1898年にロシアで誕生したユダヤ人。 ロシヤでもユダヤ人迫害の緊迫した中で幼少を過ごしたイラストレーターです。
シャーンの父は、反帝国主義の政治活動家としてシベリアに送られたこともあって、母とともに祖父母のもとに預けられて、祖父母に育てられることになったのです。
子供は、社会の流れの中で培われるものが当然違ってきます。
私たちは、戦後の混乱の中で育ったこともあってでしょうか、ことさらこのペンシャーンのillustrationに強く惹かれたものでした。
・繊細な線の集積が輪郭をつくる「自画像」などは、まさにシャーンでなければ曳けない線でしょうね。
・縦横無尽に駆け抜けたアーティスト人生でもありました。
・写真を撮ったり、写真を使ったり。
・ポスターを作り。 ・絵本を作り。
「芸術新潮」2月号の特集です。 最近の「芸術新潮」はどの号でも特集が素敵ですね。
タイムリーなテーマでもあるのです。
教室の忘年会は、「イタリアン料理」でささやかに有志だけで楽しみました。
ささやかな納会でしたが、一年経つといろいろあるのですね。 今年もいろんな話が出ました。
頑張って来年も描いて行こうとの話に終始しましたが、台頭してくる若い?人たちに負けてはおれません。 そんな声に、平凡でも好い思い入れですね、と喝を入れたのです。
来年が楽しみです。
自作品を1点。
更に1点。 20号。
久留米だったか石橋美術館が沢山所蔵されていて、行ったとき
ごっそりポストカードを買ってきましたが、ほとんど使ってしまいました。
ブランコしている表紙の画集を持っています。
絵本と・・・
ペンシャーンの線は、抑圧された生活の中から、解放を勝ち取る所作として生まれたものなのでしょうかね。
線には、それぞれの作家の生活が如実に反映されるように思います。
私などのように気儘な生活者は、なんとなく「見栄え」のようなものに振り回されてしまっています。 とは言え、ペンシャーンや、線も大好きですし、「線」自身に、「貫こうとする心意気」すら感じてしまうのです。
立った一本の線で、ペンシャーンだと解りますもの。