先日も3歳児を対象に保育士3人と調整しながら、3歳児の「発達段階」を確かめる、紀要同政策を進めました。
この時期の「獲得条件」を点検する意味もありました。 社会性はまだ十分に獲得できない段階ですので、「わたし」「ぼく」と「君」の関係から、「みんな」の意識が生まれつつあります。
私と僕が、常にお山の大将に成りたい過程へ、徐々に入って行くのです。
対象物は、「描画」がきっちりできましたので、今回は、周りの色だけを塗り込みました。 色の好みも、性差の違いもほとんど醸成していませんが、綺麗な色を周りにだけ塗り込みして見ようということにしたのです。
「よーし」「よく出来た」と掛け声をかけると、純真な笑顔と、みんなが手を上げて喜んだのです。
子どもの指導は、絵を巧く描くことなどに力してはいけません。誰もが同じように着実に一つずつ、恩物表現を混ぜ合せながら「アグレゲイト」と言う展開に入って行くことを、きっちり確認する機会としました。