時々購入する雑誌です。 永年、作句を続けたり、いろんな俳誌に投句したり、誌友どころかもっと関わりを深めたこともある世界です。
何人かの「俳人」の句集の装丁やレイアウトも引き受けました。
現代俳句協会の全国大会の封筒やチラシなどのillustrationやデザインまでをやらせて戴いた事もあったのです。 句碑の建立にも関わるほど親しくして頂いた俳人も何人か。
そんなこともあってこの「俳句」誌は、毎年 年鑑を購入するほど身近な雑誌でもあります。
創刊60周年記念特大号は360ページを超える大冊になっています。
100俳人の代表句が「作句信条」とともに掲載されています。 何よりもの読み物は、「平成の蛇笏賞作家たち」と46回蛇笏賞の「渋谷道 作句集成」」です。 角川春樹も大好きな俳人ですが、今回は掲載されていません。 入獄時の67句が印象深く、今も「檻」句集を大切にしています。
短詩の中でも一番短い詩形の俳句は、殊のほか言葉・語に思い入れが深く、表現の妙を言葉の上で磨き上げているなと感心してしまいます。 さしづめ受賞者を紹介する身近な撰者が、受賞者の紹介を「句」を選ぶ中で短文に纏めています。 どの文章も正に推敲された名文としか言いようがないほど研ぎ澄まされた、含蓄のある表現を競っているのです。好きな俳人「津田清子」「佐藤鬼房」など・・。 広告に出ている現俳協の今年の大会の選者の中には、親しい俳人、若森京子、瀬戸美代子、諸角せつ子なども名を連ねていて、懐かしさも身近なものになりました。 中でも、諸角の句集を2-3日前古書店で購入していたことや瀬戸の葉書が同じ頃に届いた事など、俳句への回帰を促す前ブレかも・・、などと深読みしています。
さて昨日の制作はM100号の地張りと、F10号の「油彩・花」が、少し進んだと云うところです。