か軽いものを読もうと思って読んだのが、
 2週間でセレブになる方法 メリッサ・デ・ラ・クルーズ、カレン・ロビノヴィッツ 著 矢羽野薫 訳

米雑誌マリ・クレールのファッションライター2人が、2週間でセレブになれという雑誌の企画を担当し、
様々な方法でセレブを目指した実話を書いたもの。
セレブになるにはこれを実践しなさいみたいなことが、彼女達の体験をもとにアドバイスされている。

こういう話が好きなのはアメリカの国民性なんだろうなぁ。
企業の経営者に弟子入りして、試練をパスしたら社長の座をもらえるとかいうTV番組があるとか、
「一般人」が「成功者」になるものが受ける。
映画の「プリティ・ウーマン」もそうだしね。

読み終わって、セレブになりたいかと言えば、なりたくないって思った。
そこここで、「親しい友人たちは追い返された、ロープの外にいた、人垣の向こうにいた」ってばっかり。
自分の誕生日パーティでも!!

世間的に大物で重要とされている人が、必ずしも自分個人にとって重要な人ではないと思う。
特に、誕生パーティなんていうときには。
どんなに豪華でも、沢山の人が話しかけてきても、笑いかけてきても、握手を求められても、写真を撮られても、
すっごくすっごく虚しいって思う。

軽い読み物のつもりで読んで、確かに軽いんだけど、何だか疲れたぁ~。

読書三昧

2005-03-18 12:03:50 | books
今週はずっと、箸が転げても落ち込むお年頃という感じで、気持ちの底辺を彷徨っていた。
まぁ、それでも家でかける音楽も通勤中聴く音楽もノリノリサルサ、メレンゲetc. なんだから、
ホントに落ち込んでるのか?って感じなのだけど・・・。
ノリノリ聞いてるのにそれでも落ち込み状態継続・・・ってことは、それはそれである意味重症なのかも。

落ち込み状態の中、現実逃避というか、おとなしく活動というかで、色々本を読んだ。

それで読んだ本

 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク5 石田衣良 著

シリーズ全部読んでいるので、5作目ともなるとちょっとマンネリかな・・なんて思った。
でも、そのマンネリも、イヤーな感じではなく、水戸黄門のようなもの。
主人公マコトが「めんどくせぇ」ことを解決していく。
今回はやはりマンネリ打破なのか話が池袋を飛び出てる部分があって、
ちょっと大きくなってしまってるかなぁって感じた。
エンターテイメントとしてさくっと読めて、ちょっと考えられて、いい本だと思う。

 ダーリンの頭ン中 小栗左多里 トニー・ラズロ 著

主に英語と日本語の違いのあれこれを分かりやすく面白く紹介している。
ダーリンは外国人シリーズでは文化の違いにスポットがあてられていたけれど、これは語学オタクダーリンならではという感じ。
語学オタクじゃない普通の、母国語が英語の人に「何で?」って聞いても、
何でって言われてもそういうもんなんだから!そこに「何で?」はないって切り捨てられるような
あれこれが、すぱっと説明されていたりしてほほ~ぅって目の前がすっきり。
よく売れてる本みたい。ホントそう思う。

 銀座小悪魔作家・蝶々のおじさまバイブル 蝶々 著

何で手にとったかって、彼氏がおじさま(じゃなくておっさんか)に片足つっこんでるからに他ならない。
せめてわたしがステキなおじさまになるようプロデュースしてあげないと・・・。
何てことより、彼女の二作目だかの「ふたつの蜜月 銀座小悪魔日記」がよかったので、それで手にとってみた。
ま、実際この本をおじさんがステキなおじさまになるべく電車なんかで読んでたら、ちょっと嫌かも・・・。
彼女や奥さんが読んで、プロデュースしてあげるためのティップスだと思うといい。

 読むサプリ大人のための役立つ読書ガイド 齋藤孝 著

この先生って、ものすごく著書が多いので、この先生の本を読もうと思ったとき、
どれから読もうかすごく迷ったので、とりあえずそのとき店頭にあったものを選んでみた。
この本の面白いのは、「ここ線引いとけよー」っていうようなところが太字になってるところ。
イラストと、そこについてる一言が内容にずばっときて、すごく面白い。
先生の話も面白いけれど、このイラストだけでもよかった。
読書ガイドだけあって、先生の著作を含め、他に色々本を読みたくなってきた。

まだ読み途中の本

 やっぱり美味しいものが好き ジェフリー・スタインガーデン 著 野中邦子 訳
 反哲学教科書 ミシェル・オンフレ 著 嶋崎正樹 訳 

Latina

2005-01-20 17:51:48 | books
定期購読している、米雑誌 Latina が届いた。
ときどき、送ってくるのを忘れられるのだけれど、日本なんかに読者なんて
めったにいないだろうから、仕方のないことかも。

内容はマリ・クレールみたいな普通のファッション雑誌で、ターゲットがチカーナというのが特色。
なので、文化芸能関係の記事はラテン系セレブの話題が多い。
映画や音楽の情報もラテン系中心。

普通のファッション雑誌で、内容もすごくいい!っていうものでもないけれど、
この雑誌のいいところは、英語の文に対応して同じ内容のスペイン語の文がくっついていること。
一応、スペイン語勉強中の身としては、とても役に立つ。
話題が堅くないから、読みやすいし。

定期購読だと、一冊あたり500円くらいだから、書店の洋書コーナーで買うより、
ずっとお得。(ていうか、そもそも Latina 置いてなさそう)