その時々のイメージの画紙の「エスキースたち」。
そうなんです。 いろんな想いを持ちながらの日々を、 これだけ長い期間描き続けられたのも「ただ感謝」の気持ちばかりです。
作品にも展開出来なかった、 ほんのチョットした「紙片」が、その時々の 心の移ろいの形の具体的「見える図片」なでしょうね。 それでも今の作品に、こんな構成の一部が見えることが良くあるのです。
インクを流しながら、オートマティックに混ざり合う混色のの面白さ。 スチレン版を使って、容易に出来る「スチレン版画」も随分作り続けました。
ふと、自分の遠い夢を記録したのでしょうか? 何となく淋しくて、それでいて、詩情が手に捕れるようなこんな絵も「いいな」と自賛して、残して置いた小さな「紙片」です。
sketchは、今でも描き続けていますが、いくらか今よりも力強く、自身には映ってきます。
懐かしさよりも、残された時間で、さらに「積み重ねていきたい」と心を引き締めて呉れる作業達でもあります。 まさに「絵描き馬鹿」毎日を続けています。