女性専用車両反対派や痴漢冤罪厨は、いつになったら『男の敵は“男社会”』だと気がつくのか?

女を叩いても、長時間労働や男らしさの押し付け問題は解決しない。悪因は男性主体の競争社会。管理職の9割は勝ち組男。

男さん「司法は女に甘い、女ってだけで許される」「女の死刑囚はなかなか執行されない」

2018-06-16 20:43:32 | ミソジニーや女性差別主義者とは

前前記事にも書きましたが、死刑囚について触れます。

タイトルの「男さん」とは、セクシスト、ミソジニスト、アンチフェミのことです。


セクシスト、ミソジニストがネットで広めている多数のデマのうちの1つに、「女の死刑囚はなかなか執行されない」というのがありますが…

男の確定死刑囚にも病死が28人おり、多数が再審請求しているため、執行が食い止められている。

(最近、再審請求中であっても執行されるようになったが。)


2018年6月16日現在(死刑確定囚リストより

【確定死刑囚男女数】

男 117人

女 7人


「女が執行を遅らせられているか否か」以前に、男女数に差がありすぎる。

正常な思考と理性を持った者であれば、「女は優遇され~」とかじゃなく、

この犯罪実行者男女差のほうをジェンダー問題や生物学的な『性差』をテーマとして話題にするだろうね。

「女はなかなか死刑執行されない」ばかり言うのは、それを言えば着眼点を他にそらすことができる(かも)という男Haaaaaanらの苦肉の策だろうね…

 

死刑囚リストから、既に死亡した女性確定死刑囚は…

●日高信子(死因:執行)

●諸橋昭江(死因:病死)

●連合赤軍の永田洋子(死因:病死)

●江藤幸子(死因:執行)しかも再審請求準備中に。

●吉田純子(死因:執行)2016年3月25日、最近執行されている。

 

…女でも普通に死刑執行されていると思うのだが…

 

死刑囚が男70%、女30%くらいにならないと、女死刑囚に対して執行が遅らせられているかどうかは永遠にわからないと思う。

 

前前記事でも言ったが、「女の犯罪者、殺人犯、サイコパスは山ほどいるんですよ!」という適当なデマ書き込み…

=“データでは男のほうが多いですけど、実は、女のほうが頭がおかしいのが多いんですよ!女のほうが感情的なんですよ!女のほうが男よりも劣ってるんですよ!”

…男社会・男の既得権保持のために、デマを言いふらしてるだけだろうね…


女人禁制の月経不浄説、および、「女の神はすぐに嫉妬をする=女は神ですら感情的だ」伝承もそう。「女は劣っている、月経がある女は自己嫌悪すべき、月経に羞恥心を持て!男より三歩下がって恐縮な感じでいろ!」と代々私たちの脳にインプットさせるためだろうね。月経に自己嫌悪を持たせると、女性は月経のことで男にわずらわしさを与えたくないと、月経について隠すようになり、男にとっては、気遣いや厄介ごとも減り一挙両得。いやはや、男さん社会はすごいねえ。


驚くことに、「女は感情的」という言葉(噂・デマ)…聞かされすぎて信じている若い子がいる。リアルでも遭遇することがある。

私が、「ではなぜ、暴力的犯罪者は男の方が多いのか?自分の欲望が第一優先で、すぐに他者に暴力をふるうのか?すぐに人を殺せるのか?人に性的暴行を加えられるのか?集団で性的暴行ができるのか?それで、感情がコントロールできているといえるのか?暴力団はなぜ男ばかりなのか?たとえ、それをやっているのが、男性の一部であったとしても、それを実行する者がもっと女性が多くて良くないか?女性が生理でイライラしたからと、駅や街中で人にからんだりしているのを見たことがあるか?」と言うと、

「そうですよね…なんでそんな噂を信じてたんだろう?」と、ハッとした顔をする子もいる。


「女性が理数系やメカ、車の運転が不得意」というデマ…実際は男のほうがずっと交通事故を起こしている。

法務省 平成28年度犯罪白書より 


では、もしも、本当に男のほうが空間認識能力が高かったとする。

なのに、どうして男性のほうがこんなに事故るのか?

男性には自分を過信してしまうタイプが多いのではないか?と、私は思ったりもする。

それは、社会的性(ジェンダー・男らしさ)が関係してるんだろう。

俺は男だ!行動が大胆不敵なくらいが男らしいんだ!これくらいの行為は許されるんだ!」という。

 

【追記】

男のほうが犯罪者がずっと多い!(事実)に並び、なぜかあまり指摘されないのは『女性の色彩認識能力の高さ』。

色の見え方に男女差!男は7色、女は29色で見えている

ただ、女性の色彩認識能力の高さを言うと、次は、

「女性は子供を産む性だからだ」からの~「やはり家事育児は全て女がやるべき」に繋げていく男さんたちがいるのが痛い。

それで専業主婦になろうものなら、次に男さんは「女は寄生虫!」「女は働かなくてすむから女性優遇社会ダー」である。“男は論理的”(笑)

無論、個々の努力で埋め合わせはできるし、色彩認識能力に長けた男性も存在すると思うので、

私がここで言いたいのは、「男は劣っているのだから、あらゆる職業から排除せよ!あらゆる職業は男子禁制だ!」ではない。

そんなことを言い出したら、この男社会のミソジニストやセクシストと同類になってしまう。


【追記2】

このブログ管理人の私は死刑廃止派です。「死刑囚は男ばっかりだ!こりゃちょうどいいや!男は世の中に迷惑かけてばっかりだ!みんな死刑になって死ねええええ!」…ではありません。

ただ…フェミニストの方々の中で、強く、男性加害者に厳罰や死刑を望む気持ちは、彼女たちがその身に受けた苦労、性暴力、性差別等を考えれば、理解できます。

反省させる意味もあり、刑罰は存在すべきだとは思いますが、死刑は存在すべきとは思いません。また、更生プログラム、性依存症の治療そして、再犯防止のための社会の受け皿。社会全体で考えなければいけないと思っています。それは刑罰だけでは解決できない。

ふと思ったんですが…もしも、うちの国の死刑囚が7割以上が女だったら、ミソジニスト・アンチフェミは「司法判断は正しい!死刑制度大賛成!どんどん殺せ!この世に冤罪なんてありません!」とネットにせっせと書き込んでいたんだろうなあ。



 

 



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