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レース展望と回顧、馬券術について

土曜 シリウスSの展望

2023-09-28 | 予想

 昨日までスプリンターズSの検討をしてきましたが、いったん止めて、今日は土曜阪神の重賞、シリウスSを展望してみたいと思います。ここ3年は中京ダート1900mで行われてきましたが、4年ぶりに本来の阪神に戻り、距離も2000mに変更となります。出走メンバーを眺めていて驚いたのは、フェブラリーSを勝ったレモンポップが出てくることです。GⅠ馬ですから当然かもしれませんが、斤量は何と61㌔です。最軽量馬が54㌔のレースで、1頭だけ障害戦のようなハンデを背負わされて大丈夫なんでしょうかね。

シリウスステークス【2023年9月30日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

シリウスステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月30日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 通例であれば持ち時計から確認したいところですが、共通に尺度にできそうな距離が1800なので、今回は省略します(参考までに、新潟以外の競馬場で、1800ダート良・1分51秒台以上の持ち時計があるのは、ヴァンヤール、ゲンパチルシファー、サンライズホープ、トウセツ、ニューモニュメント、ハギノアレグリアス、ロードブレスです)。

 以下、近年の中京開催を除く、2010年から2019年まで阪神200ダートで施行された10年間のデータから、3着以内に入った馬の傾向を見てみます。まずは、斤量です。( )内は今回該当する馬です。

1)斤量(ハンデ)

 ・58.5㌔  1頭

 ・58㌔    3頭

 ・57.5㌔  5頭 (※なし)

 ・57㌔    3頭

 ・56.5㌔  1頭

 ・56㌔    5頭 (ヘラルドバローズ)

 ・55㌔    6頭 (サンマルレジェンド トウセツ フルヴォート)

 ・54㌔    3頭

 ・53㌔    2頭

 ・52㌔    1頭

 中位以下のハンデ馬の方が若干有利な感じです。つづいて性齢です。

2)性齢

 ・3歳=3頭  ・4歳=8頭  ・5歳=8頭  ・6歳=9頭  ・7歳=2頭

 〇牝馬 1頭  〇騸馬 1頭

 それ以前を含めても、6歳が若干多めくらいで、それほど世代差は感じません。牝馬は出走自体が極めて少ないので、ほぼ無関係でしょう。性齢は考えなくてよいと思います。

3)前走(ステップ)

 臨戦過程(前走)も押さえておきます。( )内は今回該当する馬です。

 ・平安S      4頭 (※なし 2走前:ハギノアレグリアス②2着 ヴァンヤール③3着 ゲンパチルシファー⑮6着

                カフジオクタゴン⑦7着 サンライズホープ⑨15着)

 ・エルムS     4頭 (カフジオクタゴン⑨6着 ロードブレス⑪11着)

 ・阿蘇S      4頭 (※なし)

 ・オークランドRT 3頭 (※施行条件変更)

 ・BSN賞     2頭 (アイコンテーラー⑧1着 ヴァンヤール①3着 ゲンパチルシファー⑪5着

                サンマルレジェンド③7着 ヘラルドバローズ②8着)

4)JRAの分析:同年opクラス好走馬

 JRAのデータ分析では、過去10年で上位3着以内に入った馬は、今年のJRAのダートopクラス以上のレースで3着以内に好走しているという指摘があります。特に重賞競走で3着以内だった馬の成績は3・4・4・15で、複勝率42.3%だそうです。データ分析:シリウスステークス 今週の注目レース JRA

 今回該当するのは、

 アイコンテーラー:(8月)BSN賞1着。

 ・ヴァンヤール:(4月)GⅢアンタレスS2着ほか、opクラス4連続3着以内。

 ・ニューモニュメント:(1月)ポルックスS1着。

 ・ハギノアレグリアス:(1月)GⅡ東海S2着 (5月)GⅢ平安S2着。

 ・ヘラルドバローズ:(2月)仁川S2着 (6月)スレイプニルS2着

 ・レモンポップ:(1月)GⅡ根岸S1着 (2月)GⅠフェブラリーS1着

です。最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

5)宮田式バイオリズム

 ・ヴァンヤール        5・5・3・7

 ・カフジオクタゴン      4・2・2・7

 ・クリノドラゴン       5・3・5・16

 ・フルヴォート        4・4・1・5

 

 レモンポップは長距離レースでの可能性を探りたいのかも知れませんが、さすがに61㌔は厳しい感じがします。個人的には、比較的ハンデが重い方からはヴァンヤールを、軽い方からはフルヴォートを抜擢したいと思います。堅く収まるなら、前者中心でいいと思いますが、大荒れの展開が見込まれるならば、後者も少し気にしてよい馬です。後者のフルヴォートは、8月に小倉1700ダート薩摩Sを勝って、まだop入りしたばかりで、1400を中心に使われてきて、距離不安がありますが、前走を見ると、流れがこの馬に向いたとはいえ、直線で迫って来たロコポルティを最後まで抜かせませんでしたし、3着以下にはわりと差をつけましたので、3㌔軽くなった今回の55㌔のハンデならば、距離を克服して何とか粘ってくれるのではと期待します。たぶん人気にならないと思いますが、3歳時には、端午Sで1人気に推された馬ですんで、距離さえもてば、相応の能力はあると思います。

 スプリンターズSの調教情報もぼちぼち入ってきていますので、明日は各馬の調教具合をチェックしてみたいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今日の関東地方は暑さがぶりかえすそうですので、どうぞ一日お気をつけください。


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