Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

Nゲージで南武線の209系0番台ナハ32編成を仕立てた話

2023-05-08 00:18:04 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんばんは

毎度おなじみのKボーイでございます

今日もNゲージのお話ですが、内容としては2021年7月にアップした小加工記事の修正版です。

私のやることなので大胆な改造はなく、ほんのささやかなものです。

皆様の参考には…なるかなあ…

とにかく本日のお話は、

かつて南武線にいた209系0番台ナハ32編成を仕立てたお話です。

現在はE233系が活躍する南武線ですが、過去に209系0番台が二本だけいました

一本はナハ1編成で、川重製で空気式ドアエンジンの初期車でした。

TOMIXの0番台南武線セットのプロトタイプはこの編成です。
初期車ゆえに2009年に京浜東北線からの転用された2200番台により淘汰されました

もう一本はナハ32編成です。
こちらは電気式ドアエンジンを装備する東急製でした。
ナハ32編成はナハ1編成廃車後も残存し、行先表示のLED化、シングルアームパンタに換装されつつE233系投入により2015年に廃車されました。



(実車ナハ32編成 尻手駅にて)

今のところナハ32編成はNゲージ化されてないので、再現する価値はあると思います。

まあ、でも、東急・新津製の金型は既にあって、商売には抜け目のない立石の事、そのナハ32編成を限定品で出しそうだけどね。

さて、ベースになる車両は、


以前買った2200番台南武線セットです。
ナハ32編成と同じ東急・新津製の編成がプロトタイプで、機器更新された中間電動車を再現しています。

もともとこのセットを、一本をナハ32編成にする予定で二本買っていました。ところが、手ごろな0番台の床下を当時は入手できず、そのままお蔵入りしていました。それが、先日トミックスが209系0番台京浜東北線・後期型を発売、市場に潤沢になったお陰で、計画を実行にうつせるようになりました

もちろん、

部品取り用の209系0番台も買ってきて準備は万全です。

2200番台は機器更新後の姿なので、更新前のモハユニット2組が必要です。あとはひし形パンタグラフや、白いラジオアンテナとかも。

そしてナハ32編成は、先頭車前面の種別幕が無かったので、これも再現しなければ。



前々から確保していた0番台南武線色の付属品一式、ついに日の目を見ることとなりました。

転写シートにはナハ32編成の車番が含まれているので便利です。

大まかな加工メニューは

  • モハ208・209形の床板を0番台のものに交換
  • ラジオアンテナ・パンタグラフの交換
  • 両先頭車の種別幕窓の穴埋め
  • クハ209形の窓ガラス交換

になります。


では、さっそく作業に入ります。

まず、中間車のモハ208・209形の床板を、0番台のものに交換します。

(モハ209形)


(モハ208形)

下回りが終わったら、続いて上回りです。

モハ209形のパンタグラフを、ひし形パンタのPS28に交換します。



パンタ台に取り付ける避雷器も製品の灰色タイプではなく、0番台用の白色タイプにします。

避雷器と同じように、車端部にあるラジオアンテナも灰色なので、0番台の白いものに取り換えます。

あとはインレタや方向幕ステッカーの貼り付けを終えれば、


中間車はこれにて終わりです

続いて先頭車の作業に入ります。

先頭車は床下交換しませんが、ナハ32編成の先頭車には種別幕がなかったので、これを再現します。

まずは車体を分解して、前面FRPをボディから外し、おでこの黒いパーツを外します。

黒いパーツの向かって右側、種別幕部分をプラ板で大まかに埋め、パテ代わりの瞬間接着剤を盛ってやすりで平滑に仕上げます。

あとはつや消しの黒で塗装すれば、種別幕のないおでこパーツが完成。

ちなみに、最初は諸般の事情で塗装作業が不可だったので、手持ちのKATOステッカーで黒地の前面表示シールを適宜切り出してハリボテ仕上にしました。

そのあと作業ができるようになったので、この状態は一時的なものでした

仕上がりはこんな感じです。


ハリボテ状態はネタですね。



(艶消し仕上げにしたので少し落ち着いたかな?)

で、意外と見落としがちなのがクハ209形の窓ガラスです。

というのも同じクハ209形でも、南武線と京浜東北線では側窓開閉化工事の施工方法が異なります。

こちらはナハ32編成のクハ209-68(海側)です。
中央の大窓と妻面寄りの大窓が開閉化されています。


で、こっちが京浜東北線から転入したナハ53編成のクハ209-2202(海側)です。
こちらは中央の大窓と運転台寄りの大窓が開閉化されています。

同じ側窓開閉化工事でも、こんな差異があるんですね。

山側も同様で、ナハ32編成は中央と運転台寄りの大窓が開閉化さて、元浦和車は中央と妻面寄りが開閉化されています。


(クハ209-68の山側)

なお、差異があるのはクハ209形のみで、他の形式は同じです。

で、この窓ガラスの差異ですが、クハ208形の窓ガラスに交換することでナハ32編成において正しい姿が再現できます。

この窓ガラス交換ですが、外すのはそこまで難しくないのです。ところが、取り付けはどうもうまくいかない。

一度屋根板を外して、窓ガラスを取り付けるのが無難な気がします。

これで重要な作業は終わりです。

前面表示は運行番号のみLED化された姿にしたかったので、2200番台セットの前面表示の印刷を落とし、上から方向幕ステッカーを貼ります。

後は元通りに戻せば、

0番台の先頭車になりました
そして、中間車と同じくインレタと方向幕ステッカーを貼れば完成です

ということで、


めでたくナハ32編成の出来上がり。

電動車の床下を未更新にするのが肝なので、お手軽改造でした。


(手前:209-0、奥:モハ209-2200)

入線記事と同じように車両紹介をして終わりです



1号車 クハ209-68 
川崎方先頭車です。



2号車 モハ209-135  
VVVFインバータを搭載する中間電動車です。



3号車 モハ208-135 
SIVやコンプレッサーを搭載する中間電動車です。



4号車 モハ209-136 
動力車はコチラです。
0番台後期型の動力ユニットに交換したので、新型M-13モーターにアップグレードしています

※5号車 モハ208-136は省略



6号車 クハ208-68 
立川方先頭車です。

車両紹介は以上です

今回はお手軽に南武線209系ナハ32編成を再現するお話でした。特段の細密化もなく、ゆるくバリエーションを増やしただけなので、本格的な改造を行う方の足元にも及びません。ですが、私の場合この程度で十分です。


さて、床下やパンタを交換して、実在しなかった機器更新とシングルアームパンタ仕様の京浜東北線209系が出来上がったけど、どうしますかね。

最後に実車写真をあげて終わりです。


「横浜・神奈川デスティネーションキャンペーン」ヘッドマーク付き、
2009年7月28日谷保駅にて


(武蔵溝ノ口行 2010年12月9日川崎にて)

 

以上です

関連記事

TOMIX 209系2200番台南武線セットの記事→コチラ

 

 

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1 コメント

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Unknown (209系 Mue2編成)
2021-10-19 18:48:51
余った京浜東北線の209系の中間車を譲っていただけませんか?
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