背番号31 ~松本哲也応援ブログ~

読売巨人軍・松本哲也君を心底応援するブログです

31番・松本哲也①

2010-12-12 | 個人コラム的なもの
さて、皆さんお持ちかね(?)のこの人です。

…っていうかまぁ、彼に関しては今更なんですがね。
(でも①かよ!)

なので、ほかの人とはちょっと趣向を変えて
以前にコラム的なものを書いたときにはシーズン当初だったので
シーズン終わって今年度の総括的に書ければと思います。

++++++++++++++

さて、2009年、誰もが予想しない活躍で
前年ほぼ固定したかと思われた「センター鈴木」からレギュラーを奪取。
規定打席にわずかに足りないものの、新人王も受賞、チームも優勝、という最高の1年をすごした松本。

とはいえ、元々2枠しかない外野枠に
「怪我の治ったヨシノブ」「後半調子を上げてきた谷」「大型新人長野」も加わって
2010年は更なる競争激化が予想され、
彼にとって「レギュラー固定の勝負の年」だったはずのこの2010年シーズン。

オープン戦ではもうどうしようかと思っちゃうくらいヤバかったですが(笑)
開幕直後からは「正直考えられないほど好調」に走り出す、松本。
しかし、好調故の無理がたたったのか、4月の終わりに怪我して離脱。
全治2週間と見られた怪我は思った以上に長引き結局2ヶ月もの期間離脱。
7月に戻ってきたものの、バッティングの調子を戻すことなく、
そのうち左腕の先発時にはスタメン落ち、終盤はほぼベンチスタートとなってしまいました。

シーズンが終わってみれば
チームにとっても彼にとっても「不本意な一年」だったのではないかと思います。

ちなみに2010年の数字はこんな感じ。
(カッコ内は前年度)

打率 .2870(.293)
試合数  94(129)
打数 317(372)
安打数 91(109)
出塁率 .331(.338)
盗塁 17(16)
失策 1(2)

月間打率で見てみますとこんな感じ
(カッコ内は打数-安打数)

4月 .4227(97-41)
7月 .2078(77-16)
8月 .2319(69-16)
9月 .2647(68-18)
10月 .000(6-0)

このデータを見てわかるよう、怪我前の.4227に比べ、怪我後は.2273と
ぶっちゃけ某9番を笑えねー感じです。

まぁ、怪我前の.4227はこりゃ確かに出来すぎの数字でこんなん続くことはありえないんですが
それにしても怪我後がちょっとひどすぎる。上位打線でコレはありえません。

理由は、怪我による長期離脱で試合勘(実戦勘)が狂ってしまったことと、
ボディバランスの崩れや筋力が落ちたことによるスイングスピードの落下によって
今まで対応(ミート)できていた球でも空振りやファウルになってしまったこと。
更に彼自身もその状況に焦りを感じるあまり、「なんとかしなきゃ」な思いが
逆に空回ってしまう状態になってしまったこと。

彼の復帰後の打席を見ていて、みなさんは
「あれー?ずいぶん淡白になったなぁ」と思ったりしたことはなかったでしょうか?

昨年は「松本は追い込まれてから」との言葉もあるとおり(すみません、今私が作りました)
2ストライク、または2-3になってからの「簡単にアウトにならない打席」が多かったのですが
今年はやたら早打ちしたり、もともと選球眼よくないのにボール球にも手を出しちゃったりして、
カウントを整えられ→三振or引っ掛けさせられて2ゴロってパターンがかなり多かったです。

それは数字にも表れていて去年は確か4割くらいあった2-3からの打率が
今年は33打席で、ヒットがたった7本です(.212)
しかもヒットの半分は早いカウントで打ったもので(0-0からの打席33打席でヒットは15本(.455))
数字だけ見ちゃうと「早打ち派」と取れる数字ですよね。

これは「2番バッター」としてはちょっといまいちな数字。
ただでさえ、巨人は1番が早打ち傾向にありますので、サカマツ2人して早打ちしちゃうと
あっという間に2アウトランナーなしでクリーンナップに回ってきちゃいます。
2番という打順を考えた上での仕事をすること、これも来年の課題です。

あと、今年はヒットコースを押さえた前進守備でうまく守られていた印象もあります。
(それが2ゴロ量産に繋がるわけですが・・・・(^^;))
2番、つなぐバッティング、というとどうしても転がすことを重要視されがちですが
もうちょっと右方向に強い打球を飛ばせたり外野前に落としたりできれば
守備の狙いも分散します。
極端な前進守備をさせないようなパワーは欲しいところですね。
HRを狙う必要は全くありませんがね・・・(^^;

ファンフェスで水野さんとの対談が放送されていましたが
「川相さんが現役だった頃、どんなにバントシフトしても絶対に成功させられてしまうので
 とうとう相手は前進守備をしなくなった(=バントシフトを敷かなくなった)
 そうなるともう、こっち(川相さん)の勝ちだよね」
という話があったときに目を丸くしていたマツさんw
中々その域に行くのは難しいけど
考えようによっては彼にとっては彼用のシフトを越えるという事は絶対に必要です。

壁は高く厚いですが、彼ならきっとやってくれるでしょう。
うーん、語りつくせねぇ(笑)
ちょっと長くなってしまったので、後半に続きます。

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