今年最後のエントリーを何にしようかなぁって前から思っていて
31番の応援ブログではありますが、うーん、やはり今年はこれかな、と。
+++++++++++++
2010年。
ジャイアンツにとってもファンにとっても最も大きな事件でした。
木村コーチの突然の死。
私にとってタクさんといえば、
かのSM○Pのキムタクさんと同姓同名（漢字は違うけど）のせいか
スポーツニュースでもなんでも「キムラタクヤ」「キムラタクヤ」と
連呼されていた「広島の選手」なイメージが強いです。
決して派手ではないけれど、堅実で、まじめで、素朴で、器用。
そんな印象。
（実は「器用」なのではなく「血のにじむ努力」だったんですけどね）
縁あってジャイアンツの一員になってからは暗黒時代を支えてくれ
2007年、2008年、2009年と脇谷の前のセカンド&マツの前の2番打者
として活躍していましたが、私が特に印象に残っているのは2つ。
1個目は、2008年のSB戦。
9回に大道さんがHRを打って、同点に追いついて延長に持ち込み
12回にタクさんが逆転のサヨナラヒットを打った試合です。
大道さんタクさんという「職人二人」が紡ぎ出したなんともドラマティックな試合でした。
そして、2つ目は皆さんご存知の2009年9月4日ヤクルト戦です。
確かこの日はグライだったので鶴岡がスタメンマスク&シンノスケが1塁でした。
そして替わったカトケンがまさかの頭部死球。
実は、私は球場にいたのですがタクさんがプロテクタを付けて現れたときは、
球場は「え？誰？？」「あれ？ひょっとして・・」「キムタク？」「マジで？？」と口々に語り始め
「キャッチャー、加藤に代わりまして木村」とアナウンスが入ったときは
「うおーーーーーーっ！！」と大歓声でした。
その後も1球投げるごとに大歓声（笑）
しかもサイン出してるし(笑）
12回の表、攻撃を終え戻ってくるタクさんをベンチから飛び出した原さんが
大喜びで迎えたのが本当に印象に残っています。
引退セレモニーも球場で見ていました。
私は「正直、引退は早すぎるよなぁ」って思いました。
大道さんも現役続行だし、まだまだ内野の中心にいて欲しいな、と。
それでも、コーチになる、という人生の選択をし「パパ頑張ったよ」と
声を絞り出すタクさんに涙をしました。
そしてコーチとして84番を背負いスタートした2010年シーズン。
2010年4月2日、あの日がやってきます。
奇しくも古巣広島のホーム球場・Zoomスタで練習中突然倒れたタクさん。
正直、あの日のことは今も思い出すだけで胸が苦しくなります。
そして鼻の奥がツンとします。
私はあの日から、毎日、毎日
「タクさんなら、絶対、戻ってくる。そしてあのいつもの笑顔で
冗談交じりに『いや～あの時は死ぬかと思ったよ(笑）』って言うはずだ」
って思いながら祈っていました。
そしてら「タクさん、冗談キツいよ～（苦笑）」って言ってやろうと。
でも、そんなチームの、ファンの願いは届かず4/7に帰らぬ人になってしまいました。
その日の阪神戦ではガッツのタクさんにささげる決勝打でチームは勝利。
我らが松本哲也もスーパーダイビングキャッチを見せました。
そして彼は「タクさんが捕らせてくれたのかもしれない」とコメントしました。
24日の追悼試合では
タクさんの番号を背負った息子さんが素晴らしい始球式。
そして同期の谷さんが劇的なグランドスラム。
涙のヒロインにもらい泣きしました。
そして1年、球場に足を運んでは1-9でタクさんの応援歌を歌い
誰かがエラーすれば「あぁん！タクさんだったら！！」と思い
CSでハヤトが欠場すれば「あぁん！タクさんがいれば！！」と思い
シーズンを過ごしてきました。
実は、今年、当ブログではなるべく「タクさんのために」という事は
書いたりしないできました。
それはなんとなく、自分の中でも「タクさんのいない事実」を
消化できていないせいだったのかもしれません。
もちろん、今でも消化できていない自分がいます。
でも、この2010年が終わろうとする中で、木村拓也というプレイヤーについて
きちんと、書いておこう、書いておくべきだ、と思いこのようなエントリーをしました。
天国にいるタクさん。
きっと天国でも、大好きな野球をやっているでしょうね。
それとも、野球の神様と一緒に、野球観戦しているでしょうか？
今年は優勝は叶わなかったけど、
タクさんの後を継いだ2塁手脇谷が頑張りました。
タクさんの後を継いだ2番打者マツは（ちょっとは）頑張りました(笑）
タクさんの後を継ごうとユーティリティプレイヤー目指して寺内が頑張ってます。
来年も、その後も、タクさんのスピリットを継いだ選手達を見守ってください。
選手、コーチ、フロント、ファン・・・野球にかかわる全ての人たちは
あなたと夢を共にしているのですから。
++++++++++
ちょっと湿っぽいエントリーになってしまいましたが、
このエントリーを持って2010年シーズンの更新を終わりとさせていただきます。
皆さん、1年間、応援・観戦、お疲れ様でした。
当ブログに足を運んでいただき、駄文に付き合っていただき大変感謝いたします。
残り一日、よい年を！
そして来年もよろしければ、遊びに来てくださるとうれしいです。
2010.12.31 ジュン拝
31番の応援ブログではありますが、うーん、やはり今年はこれかな、と。
+++++++++++++
2010年。
ジャイアンツにとってもファンにとっても最も大きな事件でした。
木村コーチの突然の死。
私にとってタクさんといえば、
かのSM○Pのキムタクさんと同姓同名（漢字は違うけど）のせいか
スポーツニュースでもなんでも「キムラタクヤ」「キムラタクヤ」と
連呼されていた「広島の選手」なイメージが強いです。
決して派手ではないけれど、堅実で、まじめで、素朴で、器用。
そんな印象。
（実は「器用」なのではなく「血のにじむ努力」だったんですけどね）
縁あってジャイアンツの一員になってからは暗黒時代を支えてくれ
2007年、2008年、2009年と脇谷の前のセカンド&マツの前の2番打者
として活躍していましたが、私が特に印象に残っているのは2つ。
1個目は、2008年のSB戦。
9回に大道さんがHRを打って、同点に追いついて延長に持ち込み
12回にタクさんが逆転のサヨナラヒットを打った試合です。
大道さんタクさんという「職人二人」が紡ぎ出したなんともドラマティックな試合でした。
そして、2つ目は皆さんご存知の2009年9月4日ヤクルト戦です。
確かこの日はグライだったので鶴岡がスタメンマスク&シンノスケが1塁でした。
そして替わったカトケンがまさかの頭部死球。
実は、私は球場にいたのですがタクさんがプロテクタを付けて現れたときは、
球場は「え？誰？？」「あれ？ひょっとして・・」「キムタク？」「マジで？？」と口々に語り始め
「キャッチャー、加藤に代わりまして木村」とアナウンスが入ったときは
「うおーーーーーーっ！！」と大歓声でした。
その後も1球投げるごとに大歓声（笑）
しかもサイン出してるし(笑）
12回の表、攻撃を終え戻ってくるタクさんをベンチから飛び出した原さんが
大喜びで迎えたのが本当に印象に残っています。
引退セレモニーも球場で見ていました。
私は「正直、引退は早すぎるよなぁ」って思いました。
大道さんも現役続行だし、まだまだ内野の中心にいて欲しいな、と。
それでも、コーチになる、という人生の選択をし「パパ頑張ったよ」と
声を絞り出すタクさんに涙をしました。
そしてコーチとして84番を背負いスタートした2010年シーズン。
2010年4月2日、あの日がやってきます。
奇しくも古巣広島のホーム球場・Zoomスタで練習中突然倒れたタクさん。
正直、あの日のことは今も思い出すだけで胸が苦しくなります。
そして鼻の奥がツンとします。
私はあの日から、毎日、毎日
「タクさんなら、絶対、戻ってくる。そしてあのいつもの笑顔で
冗談交じりに『いや～あの時は死ぬかと思ったよ(笑）』って言うはずだ」
って思いながら祈っていました。
そしてら「タクさん、冗談キツいよ～（苦笑）」って言ってやろうと。
でも、そんなチームの、ファンの願いは届かず4/7に帰らぬ人になってしまいました。
その日の阪神戦ではガッツのタクさんにささげる決勝打でチームは勝利。
我らが松本哲也もスーパーダイビングキャッチを見せました。
そして彼は「タクさんが捕らせてくれたのかもしれない」とコメントしました。
24日の追悼試合では
タクさんの番号を背負った息子さんが素晴らしい始球式。
そして同期の谷さんが劇的なグランドスラム。
涙のヒロインにもらい泣きしました。
そして1年、球場に足を運んでは1-9でタクさんの応援歌を歌い
誰かがエラーすれば「あぁん！タクさんだったら！！」と思い
CSでハヤトが欠場すれば「あぁん！タクさんがいれば！！」と思い
シーズンを過ごしてきました。
実は、今年、当ブログではなるべく「タクさんのために」という事は
書いたりしないできました。
それはなんとなく、自分の中でも「タクさんのいない事実」を
消化できていないせいだったのかもしれません。
もちろん、今でも消化できていない自分がいます。
でも、この2010年が終わろうとする中で、木村拓也というプレイヤーについて
きちんと、書いておこう、書いておくべきだ、と思いこのようなエントリーをしました。
天国にいるタクさん。
きっと天国でも、大好きな野球をやっているでしょうね。
それとも、野球の神様と一緒に、野球観戦しているでしょうか？
今年は優勝は叶わなかったけど、
タクさんの後を継いだ2塁手脇谷が頑張りました。
タクさんの後を継いだ2番打者マツは（ちょっとは）頑張りました(笑）
タクさんの後を継ごうとユーティリティプレイヤー目指して寺内が頑張ってます。
来年も、その後も、タクさんのスピリットを継いだ選手達を見守ってください。
選手、コーチ、フロント、ファン・・・野球にかかわる全ての人たちは
あなたと夢を共にしているのですから。
++++++++++
ちょっと湿っぽいエントリーになってしまいましたが、
このエントリーを持って2010年シーズンの更新を終わりとさせていただきます。
皆さん、1年間、応援・観戦、お疲れ様でした。
当ブログに足を運んでいただき、駄文に付き合っていただき大変感謝いたします。
残り一日、よい年を！
そして来年もよろしければ、遊びに来てくださるとうれしいです。
2010.12.31 ジュン拝
