「シエスタ競馬」なんて勝手に名前をつけましたが、先週から始まった夏の新潟競馬は、暑さ対策として5Rと6Rの間に3時間余の昼休み=シエスタを挿み、メイン競走を7Rに設定して12Rまで施行しています。この長い昼休みが、その日のレースの流れにどんな影響を与えるのか(与えないのか)、まだ2日しか経験していないので、判断材料に乏しいのは承知の上、「宮田式馬券術」が同じように適用できるのかどうか、先読みしながら対策を考えてみようと思います。
1)枠連法則
「宮田式馬券術」の基本のキの「枠連法則」については、昼休みをはさんで5Rまで(前半戦)と6R以降(後半戦)の状況が一変した印象はありません。長くなるので詳細は省きますが、日曜について言えば、前半戦で強めに出ていたのは258枠で、これが後半戦でも変わらずに強勢だったようです。しかし問題は、メインの7Rです。通常なら1勝クラスのレースが組まれるところにOPクラスの重賞レースが設定されているわけですが、普段でも中盤戦の6・7・8Rあたりはどっちつかずというか、強勢枠を読みづらい面があります。ここにメインレースを入れられてしまうと、普段の11Rのごとく、だいたいその日の流れや強勢枠が読めた段階と同じように予想するのは難しい感じがします。実際、日曜7RのアイビスSDは1着=7枠(ウラ人気)、2着=6枠、3着=8枠(ウラ人気)で決まりました。馬連、枠連ではNGで、三連馬券を買えば、前半戦の強勢枠(258枠)がやっと引っかかっているという体です。
2)枠人気法則
これも上の「枠連法則」と同様で、どっちつかずです。土曜は前半戦までは「中穴グループ」が強めに出ていましたが、6R以降(後半戦)になると、「本命グループ」が強く出始めました。翌日の日曜は、後半戦になると「中穴グループ」が少し強めに出るようになりました。メインの7Rについても、前半戦の傾向を引き継いでいると言えば引き継いでいるし、そうでもないと言えばそうでもない、というところです。
3)わたり人気
土曜は前半戦の「偶数わたり(⑧⑩⑫…人気)」を後半戦も引き継いでいました。普段でもそれほどわかりやすいかたちでは出ずに、「奇数わたり(⑨⑪⑬…人気)」と交互に行き交うことがしばしばですので、これは通常から変化なしだと思います。
その他の馬券作戦も照らし合わせる必要がありますが、おおむね前半戦と後半戦で「断絶」と言えるほどの変化はあまりないように思います。ただ、中盤の7Rにメインレースがおかれたことで、勝負資金の投入時期が早まり、その分8R以降もだらだらと勝負するとなると、ますます資金が嵩み、場合によっては浪費(散財)する危険性が高くなった感じです。だいたい9・10Rに、本来だったら6・7Rにおかれる未勝利戦をやっているわけですから、メインを外したからといって前のめりになるのはいかにも危険でしょう。運が良ければ、大きな馬券を獲れるかもしれませんが、経験的に言って、そんなにうまくはいきませんから、ねらいのレースを決めて勝負するスタンスを崩さないように心がけないと、JRAの思う壺です(笑)。
ということで、シエスタ競馬開催中のメインの7Rは過度に枠連法則や枠人気にとらわれずに予想すること、8~11Rはふだんの開催なら6~9Rあたりの未勝利・条件戦なので、様子見するか遊ぶ程度にして、勝負をするなら、流れを見切った最後の12Rに改めて資金を投入するのがよいという感じを受けます。あるいは、宮田式にこだわらるなら、新潟よりも札幌で厚く勝負した方がいいのかも知れません。
明日は日曜の重賞の追い切り情報を集めてみます。本日もお読みいただきありがとうございました。昨晩は雨が降ったせいか、久しぶりにエアコンなしで床につけました。とはいえ今日からやっと8月なので、まだまだ暑い日が続きそうです。今日も何とか無事に一日終えられますように。
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