2時間ばかりの制作で、さらに整理が出来なくなって来たようです。
この空間構成が、逆にわたしを刺激して来ます。
画肌が「雑」なのでしょうか。
こんな空疎な整理の効かない画面に、逆に新鮮さを見るのです。
間もなく筆を止めなければと。 何となくこの作業の終了が見えて来たようです。
さて「BIG LOBO おおや村」の続きを掲載します。
会場入り口の門番は「フォークアートの里」のイメージを案内モニュメントにして木彫りの大像が努めています。
数人がかりの共同制作のようですが、いつもの「但馬の木彫」の匂いが強く出ていて素敵です。
広い体育館の躯体の中に設えられたブース一杯に、若い作家の木彫作品が、新しいスタイルのインスタレーションで、素晴らしい空間を醸し出しています。
もうひとつのブースには、版画が整然と並べているのにも吃驚です。
エントランスとブースのあいだの廊下の突き当たりに、先年逝去された石田さんの木のオブジェが置かれています。
ちょうどルーブルで「ミロのビーナス」が置かれているように・・。
広い会場内の松田さんの作品を真正面から。
大作ですから目の前一杯に整然と組まれた「木組み」の意図的では無い構成が、存在の重さを伝えてくれますね。
見ごたえのある展観です。
遠いですよ。 R9号線から車で40分位「氷の山」目がけて駈けるのですから・・。