Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

土曜 札幌2歳Sの展望

2023-08-30 | 予想

 相変わらず昼は33℃、夜は26℃以下には下がらない日々が続いています。こんな夏も珍しいのでしょうけど、もう8月も終わりですので、一月前と変わらぬ暑さにはげんなりします。暑くて唯一よいことは、家の中に蚊が少ないということでしょうか。話によると、室温30℃では蚊は動かなくなるそうですので、蚊にとっても今年の夏は苛酷なようです。それから、昨晩気がついたのですが、コオロギは鳴いているけれど、スズムシの鳴き声が聞こえません。こちらも暑すぎて、まだ「出番」じゃないと思っているのか。夜だけでも、もう少し涼しくなってほしいとスズムシも願っているんでしょうね、きっと……。

 さて、今日は土曜の重賞、札幌2歳Sを見てみたいと思います。のちのクラシック戦線で活躍する馬を多数輩出している、2歳馬の将来を占う登竜門的レースで、非常に楽しみなのですが、土曜は所用でライヴ予想ができないのが残念です。馬券は朝方に買っておくしかないので、いつもにも増して慎重に検討しようと思います。

札幌2歳ステークス【2023年9月2日札幌11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

札幌2歳ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月2日札幌11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 まずは持ち時計を確認しておきます。札幌デビューの馬が多いですが、過去10年のこのレースの勝ち時計を見ると、良馬場の平均が1分49秒8、上がり脚の平均が36.2です。1分48秒台で走ったソダシや、1分49秒台で勝ったジオグリフらはGⅠ馬ですから、そこまでのタイムはなくても、札幌で同距離を走って1分50秒台前半が出ていればまずまず当確圏内ではないでしょうか。今回の主な出走馬の持ち時計と上がり脚は以下のようになっています(〇数字は人気順、数字は着順です)。

 ・騸カイコウ          23/08/20札幌 稍 クローバ ⑦2⃣ 1分33秒0 37.0 

 ・牡ガイアメンテ        23/08/06札幌 重 新馬   ①1⃣ 1分52秒4 36.8 

 ・牡ギャンブルルーム      23/06/25阪神 良 新馬   ④1⃣ 1分48秒8 33.7

 ・牡セットアップ        23/08/19札幌 良 未勝利  ①1⃣ 1分48秒5 35.6

 ・牝トレミニョン        23/07/02福島 良 新馬   ②1⃣ 1分51秒6 35.3

 ・牡パワーホール        23/07/30札幌 良 新馬   ⑥1⃣ 1分51秒6 34.5

 ・牡マーゴットソラーレ     23/07/16函館 稍 新馬   ⑤1⃣ 1分51秒0 36.2

 ・牡ロジルーラー       23/06/24東京 良 新馬   ④5⃣ 1分50秒0 33.5

  ロジルーラーは次走、福島・未勝利戦で1分51秒5(37.1)で勝利 

 これを過去3年の3着以内馬の前走の時計と比べてみます。

<22年>①1⃣牝ドゥーラ      22/08/06札幌 良 未勝利  ③1⃣ 1分49秒1 34.5

    ⑥2⃣牝ドゥアイズ     22/08/13札幌 良 コスモス ③2⃣ 1分50秒3 36.2

    ④3⃣牡ダイヤモンドハンズ 22/06/04中京 良 新馬   ①1⃣ 1分35秒4 34.3

<21年>①1⃣牡ジオグリフ     21/06/26東京 良 新馬   ②1⃣ 1分48秒2 33.3

    ④2⃣牡アスクワイルドモア 21/08/07函館 良 未勝利  ①1⃣ 1分50秒0 36.9

    ⑤3⃣牡トーセンヴァンノ  21/08/14札幌 良 コスモス ④1⃣ 1分49秒3 36.3

<20年>②1⃣牝ソダシ       20/07/12函館 良 新馬   ①1⃣ 1分50秒4 35.3

    ⑤2⃣牝ユーバーレーベン  20/06/14東京 不 新馬   ④1⃣ 1分52秒6 35.3

    ①3⃣牡バスラットレオン  20/07/26札幌 良 新馬   ①1⃣ 1分51秒3 33.6

 時計的には、セットアップギャンブルルームの2頭でしょうか。セットアップの前走の1分48秒台は札幌の芝1800としてはかなり優秀な時計で、同じ距離のデビュー戦から1秒5も縮めているのも好材料です。中1週と間隔が詰まっている点がどうかと思いますが、過去にも中1週で好成績を残している例がありますので、今回も逃げて上位に粘り込みそうな感じがします。もう一頭、ギャンブルルームの1分48秒台は、時計が早かった6月の阪神で出したもので、同じ日の3歳1勝クラスの勝ち時計1分46秒1とのタイム差+2秒は、全体時計として抜けて速いとは思えませんが、上がり脚の33秒台は、この日(宝塚記念の日でした)の阪神の芝のレースではこの馬だけが唯一出した時計ですので、その点は高く評価すべきと考えます。あと、血統的に、キングカメハメハの血脈をもつガイアメンテ(ドゥラメンテ産駒)とロジルーラー(ルーラーシップ産駒)にもちょっと注意しておこうかと思っています。なお、もし、セットアップが逃げ切り勝ちするようなら、この馬を新馬戦で負かした牝馬のレガレイラは相当強いということになるので、このレースとは関係ありませんが、後々のために、付記して記憶に留めておこうと思います。

 というわけで、本日もお読みいただきありがとうございました。毎日暑くて大変ですが、どうか一日無事に過ごせますよう。今日もご自愛のほどを。


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